日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/02/21 00:56:46
こんばんは!21日(月)は、北日本や北陸から山陰では雪が降るでしょう。
雷を伴った非常に強い風が吹いて大しけとなる所があり、
大雪となる所もある見込みです。
暴風雪、高波に警戒し、大雪による交通障害に警戒、注意してください。
東日本の太平洋側は概ね晴れますが、西日本の太平洋側や九州北部は
雲が広がりやすく、所々でにわか雨や雪がありそうです。
南西諸島は曇りや雨となるでしょう。
目まぐるしく変わる天候
美しき雪の峰々
雪と氷の頂へ
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西穂高岳 独標
〇粟澤徹さん
粟澤徹さんは西穂高岳の稜線に建つ山小屋の支配人。
サラリーマンから転身。
冬も営業する小屋を30年近く営んできました。
*撮影:3月上旬
前回は西穂山荘に宿泊をしまして、そこから乗鞍岳を眺めていたところまでの
紹介でした。今回は乗鞍岳等周囲の山の紹介から始めます。
〇乗鞍岳
北アルプスの一番南に聳える乗鞍岳。
「乗鞍岳の右には活火山の焼岳」
〇焼岳
「もうここまで来ると、アルプスに登って来たなって、
そんな雰囲気をね実感することが出来ますね」
ん??何だか空模様が怪しくなってきた。
〇六百山(ろっぴゃくさん)
「六百山の、ねっ、ちょうど、お~、上辺りに、え~、レンズ雲」
〇レンズ雲
わっ、円盤みたいな形。
まぁこれから天気が悪くなる時に良く発生する雲ですね~。
明日は、ははは、心配な天気になりそうですね~」
ここで山旅スケッチ。
<山旅スケッチ>
山小屋の支配人の粟澤さんは、10年前、気象予報士の資格も取りました。
「はい、では改めまして、皆さんこんばんは~」
宿のお客様「こんばんは~」
夕食の時間に登山者に西穂高岳の気象の状況を伝えています。
「ちょっとね、あの~、心配されるのは、
やっぱり雪降るので視界が悪くなる可能性があります。
で、え~、また」
粟澤さんの西穂周辺の情報は登山者に好評です。
宿のお客様の女性「明日どういう服装にしようかとか、
何時に出ようとか、準備が出来るので、
やっぱり聞けるの嬉しいなと思います」
粟澤さんは連日SNSでも山の気象の情報を発信しています。
多くの人に安全な登山をして欲しいと願っているのです。
遭難者の救助にも30年近くも携わってきた粟澤さん。
北アルプスの気象が分かるようになれば、多くの遭難が防げるといいます。
「じゃあ、あ~、誰かここにいる人で、気象のことが分かっている人がいて、
え~、それをお客さんに伝えることによって、
え~、何百人、何千人にって人が助けられる。
そんなことがあるんじゃないか?」
この日は激しい吹雪になりました。
「もう崩れ出すとほんと瞬時、バッと一気に悪くなるのが、山の天気ですね~」
*安全を確認して撮影しています
山小屋から先の稜線でも、強風が吹き付けていました。
山の天気を知るには、日々変化する気象の観測が欠かさないと、
粟澤さんも考えています。
「マックスだと27~28mは測れるとは思いますけどね~」
遭難を防ぐため、出来るだけ多くの人により正確な気象の情報を
伝えていくことが、大切だと考えています。
「え~、並んでおけばよりリスクを軽減出来ることって
沢山あると思うんですよね~。
なので、そういうことも、お~、少しずつ自分で身に付けて~、
で~、安全に、で、え~、山の自然と、
え~、向き合って頂きたいと思います」
山小屋で停滞した日の夕方。
「向かいの彼方に沈む夕陽です。
え~、西穂の名物です」
金色の染まって雲が流れてる。
「やっぱりその雲海。
え~、そしてこの先にある白山に沈む夕陽」
北陸の霊峰、白山に陽が沈みます。
〇白山
「これほんとに素晴らしいですね」
3日目
8:00 a.m.
いいお天気ですね~?青空見えてきた。
「ね~、どんどん回復してきましたね~。
今日はもう好天間違い無しですね」
一面の銀世界だ。
「うっ、うっ」
わぁ~、雪がたっぷり。
「中々深いですね、ラッセルすれば進めますけどね~」
深い雪を掻き分けながら登るラッセル。
粟澤さん、やり方教えてくださ~い。
今回は一面銀世界の所までと致します。
次回は粟澤さんにラッセルのやり方を教えていただきますところから始めます。
はい、そうですね、標高が高い場合は真冬と同じです。
そうですね、雪融けの季節は表層雪崩等危ない時期です。
とても気をつけないといけませんね。
どうぞ今夜、早朝にかけましては冷え込むそうですので、ご注意してお過ごしくださいませ。
雪解けなどで危ない時期かもしれませんね(^_^;)