Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①  


こんばんは!28日(火)は北日本や東日本日本海側は概ね晴れるでしょう。

東日本太平洋側は雲の多い天気となりそうです。
西日本は広い範囲で雲が広がり、九州や中国、四国など所々で雨が降る見込みです。
南西諸島は概ね晴れますが、一部でにわか雨がありそうです。
大型で非常に強い台風16号は、沖ノ鳥島近海にあって発達しながら
ゆっくりと北上し、29日(水)には日本の南に達する見込みです。
28日から30日(木)にかけて、南西諸島ではうねりを伴って
大しけとなる所があるでしょう。高波に警戒してください。

訪れるのはニセコ連峰の目国内岳(めくんないだけ。
咲き誇る花々と絶景を楽しむ山旅です。

青空の下
 稜線をゆく
❝秘境中の秘境❞
パンケメクンナイ湿原
荒々しい
  岩の頂

               ❝秘境❞の大自然
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             ニセコ連峰 目国内岳

〇ニセコ連峰

北海道の西部、全長25kmに渡る1000m級の山々が連なるニセコ連峰。
その一角に聳える目国内岳。
山頂にピョコンと岩を乗せた形が特徴です。

〇新見(にいみ)峠駐車場(740m)

新見峠の駐車場でガイドの方と待ち合わせ。

おはようございま~す。

〇登山ガイド 古市竜太さん

「おはようございます~。
 え~、本日ガイドをします古市(ふるいち)と申します。
 よろしくお願いします」

千葉県出身の古市竜太(ふるいちりゅうた)さん。
ニセコ連峰の自然に魅せられ、26年前に移住。
登山やスキーなど一年を通してニセコの自然の魅力を伝えています。

「え~、今凄いお花のいい時期ですので、
 え~、色んなタイプのね、花々が見れると思います。
 で、このニセコ連峰の中でも、特に静かな山域なので、
 え~、凄いニセコ本来のね、
 え~、自然の姿というのが今回見れるんじゃないかと思ってます」

新見峠を出発し、緑に覆われた稜線を歩きます。
そして、岩だらけの目国内岳山頂へ。
その後、秘境中の秘境といわれるパンケメクンナイ湿原のお花畑を散策。
最後に岩内岳(いわないだけ)からニセコ連峰の大パノラマを堪能します。

下山は日本海側へ。
アップダウンが続く7時間のロングコースです。

*撮影:7月中旬

〇目国内岳 登山口

「ここが目国内岳の登山口になります、じゃあ行きましょう」

木々の緑が鮮やかですねぇ。

「新緑のね明るい緑からちょっと濃いね緑に変わって、
 凄い今日は気持ちがいいですねぇ」

「お~、凄い木が出てきましたよ~」

随分変わった形をしてますねぇ。

〇ダケカンバ

「ダケカンバですね。
 あの、ニセコはやっぱり豪雪で、凄い有名だと思うんですけれども、
 凄い雪の重みだとか、ここまた稜線なんで、風も強い訳ですね。
 なので、これが折れてしまうんですよね。
 折れても折れてもこう立ち上がってね、
 そんな力強さを持ってる木なんですよ、ダケカンバは」

へぇ~~。

〇チシマザサ
 (別名 ネマガリダケ)

こちらはチシマザサ。
別名ネマガリダケといいます。
とてもしなやかで雪の重みをいなしながら成長するんです。

「ニセコはこういうね、雪に強い植物だけしか生き残ることが出来ないので、
 まぁ比較的、特性、種類としては、
 あの~、少ないね、単純な植生だということもいえてるんですよね」

「や~、ほんとねこの辺凄いんですよ。
 見てください、こんな地面をね、這いつく張ったような感じで、
 奥にはぐにゃ~と曲がっているダケカンバが沢山あるんですよねぇ」

「これはもう、さながらぐにゃぐにゃ街道ですねぇ」

〇ぐにゃぐにゃ街道

「見てるだけで力強さを感じます」

出発して40分

「おっ、見えてきましたよ、正面見えますか~?」

〇前目国内岳(まえめくんないだけ)

「目国内岳の手前に位置する、前目国内岳になります。
 ちょっとね可愛らしいね、優しい感じの山ですよね。
 今まであったこのダケカンバがその緑色の所なんですけど、
 その上はもう森林限界を超えまして、笹っ原になってます。
 ニセコ連峰では大体標高1000m前後で、森林限界を超えます」

わぁ~、気持ちぃ~、青空に向かって登ってるみたい。

「ほんとに空が広いですね~、空の青が今日は素晴らしい」

もうすぐ前目国内岳の頂に到着。

〇前目国内岳(980m)

「はい、着きました、前目国内岳山頂です。
 見てください、あそこちょうど目の前に目国内岳が」

〇目国内岳

あれが目国内岳ですかぁ。

「山頂にねぇちょっと、こうボコボコボコってなってんの分かりますか~?
 ニセコ連峰はね優しい感じの山が多いんですけれども、
 目国内岳はね、岩がこうあってね、結構ね荒々しい。
 そういった雰囲気の山なんですよ。
 あの~、実はですねぇ、こっから見るね目国内岳がね、
 僕ね一番好きなんですよ」

どうして~?

「いやもう~、威風堂々としてますよねぇ。
 このねすそ野のね広さがやっぱりニセコのね、
 どんどんどんどん奥深い所に入っていく感じがしてね、
 心が落ち着くんですよね」

森林限界を超え、この先は日陰の少ない稜線が続きます。

ここで山旅スタイル。

今回はこの辺りで終了と致します。
次回は日陰が少ない稜線続きでの熱中対策をガイドの古市さんに
教えていただくところから始めます。






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