日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/12/13 00:21:13
こんばんは!13日(月)は、北日本や北陸では雲が広がり
雪や雨の降る所が多いでしょう。所により雷を伴う見込みです。
非常に強い風が吹く所もある予想です。
猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、防風、高波に警戒してください。
東日本太平洋側や西日本は概ね晴れますが、近畿から中国では雲が広がりやすく、
山陰はにわか雨がありそうです。南西諸島は雲が広がり雨が降りやすいでしょう。
錦秋の縦走路
紅に染まる峰
断崖絶壁鬼ヶ城
紅葉と岩の尾根をゆく
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岩手山
〇登山ガイド 畠山聖徳さん
岩手山の麓に生まれ育った畠山聖徳さん。
高校時代は山岳部。
岩手の山をくまなく歩いてきました。
インターハイの登山大会で優勝したこともあるんです。
*撮影:9月下旬
前回は三ツ石山荘に宿泊のところまでの紹介でした。
今回は岩手山の山頂の手前、鬼ヶ城を目指します。
2日目
「二日目、頑張りましょう」
「あ~、出てきた、出てきた。
今日これから歩く稜線です。
二日目のルートはですね、荒々しい岩が沢山ありまして、
凄いバラエティーに富んだルートなので面白いですよ~」
一日目とは一変、活火山の本領発揮です。
小屋を出発して4時間
「やっぱりせっかく岩手山来てますので~、
ここだけは見ていただきたいな~ってのはね、楽しみな所の一つなのでね」
「あ~、何か硫黄の臭いがしてきたのを分かりますか?
ここはですね、大地獄谷(おおじごくだに)といって、
岩手山の臍(へそ)ともいわれてる所です」
〇大地獄谷
岩手山の臍?
「この火山の活動が地表に一番最初に表われる谷なんですよ」
蒸気が出てる所、黄色がかってます。
〇1999年 写真提供 岩手県
20年前はもっと黄色が凄かったといいます。
「私もむか~しから、こう歩いてますけど、黄色かったですね。
何かいいですよね~、こう岩手山の鼓動を感じられるような~、
ダイレクトの場所って感じで、とっても特別な場所だと思います」
霧が出て気温も下がってきました。
「ちょっとそういう時は~、これ、ネックゲイターがいいんですよ~」
ここで山旅スタイル。
<山旅スタイル>
ネックゲイターで寒さ対策
ネックゲイターを使った寒さ対策を教えてもらいま~す。
〇ネックゲイター
ネックゲイターは、伸縮性があって筒状になっています。
「これを手首に回しておくと、
ザックからこれ出さなくても色んな使い方が出来ま~す」
①首に巻く
冷えやすい首に巻くのが基本。
②頭にかぶる
でも、頭がちょっと寒いと感じた時は~。
頭に被って半回転。
そして二重にして被れば帽子になります。
頭は熱が逃げやすいから、保湿効果ありますよ~。
③目出し帽にする
さらに寒い時は~。
すっぽり被って、鼻の辺りを一回下げて~、
二重にして、口元を覆うように引き上げます。
目出し帽のようにすることで、より効果的に。
「色んな使い方がありますので、これを使って寒さ対策をしてくださいね」
その後、天気は回復。
「どうですか~?ここがですね~、鬼ヶ城って所です~。
今回のルートの、一番の難所です」
〇鬼ヶ城
「ぜ~んぶね、岩のルートになってますね~」
うわっ、すごっ。
〇岩手山
岩尾根が続く鬼ヶ城。
崖は200以上、切れ落ちています。
「これぜ~んぶ、溶岩が堆積をして出来たものですね~。
足場をよ~く確認して行きましょうね~」
一歩一歩慎重に。
「さ~、こうゆう所も、是非ね~気をつけてくださいよ~。
どうしてかというと、ここは頭がぶつかったり、
ザックがぶつかったりすると、谷に落ちちゃいますよね~。
こういう所しっかり気をつけながら行きましょ~う」
はい。
断崖の上を進む。
ほんと鬼の棲む城っていう雰囲気。
「はい、ここが鬼ヶ城のルートの中でも、
いっちば~ん狭くて、急な所ですのでね~」
へぇ~、ここ登るの~?
「おっ、一歩ずつ、足の置く場所をね確認しながら、
手も確認しながら、一歩ずつ、一歩ずつ。
何か鬼が出てきそうですね」
岩の合間をじわじわと進んで行く。
ほ~んとに、険しい道。
うわ~、これはまた大きな岩ですね~?
「これ面白いですよね~。
上、ちょっと見えます?
上にポコンポコンと二つ、何か鬼の角みたいじゃないですか~?」
赤い岩の上に、角?
〇赤鬼の首
「赤鬼の首っていってるんですよ」
鬼ヶ城の赤鬼、こわ~。
迫力あるな~。
「ここね~、ちょっと景色のご褒美がありますからね~、ふ~。
お~、どうですか?
湖、見えますか?
あそこがですね、噴火した火口湖なんです」
今回は火口湖が見えている所で終了と致します。
次回はこの火口湖から見える景色の紹介から始めます。
そしていよいよ岩手山の山頂を目指します。
こうしてお忙しい時間帯にコメントをありがとうございます。
なるほど~、泣いた赤鬼というのがおられるのですね?
切ない話は辛いですね。
ももさん、今夜、明日は気温が低くなるようですので、
体調を崩されないようにお過ごしくださいませ。
あの話ってせつないね(@_@。