日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/12/28 00:22:35
こんばんは!28日(火)は、北日本から東日本の日本海では雪の降る所が多く、
雷を伴ってふぶく所もありそうです。
西日本の日本海側も午前中は雪や雨が降りますが、午後は次第に止む見込みです。
北日本から近畿にかけての日本海側では交通障害に警戒してください。
北日本から西日本の太平洋側は晴れる所が多いものの、
東海から近畿では朝まで雪の残る所がありそうです。
南西諸島は晴れ間もありますが、雲が広がりやすく所により
にわか雨があるでしょう。
訪れるのは北アルプスの剱岳。
針山のように聳える岩の殿堂に挑みます。
錦秋の山々
山肌を照らす御来光
屹立(きつりつ)する岩壁
❝針山地獄❞に挑む!
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剱岳
富山県に聳える剱岳。
登山者憧れの岩峰です。
〇立山
今回は隣にある立山の方向から剱岳に向かいます。
〇剱岳
3000m級の山々が連なる北アルプス。
その中でも一際目を惹く鋸の歯のような形は
古くから針山地獄に例えられてきました。
ケーブルカーとバスを乗り継いで1時間。
標高2450m、登山口のある室堂です。
〇室堂(登山口)
ここでガイドの方と待ち合わせ。
おはようございます。
ガイドの男性の方「あっ、おはようございま~す」
〇山岳ガイド 馬目弘仁(まのめひろよし)さん
「山岳ガイドの馬目で~す、よろしくお願いしま~す」
馬目弘仁さんはヒマラヤの前人未到ルートを初登頂するなど
国際的にも高く評価されているクライマー。
〇2013年 ピオレドール受賞
ピオレドール賞も受賞しています。
その馬目さんがクライミングの腕を磨いたのが、ここ剱岳です。
「剱岳は、ふ~、まぁ古くから針山地獄といわれてくるぐらい凄い険しい山です。
冬はね凄く雪も降りますし、で、一方で海も近く里に近い山。
ふ~、まぁ剱岳程魅力のある山っていうのは、
そう中々無いんじゃないかと思います。
ふ~、で、私の好きな剱岳を今回紹介したいと思います」
秋の剱岳に挑む山旅。
1日目
一日目、まずは立山の中腹を進んで行きます。
山麓の紅葉を楽しみながら、別山乗越(べっさんのっこし)へ。
ここから剱岳の懐(ふところ)へ入ります。
2日目
二日目は、幾つもの鎖場を通り、一服剱(いっぷくつるぎ)、
前剱などの岩峰を越え、最大の難所、カニのタテバイを登って山頂へ。
下山は同じルートを戻りながら、山小屋でもう一泊します。
二泊三日、上級者向けのコースです。
*撮影:10月上旬
歩き始めると、すぐ目の前に池か。
「これがミクリガ池ですね~。
凄く青っぽい、凄く神秘的な池です」
〇ミクリガ池
「ここは昔、火山の噴火がありまして、その火山の一つにこう水が溜まって
池になったと聞いてます。
また別の見え方がしますので、少し歩いて行ってみましょう」
別の見え方?
あっ、山が池に映り込んでいますね~。
「そうですね~。
ちょうどあの~、シルエットが映ってる後の山が立山です。
古くから信仰の山ですね。
極楽浄土にも例えられてきました」
立山、神秘的。
剱岳にも早く会いたいな~。
先へと進みます。
「まぁこれから雷鳥沢の底へ一旦下ります。」
えっ?下りちゃうんですか?
「フフフフフ、ふ~、そうですね~、室堂方向から剱岳に登るっていうのは、
大きく下って大きく登って行きます。
そしてまた下って、で、また登って下って、
これをね繰り返しながら、はい。頂上目指します」
わぁ、大変。
フフフフフ、そうですね~、でもその苦労も、
ふ~、私は楽しみの一つかなと思いますけど」
世界の山を登ってきた馬目さん、流石のお言葉。
標高差100m程を下って行きます。
沢まで降りてきました。
「はい、この先にですね、非常に紅葉の綺麗な場所がありますので、
ふ~、そこを周って行きましょう」
楽しみ。
ここから苦しい登り返し。
でも、この先に紅葉が。
「ま~、や~、見てくださ~い。
あそこ、空、青、そして緑、オレンジ、赤、
ほんとに美しい見事なグラデーションですね~」
ほんと。
〇チングルマ(赤い葉に白い綿毛)
「凄いチングルマが綺麗ですね~。
綿帽子が可愛いですね。
風に揺れて」
白い綿帽子の上には、真っ赤なナナカマド。
〇ナナカマド(赤い葉の植物)
秋真っ盛りだ~。
ここが馬目さん、一押しの紅葉ポイント。
緑とのコントラストも艶やか。
立山の懐、登山者憧れの絶景が広がっていました。
紅葉を楽しみながら、標高をグングン上げていきます。
スタートから3時間
〇別山乗越
「はい、別山乗越到着です。
あれがお待ちかねの剱岳ですね~。
ふもっと見えてますね~」
〇剱岳
ここ別山乗越が立山と剱岳の境目。
「立山信仰ではね~、針山地獄といわれてますけども、
え~、地獄に落ちないように気をつけて頑張りましょう」
今夜の宿まではさらに1時間。
〇剱岳 剱澤小屋
「今晩の宿、到着で~す、今日はお疲れ様でした。
今晩はゆっくり休んで、明日の剱岳に備えましょう。では」
「あっ、こんにちは~」
ここで山旅スケッチ。
今回はこちらの剱沢小屋に宿泊するところまでと致します。
次回は針山地獄につきましての紹介から始めます。
火曜日をお疲れ様でした。
はい、ここはそうですね。
そうですね、この季節では大変厳しいですね。
山頂までは崖をよじ登るようになのですよ。
冬に行くもんじゃないね(^_^;)