日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/10/06 00:53:28
こんばんは!6日(水)は北日本や東日本日本海側では雲が広がりやすく、
午前中を中心に雨の降る所が多いでしょう。東日本太平洋側や西日本は晴れますが、
関東では雲が広がりやすく、夜は所によりにわか雨がありそうです。
南西諸島は曇りや雨となり、所により雷を伴って激しく降る見込みです。
落雷や突風、急な強い雨に注意してください。
訪れるのは北アルプスの燕(つばくろ)岳と大天井(おてんしょう)岳。
パノラマ銀座と呼ばれる人気ルートを行きます。
稜線から
絶景を望む
天空のお花畑
短い夏
躍動する命
天空の❝パノラマ銀座❞
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燕岳・大天井岳
燕岳から大天井岳を巡(めぐ)る山旅。
OJR安曇追分(あずみおいわけ)駅から30分
JR安曇追分駅から車でおよそ30分。
〇中房・燕岳登山口
登山口で待ち合わせ。
おはようございます。
男性の方「おはようございます」
〇山岳ガイド 福田浩道さん
「今回燕岳と大天井岳をガイドさせていただきます
山岳ガイドの福田浩道(ふくだひろみち)です。
どうぞよろしくお願いします」
よろしくお願いしま~す。
大学時代から山小屋で働き、支配人を勤めた福田さん。
北アルプスなど山の魅力をより多くの人に伝えたいと、18年前ガイドに。
今回の見どころは?
「北アルプスを代表する素晴らしい山々のパノラマを楽しみながら歩く、
えっ、あのパノラマ銀座とも呼ばれてるコースを歩きます」
〇❝パノラマ銀座❞を歩く
「またこの時期でしたら、可憐な高山植物たちや、
色とりどり、あの華やかに咲き誇ってまして、
え~、大変素晴らしい所です」
〇可憐な高山植物
一日目、急登の合戦尾根を経て、お花畑を楽しみます。
そして北アルプスの女王、燕岳へ。
二日目、パノラマ銀座と呼ばれる稜線を歩き、
北アルプスの大展望台、大天井岳を目指します。
下山はもう一泊して一ノ沢へ。
二泊三日、中級者向けのコースです。
「はい、じゃあ頑張って行きましょう」
*撮影:8月
午前7時出発
うわぁ、最初から結構急ですね~。
「はい、えへへへ、いきなりこう段差続く急登ですけども、
あの~、この合戦尾根は、え~、北アルプス三大急登山の一つと
いわれてます」
〇合戦尾根
北アルプス三大急登の一つ
「まぁ、文字通り、急な登りが続きますけども、
歩き出しの30分は意識して、え~、呼吸を整えながら
ゆっくり歩くのがコツです」
はい、分かりました。
一歩一歩、よいしょっ。
階段を登ること1時間半
「この部分は自分が作った頃のですね」
自分で~?
「あっ、はい、昔、この上の山小屋で働いてまして、
もう今から30年近く前ですけども、ここ、あの、工事しました」
「少しでも安全に歩いてもらおうと思いまして、
夏山前のオフシーズンの時に、
あの~、山小屋からこういうとこまでを降りてきて、
え~、丸太を担いで持ってきて」
へぇ~、凄~い。
これなら初めての人でも山登りが楽しめそう。
歩き始めて3時間
〇合戦小屋
「はい、お疲れ様で~す、合戦小屋に到着しました」
わぁ~、いい汗かきました。
「ですか?えへへ、ここで休憩していきましょう」
わぁ~、スイカだ~。
「はい、これが合戦小屋名物の、
え~、地元松本市波田(はた)のスイカです」
〇松本市波田のスイカ
美味しそ~。
ここまで頑張って来たご褒美ってとこかな。
小屋から15分程進むと、視界が開けてきた~。
「この辺が森林限界になります。
地面を這うように育っていくハイマツが増えてきますね。
いわゆる高山帯と呼ばれる所です」
森林限界を超え、ハイマツの尾根を進みます。
霧が山を覆っていく。
「ホシガラスがいます。
あそこ、2羽いるの見えますか?」
え~、どこどこ?
「ホシガラスです、はい。親子かな?」
〇ホシガラス
夏になると高い所まで上がって来るそうです。
「親鳥が雛に餌あげてるような感じですね」
子育ての真っ最中、ハイマツの実などが好物なんだって~。
「親子でああやって仲良くいるのは初めて見ました、え~。
今日は貴重なものが見れました、嬉しいです」
元気に大きくなってね。
あ~、お花がいっぱい。
「だんだんカラフルになってきましたよ」
標高2700m、まさに天空のお花畑。
〇ヤチトリカブト(紫色のお花)
夏の僅かな時期しか見られない高山植物の花々。
〇モミジカラマツ(白色のお花)
〇ウサギギク(黄色のお花)
実に色とりどり。
「受粉少なければ、あの~、種を残せませんよね?
その為にあの、他の花よりも虫に気付いてもらえるように、
え~、色々進化してきたんだと思います」
〇クルマユリ(オレンジ色のお花)
〇ハクサンフウロ(紫色のお花)
登り始めて5時間
「お疲れ様でした、はい、稜線到着です、見てください」
わぁ、凄い眺め~。
「燕岳がこれで~す」
〇燕岳
お~、これが今日目指す燕岳ですか?
今回は燕岳が見えました所で終了と致します。
次回は燕岳の紹介から始めます。
お忙しい時間帯にこうしてありがとうございます。
そうですね、とても眺望の良い稜線をぐうっと歩くのですよ。
すかっとした気分になりそうですね。