Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③   


こんばんは!24日(金)は北海道や東北日本海側から北陸では

雲が広がりやすく、午前中を中心に雨の降る所が多いでしょう。
所により雷を伴った激しい雨の降る見込みです。
その他の地域は晴れる所が多くなるでしょう。
東シナ海で台風15号が発生し、マリアナ諸島の熱帯低気圧も
発達する見込みです。最新の情報入手に務めてください。

緑輝く
 山のふところへ
森を彩る夏の花
祈りの道をたどり
天空の岩場を登る
息をのむ絶景

               神の領域をゆく
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                八海山

〇木村和也さん

10年前、東京から故郷新潟にUターンした木村和也さん。
八海山の麓に広がる魚沼盆地で米作りをしながら、
登山のフリーペーパーを編集。
初心者でも楽しめる山の情報を幅広く発信しています。

*撮影:8月上旬

前回は不動岳まで行き、凄い鎖場のある所までの紹介でした。
鎖場の下り方を木村さんに教えていただくところから始めます。

<山旅スタイル> 鎖場の下り方

〇鎖場の下り方

鎖場の下り方、教えてもらおう。

「まず、え~と、姿勢なんですが、
 え~と、前向きではなくて、後ろ向き」

〇体を岩に向ける

身体を岩の方に向けるのが下る時の基本姿勢。

「え~と、足場がとても大事になるので、
 まずしっかりした足場に乗ってください。
 鎖を持っても構わないんですけれど、基本はずっと足に乗ってください」

〇鎖は補助として使う

鎖はあくまでも補助。
鎖に頼り過ぎずしっかり足を使う。

「岩にこう、が~っと張り付くと、足場が見えなくなってしまうので」

岩に近づき過ぎると視界が狭くなる。
体を岩から離して視界を広げ、足場を確かめながらゆっくり下る。

〇体を岩から離す

3点指示もしっかり意識して鎖場を乗り越えよう。

3つ目、4つ目のピークを越え、5つ目のピークへ。
険しい岩尾根が続く。
遥か昔、海底が隆起して出来た八海山。
その後、風雨による浸食が繰り返され、起伏の激しい山になったという。

5つ目のピーク、釈迦岳だ。

〇ピーク⑤
 釈迦岳(1731m)

「これあの、稜が切れ落ちてるんで、落ちないように、風もあるんで、
 落ちないでくださいね」

はい。

「またこの下り、結構急ですよ」

ほんとだ。

下ったら登る。

また凄い岩だ。

わぁ~、こんなとこ落ちたら。
見晴らしはいいけど、よそ見しないで集中、集中。

「見てください、花が咲いてます」

ほ~んとだ、何ていう花ですか?

「これはオオコメツツジです、新潟といえばお米です」

〇オオコメツツジ

「日本海側に良く咲いている花ですね」

確かに、小さくて白い花が米粒みたい。

〇コキンレイカ(黄色のお花)

険しい岩場でこんな愛らしい花に出会うと、癒されるなぁ。

出発して1時間

〇ピーク⑥
 摩利支岳(まりしだけ)(1744m)

「摩利支岳山頂です。
 え~、ここは八ツ峰の6つ目のピークです」

「ちょっと危ないんで、ゆっくり降りましょう」

はい。

最後まで気が抜けない。

「どうぞ」

行きま~~す、と言いながら最初の一歩を踏み出すのが怖い。

チャリチャリ、チャリチャリ♪

チャリチャリ、チャリチャリ♪

チャリ♪

え?まだ降りるの?ありえな~い。

「はい、着きました。
 これがまぁ、八海山名物の最後の核心、垂直梯子(すいちょくはしご)です。
 じゃあ、行きます」

ほんと、垂直だぁ。

カランカラン♪

「よいしょっ」

カランカランカランカランカラン♪

「やぁ、気持ちいっすね」

いえ、そんな余裕無いです。

「どうぞ」

よしっ、行こう。

カランカランカラン♪

わぁ~。

カランカラン♪

よいっしょ。

あっ。

カランカラン♪

ふ~。

「山頂はもう間もなくです、頑張りましょう」

いよいよ八ツ峰最後のピーク。

やったぁ~、到着。

「お疲れ様でした」

〇ピーク⑧
 大日岳(1720m)

「大日岳山頂です、最高の景色ですね。
 THE夏山って感じですね」

〇越後駒ケ岳

「向こうがですね、越後駒ケ岳、中ノ岳」

八海山と共に越後三山に数えられる山々。

〇中ノ岳

〇入道岳(にゅうどうだけ)(1778m)

そして手前には、八海山の最高峰、入道岳。

南には

〇巻機山(まきはたやま)

「巻機山が、え~と、日本百名山の巻機山が良く見えています」

越後の山々に抱かれるように魚沼盆地が広がる。

〇木村和也さん

「もう八海山はずっとも小っちゃい頃から見守ってくれる山なんで
 無くてはならないというか、もう一部というか。
 なんか自分はこの山の一部というか、山が自分なのか
 良く分かんないぐらいに、やっぱり親しい感じはしますね。
 あと農業、本格的にやるようになって~、
 自分の耕している田んぼの水が、山から生まれているというのを
 強く意識するようになったので、もう無くてはならない山ですね」

霊峰八海山の夏、緑溢れる森の生命(いのち)と
天突く岩の峰を満喫した山旅でした。

山麓のロープウェイ乗り場で待ち合わせ、ここから登山口まで。
一気に800m近くも登れました。
少し登った所には八海山大神が祀られこの山の偉大さを感じました。
そして色々な登山道があり、広葉樹の森を進んで行きました。
しばらく行きますと漕池という池がありました。
モリアオガエルがいて、ヒメシャガやギンリョウソウといった
高山植物も咲いていました。
そして傾斜がある坂を登って行きますと、女人堂がありました。
ここはかつての結界ですね。
ここから先には雪渓が残っていました。
そして薬師岳に到着。景色では魚沼盆地の田んぼが美しいですね。
尾根ずたいに行きますと、やっと千本槍小屋という山小屋があります。
今回は悪天候で下山し、8月の上旬に再びこの地からスタートしました。
八ツ峰と呼ばれるギザギザした険しい岩場のピークを登って行きました。
上級者でないと不動岳までのようですね。
このような岩稜帯の山、麓には素敵な水資源なあります八海山。
日本酒や米処の日本有数の魚沼。
スキー場も近くにあります八海山。
いつまでもこの素晴らしい色々な恵みをもたらしてくれますね。
八海山周辺は豪雪地帯ですが、深い意味が多い山でした。


アバター
2021/09/24 22:53
こんばんは!蒸し暑い現在ですね。
どうもお疲れ様です。
はい、最後は完全に岩の峰です。
かなり急な岩場と梯子が多いので、同行の方はヘロヘロそうでした。
声だけですがw
ももさん、ご丁寧にありがとうございます。
アバター
2021/09/24 22:30
今日も山場がたくさんありましたねw
お疲れ様でした(*^^*)




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