日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/12/21 00:32:38
こんばんは!21日(火)は、北日本や北陸では雨の降る所が多いでしょう。
所により雷を伴う見込みです。落雷や竜巻などの激しい突風、降雹、
急な強い雨などに注意してください。
東日本の太平洋側や西日本は概ね晴れるでしょう。
西日本の日本海側では雲が広がりやすい見込みです。
南西諸島は雲の多い天気で、午後は雨の降る所が多いでしょう。
1300年の歴史
❝蔵王古道❞
いまも残る
信仰の痕跡
神が宿る頂へ
よみがえった信仰の道
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蔵王連峰 熊野岳
〇山岳ガイド 石沢孝浩さん
地元山形で生まれ育った石沢孝浩さん。
20年程前からガイドの仕事をしています。
*撮影:9月下旬
前回は行分(いきわか)れ地蔵様がおられます所までの紹介でした。
今回は、よみがえった蔵王古道宝沢口の説明から始めます。
ここで山旅スケッチ。
<山旅スケッチ>
よみがえった蔵王古道宝沢口
〇刈田嶺(かったみね)神社
古(いにしえ)の道、復活への歩みを見つめます。
〇蔵王大権現
蔵王連峰は、1300年以上前の天武天皇の時代、
修験道の地となり、以来信仰の対象とされてきました。
〇賀茂雷(かもらい)神社
(山形市下宝沢)
地元の神社に明治時代に奉納された絵馬が残っています。
「はい、ご覧くださ~い。
こちらは蔵王山(ざおうさん)参詣の絵馬です。
宝沢口から蔵王山神社までの歩いている様子が描かれている訳ですね~」
〇「蔵王山参詣登山絵馬」
(明治33年 奉納)
絵馬には今回蘇った古道の様子が。
江戸時代半ばから、多くの人がお参りする道でした。
しかし、明治以降、近代化とともに徐々に訪れる人が減少。
〇蔵王エコーライン開通
1962年(昭和37)
昭和37年、山頂近くまで車で行けるようになると、
古の道は廃(すた)れ、人々の記憶からも消えていきました。
藪に覆われてしまった信仰の道を、何とか復活させたい。
3年前、地元の人達が立ち上がりました。
ガイドの石沢さんもその一人です。
「お~、これは~、絶対もう、探して、あの、歩いてみたいという気持ちが、
もう強くでまして、あの夢が膨らんできたんですね」
*写真提供 東沢古道保存会
しかし、二合目までの3kmは倒木や雑草でどこに
道があったかのかさえ、分からない状態。
それでも、痕跡を探りながら、少しずつ道を蘇らせました。
さらに二合目以降の道も整備し直すなど
二年がかりで古道を復活させたのです。
「や~、嬉しかったな~、本当嬉しかったな。
やっぱり歩くことによってこの道っていうのは、
段々、その本当の道になっていきますから、
この道を辿(たど)って、
あの~、熊野岳を目指す方が増えてくれればほんとに嬉しいですね、う~ん」
石沢さん達が蘇らせた道。
「ここから~、少し道はつづら折りになっていきます」
〇七曲り(ななまがり)
「ここはあの、七曲りといいまして、
やはりさっきと比べてちょっと急な坂道になってますよね~」
「いよいよ蔵王のね、山域に入って行くという感じがしますね~」
「凄い木漏れ日が綺麗だ」
階段があって登りやすい。
「は~い、助かりますよね~」
間もなく二合目、石沢さん達が道無き道を切り拓き直した所はもうすぐ終わり。
「は~い、二合目到着です」
今回は二合目到着の所までとします。
次回は垢離場(こりば)の説明から始めます。
お忙しい夜の時間帯にももさん、どうもありがとうございます。
お疲れ様です。
そうですね、素敵ですが、確かにきつそうですね。
お~、そうですか、熊野古道とは素晴らしい所ですね。
私の行きたい所ベスト10に熊野古道がありますw