日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/11/16 00:26:50
こんばんは!16日(火)は、北日本では雲が広がりやすく
所によりにわか雨があるでしょう。北海道ではにわか雪となる所もありそうです。
東日本日本海側は雨が降りやすく雷を伴う所もある見込みです。
その他の地域は概ね晴れますが、関東や西日本日本海側では
雲の広がる所があるでしょう。
険しい鎖場
頂を彩る紅葉
切り立つ稜線
錦に染まる修験の峰
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
石鎚山
〇登山ガイド 越智清加さん
案内してくれる地元の登山ガイド、越智清加さん。
越智さんは、地元の保険会社に勤めていた27歳の時、
初めて石鎚山に登りました。
その後、山にのめり込み、地元の山岳会に入会。
経験を積み、登山ガイドになりました。
*撮影:10月下旬
前回は試しの鎖の手前までの紹介でした。
今回はガイドの越智さんに鎖の登り方を
教えていただくところから始めます。
<山旅スタイル>
安全な鎖の登り方
しっかり登り切れるよう鎖の登り方を教えてください。
「良くこういう風に持つ人がいるんですね。
これが逆手(さかて)っていうんですけど」
①鎖は逆手で持たず上からつかむ
「逆手で持つと足、滑った時に、もう手の力が無いので、
もうつるっていっちゃう。
だから必ず、この鎖もロープもですけど、持つ時、上から持つ」
鎖にしがみつくと、足元が見えず、かえって危険。
②鎖から体を離し足場を確認
鎖から体を離して足場を確認しながら登るんだそうです。
さらに前の人との間隔を空けることも重要。
③前の人との間隔をあける
「その間隔を空けて前の人が止まっても自分も安全に止まれるように。
その為の間隔です」
鎖を登る自信が無い人には迂廻路もあるんだそうです。
さぁ頑張るぞ~。
よいしょ~、へぇ~。
「一歩一歩ね~、へ~、へ~、この辺り濡れてますね~」
滑らないように行こう。
「ちゃんと足を置くとこ、見て一歩一歩丁寧に来てくださ~い。
急ぐ必要な無いのでへ、ゆっくりと。
は~、いい加減に足を置いたらいけません」
足場を確保して、よいしょっと。
「もうすぐ終わりで~す、頑張って。
私の鎖登り切った」
はっ、登り切った。
「はい、じゃあこれから下りです」
えっ、下り?
今度は反対側に下るんだ?
下り切るまでが試しの鎖。
「無事試しの鎖も登って降りてきました。
神様から登る許可を頂いたということですね~」
ちゃんとお許し頂けたかな~?
「勿論です」
歩き始めて3時間
〇夜明峠
「見えてきた~、どうですか~?この景色」
わぁ~、山が一面燃えてるみたい。
〇ナンゴクミネカエデ
「ナンゴクミネカエデっていいます。
九州、四国に多い木ですねぇ。
わぁ今日、本当最高の時に来た感じ」
やぁ~、ほ~んと、素晴らしいな~。
赤や黄、まさに錦に彩られた紅葉ですね。
「あっ、見て見て見てください、リンドウの花咲いてま~す。
この色が何ともいえないですね~、可愛い」
5cm程の紫色のリンドウ。
「秋の花なんですけどね、季節的にもう最後かなって感じですね。
最後頑張って咲いてくれててますね」
待っててくれたんですね。
〇ツルリンドウ
こっちのリンドウには赤い実が付いてる。
実りの秋なんだな。
空の青さが映える、気持ちいな~。
〇ナンゴクミネカエデ
「あの、ナンゴクミネカエデですね~。
葉の先が長くなっているんです」
ほ~んとだぁ、葉の先が細長く伸びるのが特徴なんだ。
「見えてきました一の鎖に到着です」
〇一の鎖
先に登っている人がいる、大変そうだなぁ。
「ここ長さが33mあります」
「はい、じゃあ頑張って行きましょう」
いよいよ修行の本番。
「輪っかに足を掛けて、石の脇をよいしょっ」
ガチャ♪ カチャ♪
ここで山旅スケッチ。
今回は一の鎖を登る手前で終了と致します。
次回は石鎚山で毎年行われます祭りについての紹介から始めます。
そうですね、逆手は大変危険です。
必ず純手で掴みましょうね。
鎖にあまり頼りすぎずに、鎖はあくまで補佐を意識して、
自分の体重がどちらにかかっているかを考えながら進んでまいりましょうね。
冷えてきましたので、どうぞ暖かくしてお過ごしくださいませ。
どうぞ健やかな水曜日にしていきましょうね。