日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/09/10 00:51:39
こんばんは!10日(金)は北日本から西日本で晴れる所が多い見込みです。
午後は西日本で次第に雲が広がり、雨の降る所がありそうです。
南西諸島も晴れますが、一部でにわか雨があるでしょう。
訪れるのは朱鷺(トキ)が舞う佐渡島(さどがしま)の金北山(きんぽくさん)。
緑輝く夏山を楽しみます。
美しい
ブナ林
生命が
輝く季節
佐渡島を一望
山頂の絶景
佐渡島 巨樹と花々の山
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金北山
新潟市の沖合、30kmにある佐渡島。
その最高峰が標高1172mの金北山です。
〇金北山(1172m)
〇真言宗 神峯山
大慶寺(たいけいじ)
山の麓にある大慶寺、鎌倉時代に創建されたといわれています。
実は今回のガイドはこの寺の僧侶。
僧侶さん「おはようございます」
〇副住職・トレッキングガイド 近藤慶太さん
「私がガイドの近藤です。
え~、ここで副住職を務めておりますが、時々ガイドもしております」
この時期の見どころを教えてください。
「花と、え~、ブナ林。
木立も綺麗ですし、え~、葉っぱも生き生きしていて、とても綺麗ですよ」
「地元の人でも来ないぐらい、みんな知らないんじゃないかなっていうぐらいの
取って置きの場所です」
え~、どうして取って置きなんだろう?
「あっ、見つけましたよ~、沢蟹がちょっと小っちゃいんですけど」
この蟹、体長1cm程。
〇サワガニ
「沢蟹は沢で一生の生活をしますね、綺麗な沢にしか生息していません」
「カエルがいましたよ」
〇ヤマアカガエル
見つけたのはヤマアカガエル。
「ほら、結構嬉しいっですねぇ、エヘヘへ」
足が長~い。
「そうですねぇ、可愛いですよ」
〇クロサンショウウオ
さらにクロサンショウウオも発見。
体長は13cm程、ほんとに色んな生き物がいるんですね~。
再び登山道へ。
「あっ、ちょっと面白いものを見つけましたよ。
え~と、こちらにあるんですけど、
これはちょっと種類は分からないんですけれど、鳥の巣ですね」
え~。
巣立った後ならでも、卵が外に落ちたりするんですけど、落ちてないんで、
もしかしたら作りかけだったりするかもしれないですね」
木の枝や苔、羽毛、蜘蛛の糸など、拾い集めてきた
様々な材料が使われています。
「森って凄いですよね、人間の手の指がある訳じゃないですから、
こんなに緻密な物を手とか嘴(くちばし)で作るんですからね~」
ほんとに。
どんな鳥が作ったのか、親の顔が見てみたい。
「あはははは、そうですね、鳥見てみたいですね」
ここで山旅スケッチ。
<山旅スケッチ> 天然杉の島
〇大佐渡石名(おおさといしな)天然杉
佐渡島は天然杉の島とも呼ばれています。
〇総面積 500ha
総面積は500ヘクタール。
「ちょっとこれ見てください」
わぁ~、随分変わった形ですね~。
「そうですね~、根元を見てもらうとちょっと面白いんですけど、
元々これが一本だったのか、まぁ別々の木が、え~、くっ付いたのか、
ちょっと分からないんですけど、立派な木が4本生えてますよね~」
〇四天王杉
「これが家族杉ですね~」
〇家族杉
人目を惹く巨木は数あまた。
〇象牙杉
こちらは象の牙のように枝を伸ばす象牙杉。
〇羽衣杉
羽衣杉は天女が羽衣をかけて置いたような長~い枝が特徴。
〇トレッキングガイド 近藤慶太さん
「ここの天然杉は大佐渡山脈の北西の斜面に、
え~、生えているんですけど、周り日本海に囲まれていますね。
その空気が、え~、山の斜面を上がって来ると冷やされるものですから、
この辺り、一年中霧に覆われることが多いですね。
その環境が、え~、杉にとってとてもいい環境なんですね」
この天然杉の森が今まで残ったのは
標高800mを超える人里離れた山奥にあったこと。
さらに薪や炭などの燃料に向かなかったことが理由だと考えられています。
今、天然杉の森は島の豊かな自然の象徴になっています。
登り始めて1時間半
佐渡島で見られるのは杉ばかりではありません。
「ちょっとこれ見てください」
ん?何の木ですか?
「これブナの木です」
〇ブナ
太くて立派なブナの巨木、高さ15m以上はありそう。
「栗ヶ沢登山道で見られる一番大きなブナの木になります。
ここから先がブナの森になります」
金北山って杉だけじゃなくてブナも多いんですか?
「そうですね、栗ヶ沢登山口は金北山の登山口の中でも
一番ブナが多いルートになりますね」
へぇ~。
わっ、段々急になってきた。
「ゆっくり上がりましょう」
「さぁどうですか?
え~と、ここからがずうっとブナの林が続きますね。
とっても綺麗な木立ちですよね~」
ほんとですね~。
「やっぱりブナって木と木の間が広いものですから、
空間が開けて感じますよね~」
うん、ほんとに、素敵な空間ですねぇ。
「ちょっとこの木を見てください。
まぁ、ちょっとブナらしくないかもしれないですけど、
僕が一番大好きなブナですね」
近藤さん、お気に入りのポイントが、クネクネした枝。
「この枝の感じなんか特に僕が好きな感じですね。
この木はこう生きてる間に数多く下に下がって上に上がって、下に下がって、
上に上がってっていうように、何とか何とか生きよう生きようと弱々しくても、
曲がりながらでも、だけど頑張ってるっていうそんな感じがするんです。
人間もどうしても真っ直ぐ真っ直ぐっていう人生っていうのは
中々進めませんから、まぁ弱くたって
まぁ少し曲がってたって別にそれはそれでいいんじゃないかなって
気になるんですね。
この木を見ると皆わなきゃなぁってところが沢山ありますね。
まぁ簡単にいうと僕みたいなもんですよ」
ようやく森を抜けた。
今回は森を抜けました所で終了と致します。
次回は岩、湾そして植物の紹介から始めます。
実はルートの説明から抜けてしまいましたところがありますので、
そこから始め、それから岩、湾、植物の紹介のところにつなげます。
分かりにくいかもしれませんがご了承をください。
ももさん、どうもお疲れ様です。
なるほど~、臥竜梅という竜のような幹があるのですね。
滝登りのようで、縁起がよろしいブナなのかもしれませんね。
次回の日本百名山は記載する順番を間違えましたので、
ご了承くださいませ。
臥竜梅ですw竜みたいな幹ですよ(*^^*)