日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/01/31 00:30:36
こんばんは!31日(月)は、北日本の日本海側や北陸では
曇りや雪となるでしょう。
西日本の日本海側も雲が多く、山陰を中心に雨や雪となる見込みです。
その他の地方は晴れる所が多いでしょう。
大パノラマが広がる稜線
山肌を彩る紅葉
山頂に咲く❝氷の花❞
古くから続く山岳信仰
晩秋の静寂が包む山
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栗駒山
*撮影10月中旬
〇太宰智志さん
ガイドを務める太宰智志さん。
山岳スキー競技に取り組むアスリート。
日本選手権で優勝したこともあるんですって。
〇2019年 山岳スキー競技日本選手権ショート部門優勝
全開は歩き始めて40分、大きな沢に出た所の、
東栗駒コース第2関門の新湯沢に到着した所までの紹介でした。
今回は新湯沢の紹介から始めます。
〇新湯沢
「それから北上川に流れ込んで、太平洋まで続いている訳なんですけれども」
ここからは沢の中を歩いて行きます。
関門っていうぐらいだから注意しなきゃ。
「水に落ちないように気をつけてくださいね」
は~い、滑らないように足場を選ばないと。
えっ、何だか楽しくなってきたっはっ、ワクワクするな~。
よっと、あ~、よいしょっと、あ~。
今歩いてるのは一枚岩の川底なんだそうです。
元々平らだったものが、長~い年月をかけて水の流れに削られ、
凸凹になっていったんですって。
「これで新湯沢の区間が終わりで~す。
アドベンチャー気分満喫出来ましたか~?」
は~い、大満足です。
「実はですね~、ここ6月下旬くらいまで雪に覆われているんですよ。
バックカントリースキーヤー、スノーボーダーが来て、
ここをスキーやスノーボードで滑るんですよ」
冬は天然のゲレンデとなる栗駒山。
雪質もとってもいいんですって。
太宰さんはワンシーズンに20回以上も滑りに来るそうです。
新湯沢を後に登って行きます。
「あれが今日目指す栗駒山頂です」
〇栗駒山山頂
ようやく栗駒山の山頂が見えた~。
あ~、ちょうど今山頂に人がいる、先を越されたか。
新湯沢から15分、稜線に出た。
開けてて気持ち~眺め=。
「栗駒山の中でも最も高山ムードを感じられる場所なんですよ」
〇宮城県栗原市
「あちらの側があの~宮城県側、栗原市の辺りです。
左手に目を逸(そ)らしますと、今度、岩手県の最南端、一関市側の光景です」
〇岩手県一関市
宮城と岩手の県境になってるんだぁ。
稜線は風が強いなぁ。
ゴツゴツした大きな岩が増えてきた。
「はい、この辺りはあの~、火山活動の影響を強く感じる場所です~」
栗駒山って火山なんですか~?
「そうですよ~、例えば目の前に見える大きな岩の塊も、
あの横に水平に~、ひび割れが入ってますが~、
これはあの~、板状節理といいまして~、
え~、溶岩が急激に冷えて固まった為に、ひび割れが入ってるものですよ」
〇板状節理
栗駒山で火山活動が始まったのは、今から50万年前。
この緩やかな尾根は噴火で流れ出た溶岩が冷えて固まって出来たんだそうです。
辺りがキリに包まれてきた~。
幻想的な風景だな。
「見てくださ~い、風にそよぐ草紅葉がとても綺麗ですね~」
草原が一面黄色くなってる。
この辺りは~、雪融け水が豊富で夏は豊かな緑に包まれるそうです。
ほ~んと、黄金色(こがねいろ)に輝いてる。
サラサラと風が通り抜けていく音が心地いい。
登山道が丸太の階段になった。
「ここから山頂まで標高差150mの坂を登って行きます」
結構きつそうですね~?
「そうですね~、まっ、第3関門ですね。
はい、行きましょう」
よいしょっ、よいしょっと。
あ~、結構足に応えるな。
太宰さ~ん、この急な坂、中々きついですね?
「きついですか~?それでは体に負担の少ない歩き方を教えましょう」
今回は山頂までの標高差15mの坂の途中までと致します。
次回は急坂でも疲れない歩き方を太宰さんに教えていただくところからの
紹介から始めます。