日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/12/20 00:26:49
こんばんは!20日(月)は、北日本で雲が広がりやすく、
日本海側を中心に雪が降る所があるでしょう。
東日本から西日本の日本海側は、北陸を中心に雨が降る見込みです。
所により雷を伴うため、落雷や突風などに注意してください。
東日本から西日本の太平洋側と南西諸島は概ね晴れる見込みです。
台風22号はこの先、南シナ海を北寄りに進み
次第に進路を東寄りに変える見込みです。
訪れるのは蔵王連峰の最高峰、熊野岳。
蘇った古(いにしえ)の道を辿(たど)ります。
1300年の歴史
❝蔵王古道❞
いまも残る
信仰の痕跡(こんせき)
神が宿る頂へ
よみがえった信仰の道
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蔵王連峰 熊野岳
山形県と宮城県に跨(またが)る蔵王連峰。
南北25kmに及ぶ山塊です。
その最高峰、熊野岳。
〇熊野岳(1841m)
標高は1841mです。
山形駅から車で30分弱。
〇宝沢(ほうざわ)登山口(420M)
登山口でガイドの方と待ち合わせ。
おはようございます~。
〇山岳ガイド 石沢孝浩さん
「おはようございます。
山岳ガイドの石沢です。どうぞよろしくお願いします。」
地元山形で生まれ育った石沢孝浩(いしざわたかひろ)さん。
20年程前からガイドの仕事をしています。
「こちらが蔵王権現様の石碑になります。
縦が2、7m、横が2、15mあります」
〇蔵王権現
修験道の本尊
蔵王権現、蔵王連峰の由来ともなった修験道の本尊です。
この石碑が入り口となっているのが、蘇った蔵王古道宝沢口。
〇蔵王古道 宝沢口
数年前までは立ち入り出来ない程、荒れ果てていました。
「蔵王には信仰の山として古くからあの歩かれていた参道があるんですけども、
地元の方が、え~、その道を整備して復活された道が、
蔵王古道宝沢口という道なんですね。
❝蔵王の自然❞だったり❝信仰の歴史❞に今回は触れて頂きたいと思います」
蘇ったばかりの古道、宝沢口を出発。
1日目
地蔵や石仏などの信仰の痕跡や、奥深い自然を味わいながら登って行き、
五合目、独鈷沼(どっこぬま)の山小屋で一泊。
2日目
そして翌日、紅葉を楽しみつつ、熊野岳を目指します。
戻りは八合目、地蔵尊まで下った後、
ロープウェー(蔵王ロープウェー)を利用。
初心者も楽しめるコースです。
*撮影:9月下旬
歩き始めて10分
「はい、こちらが姥神様(うばがみさま)です。
ちょっと表情、見て見てください」
ん?もしかして~、舌を出してる?
「何かちょっと困ったような愛らしい表情ですよね~。
大体もう目をギョロッとして~、
え~、口を大きく開いて、凄い形相の姥神様が多いですね。
でもこちらの姥神様は凄く温和でほんとにいい表情というか、
私はもう好きな表情ですね~」
〇姥神 衣食を恵んでくれる山の神様
*由来は諸説あります
姥神様は、衣食を恵んでくれるとされる女の神様。
「ここは一ノ木戸(いちのきど)とも呼ばれておりまして、
山に入る最初の扉という意味もあるんですが、
昔あの~、女人禁制の山ですから、女性の方は、まぁここでお参りして~、
あの、戻られたともいわれてますし、
ほんとに、い~、昔から、あの歩かれた人を
見守ってきたんだ~かなと思いますね~」
蘇った蔵王古道、周りには杉の林が広がる。
「以前はここの道っていうのは、ほんとにもう雑草が生い茂って、
倒木があって~、ちょっと道がどうか分からないぐらい
酷い状況だったんですね」
「今、こういう感じで、枝打ちもしっかりされて、あ~綺麗だ。
あ~、いい道だな~」
出発して1時間
〇行別(いきわか)れ地蔵(一合目)(540m)
「はい、え~、一合目に到着です~。
え~こちらは行別れ地蔵様といいます」
この先で道が蔵王温泉方面と熊野岳方面に別れることから、
行別れと呼ばれるようになったそうです。
「それともう一つはですね、ここから先の世界は、
神様、仏様、神仏の世界ですよ~という、
そういう❝境界❞を意味する意味もあるんではないかと思います」
これから先は神仏の世界か~?
「そういう気持ちで、入って行きましょう、は~い。
それでは早速行ってみたいと思います」
今回はこちらまでと致します。
次回はよみがえった蔵王古道宝沢口の紹介から始めます。
週明け月曜日をお疲れ様です。
蔵王温泉は、楽しむ所でもありますね。
温泉で冷えたお身体を癒せるはずです。
そうですね、熊野岳は神聖なる場所ですね。
神聖なる場所なんですねw