日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/09/28 00:26:48
こんばんは!28日(火)は北日本や東日本日本海側は概ね晴れるでしょう。
東日本太平洋側は雲の多い天気となりそうです。
西日本は広い範囲で雲が広がり、九州や中国、四国など所々で雨が降る見込みです。
南西諸島は概ね晴れますが、一部でにわか雨がありそうです。
大型で非常に強い台風16号は、沖ノ鳥島近海にあって発達しながら
ゆっくりと北上し、29日(水)には日本の南に達する見込みです。
28日から30日(木)にかけて、南西諸島ではうねりを伴って
大しけとなる所があるでしょう。高波に警戒してください。
訪れるのはニセコ連峰の目国内岳(めくんないだけ。
咲き誇る花々と絶景を楽しむ山旅です。
青空の下
稜線をゆく
❝秘境中の秘境❞
パンケメクンナイ湿原
荒々しい
岩の頂
❝秘境❞の大自然
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ニセコ連峰 目国内岳
〇ニセコ連峰
北海道の西部、全長25kmに渡る1000m級の山々が連なるニセコ連峰。
その一角に聳える目国内岳。
山頂にピョコンと岩を乗せた形が特徴です。
〇新見(にいみ)峠駐車場(740m)
新見峠の駐車場でガイドの方と待ち合わせ。
おはようございま~す。
〇登山ガイド 古市竜太さん
「おはようございます~。
え~、本日ガイドをします古市(ふるいち)と申します。
よろしくお願いします」
千葉県出身の古市竜太(ふるいちりゅうた)さん。
ニセコ連峰の自然に魅せられ、26年前に移住。
登山やスキーなど一年を通してニセコの自然の魅力を伝えています。
「え~、今凄いお花のいい時期ですので、
え~、色んなタイプのね、花々が見れると思います。
で、このニセコ連峰の中でも、特に静かな山域なので、
え~、凄いニセコ本来のね、
え~、自然の姿というのが今回見れるんじゃないかと思ってます」
新見峠を出発し、緑に覆われた稜線を歩きます。
そして、岩だらけの目国内岳山頂へ。
その後、秘境中の秘境といわれるパンケメクンナイ湿原のお花畑を散策。
最後に岩内岳(いわないだけ)からニセコ連峰の大パノラマを堪能します。
下山は日本海側へ。
アップダウンが続く7時間のロングコースです。
*撮影:7月中旬
〇目国内岳 登山口
「ここが目国内岳の登山口になります、じゃあ行きましょう」
木々の緑が鮮やかですねぇ。
「新緑のね明るい緑からちょっと濃いね緑に変わって、
凄い今日は気持ちがいいですねぇ」
「お~、凄い木が出てきましたよ~」
随分変わった形をしてますねぇ。
〇ダケカンバ
「ダケカンバですね。
あの、ニセコはやっぱり豪雪で、凄い有名だと思うんですけれども、
凄い雪の重みだとか、ここまた稜線なんで、風も強い訳ですね。
なので、これが折れてしまうんですよね。
折れても折れてもこう立ち上がってね、
そんな力強さを持ってる木なんですよ、ダケカンバは」
へぇ~~。
〇チシマザサ
(別名 ネマガリダケ)
こちらはチシマザサ。
別名ネマガリダケといいます。
とてもしなやかで雪の重みをいなしながら成長するんです。
「ニセコはこういうね、雪に強い植物だけしか生き残ることが出来ないので、
まぁ比較的、特性、種類としては、
あの~、少ないね、単純な植生だということもいえてるんですよね」
「や~、ほんとねこの辺凄いんですよ。
見てください、こんな地面をね、這いつく張ったような感じで、
奥にはぐにゃ~と曲がっているダケカンバが沢山あるんですよねぇ」
「これはもう、さながらぐにゃぐにゃ街道ですねぇ」
〇ぐにゃぐにゃ街道
「見てるだけで力強さを感じます」
出発して40分
「おっ、見えてきましたよ、正面見えますか~?」
〇前目国内岳(まえめくんないだけ)
「目国内岳の手前に位置する、前目国内岳になります。
ちょっとね可愛らしいね、優しい感じの山ですよね。
今まであったこのダケカンバがその緑色の所なんですけど、
その上はもう森林限界を超えまして、笹っ原になってます。
ニセコ連峰では大体標高1000m前後で、森林限界を超えます」
わぁ~、気持ちぃ~、青空に向かって登ってるみたい。
「ほんとに空が広いですね~、空の青が今日は素晴らしい」
もうすぐ前目国内岳の頂に到着。
〇前目国内岳(980m)
「はい、着きました、前目国内岳山頂です。
見てください、あそこちょうど目の前に目国内岳が」
〇目国内岳
あれが目国内岳ですかぁ。
「山頂にねぇちょっと、こうボコボコボコってなってんの分かりますか~?
ニセコ連峰はね優しい感じの山が多いんですけれども、
目国内岳はね、岩がこうあってね、結構ね荒々しい。
そういった雰囲気の山なんですよ。
あの~、実はですねぇ、こっから見るね目国内岳がね、
僕ね一番好きなんですよ」
どうして~?
「いやもう~、威風堂々としてますよねぇ。
このねすそ野のね広さがやっぱりニセコのね、
どんどんどんどん奥深い所に入っていく感じがしてね、
心が落ち着くんですよね」
森林限界を超え、この先は日陰の少ない稜線が続きます。
ここで山旅スタイル。
今回はこの辺りで終了と致します。
次回は日陰が少ない稜線続きでの熱中対策をガイドの古市さんに
教えていただくところから始めます。