Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④  


こんばんは!27日(水)は、西日本から北日本では

午前中を中心に雨が降りますが、午後は晴れる所が多くなるでしょう。
朝までは雷を伴い非常に激しく雨の降る所もある見込みです。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒、注意してください。
落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
南西諸島は曇りや雨となり、午後は雷を伴う所もあるでしょう。

白銀の世界
標高2000mの展望台
遮たるものの無い天空の峰々

             春の光きらめく高原へ
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               長野 美ヶ原

〇登山ガイド 植松晃岳さん

植松さんはガイド歴30年のベテラン。
美ヶ原の自然に詳しい山の案内人だ。

*撮影:3月上旬

前回は美ヶ原の最高峰王ヶ頭に到着したところまでの紹介でした。
今回は王ヶ頭からの眺望から始めます。

〇王ヶ頭(2034m)

「あっ、先程まで隠れていた南アルプス。
 そして八ヶ岳も見えてきましたね。
 凄い景観ですね~」

〇蓼科山(2531m)

蓼科山から続く八ヶ岳連峰。

〇八ヶ岳連峰

その右手には南アルプスの峰々も、遠くに望める。

「もう一つ景観の素晴らしい場所があるのでそちらに行ってみましょう、はい」

王ヶ頭から延びる登山道を西へ。

歩くこと15分、高原の端へ出て来た。

〇王ヶ鼻(2008m)

「はい、王ヶ鼻に着きました~。
 見てください、この光景。
 北アルプスの端から端まで全部見えますよ~。
 眼前に迫ってきますね~、凄い光景です~」

日本海から続く北アルプス、南北150kmもの山並み。

〇白馬(しろうま)岳

〇鹿島槍ヶ岳

そのすべてが一望出来る。

〇剱岳

〇立山

〇燕岳(つばくろだけ)

〇水晶岳

美ヶ原は北アルプスの峰々を眺める絶好の展望台だ。

〇槍ヶ岳

〇穂高岳

登って来た甲斐があったな=。

「解放感、広さ、そして雪の白さ。
 で、何よりもこの景観ですよね」

〇登山ガイド 植松晃岳さん

「全てが美しい。
 誰が付けたか分かりませんけども、ほんとに美しい光景です」

日本百名山が40座近くも見えるという美ヶ原。
山を眺める楽しさを存分に味わう山旅です。

松本市郊外にあります三城(さんじろ)牧場からスタートをしました。
登山道に沿って川が流れていました。
厳しい寒さで飛沫(しぶき)が凍っていました。
その先に大きなダケカンバが生えていました。
百曲という急登を始めてから1時間、大きな岩が見えてきました。
あそこが美ヶ原です。
そして、冬枯れの笹原の中を進んで行きました。
標高は1900mを超えまして、台上に到着しました。
登山口から歩き初めまして4時間山小屋に到着を致しました。
午後2時に雪が降ってきまして、気温は氷点下7度でした。
遮るものが無い美ヶ原、強烈な風が吹きました。
そこにはしかし、美しい樹氷がありました。
風がますます強くなりました。
オオシラビソには葉っぱ一枚一枚が凍っていました。
二日目は朝5時半、日の出を見に行きました。
気温は氷点下12度でした。
20分程で牛伏山に到着しました。
約10分間だけのモルゲンロート、素晴らしい朝焼けでした。
樹氷の中を進んで行きますと、柵がありました。
ここから登山道が始まりました。
茶臼山登山道という雪に覆われました登山道を、
スノーシューを履いて行きました。
山小屋を出まして1時間、ガスが出てきました。
この辺りには小さなサクランボのようなズミと呼ばれる果実の木が
生えていました。
しばらくしますと、やがて青空が見えてきました。
シュカブラという風が創り出した風紋が美しかったです。
そしてアルプス展望コースを歩き、王ヶ頭へ到着でした。
日本の名立たる山々を眺められましてまさに天空という言葉が
相応しいと感じました。





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