Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④  


こんばんは!4日(水)は、北海道では雨の降る所が多く、

所により雷を伴うでしょう。東北から九州は広い範囲で晴れる見込みです。
南西諸島は雲が広がり、雨が降ったり止んだりするでしょう。

山岳信仰が息づく山
冬限定
 ❝神域❞の森へ
山からの
 豊かな恵み

              人々に愛される山
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               長野 飯縄山

〇登山ガイド 中林寿之さん

20年前、長野の大自然に魅せられ、横浜から移住した中林寿之さん。
飯縄山の麓で暮らしながら登山やスキーのガイドをして活躍しています。

*撮影:3月上旬

前回は飯縄山の南峰に到着をしたところまでの紹介でした。
今回はいよいよ頂上を目指します。

〇飯縄神社 奥宮

すっかり雪に覆われている。

「頭気をつけてくださ~い。
 お願いしま~す」

この奥宮、登山者の避難小屋でもあるんです。

パッパッ♪

山頂への最後の尾根歩き。

〇風紋

「ここ風紋ありますよね~?」

波みたいですね~?

「はい、これね~実は風のサインなんですよ。
 風上がこの風紋の尖った方。
 向こう側から風がずうっと吹いてきてですね。
 で、柔らかい雪が削られて風下の方に飛んでいく。
 風紋は雪山ならではのサインですね~。
 なのでこの尾根の右手、向こうの方は雪庇(せっぴ)になってますね」

〇雪庇

風下は雪の庇(ひさし)、雪庇が張り出している。
いつ崩れるか分からないので、樹林帯側を歩きます。

「山頂標見えてきましたね~」

え~、どこですか~?

「エヘヘへ、今年は雪が多いんで~、
 山頂標の上がちょこっと見えるだけですね~」

「飯縄山山頂を登頂で~す、お疲れ様でした~」

〇飯縄山(北峰)(1917m)

ありがとうございました。

「戸隠山、ギザギザギザ、はい、ありますね」

〇戸隠連峰

岩山が連なる戸隠連峰。
かつて山伏はこの険しい姿を見て山を開いたんですね~。
その最高峰、高妻山(たかつまやま)も良く見えま~す。

〇高妻山

右手には黒姫山。

〇黒姫山

その奥には妙高山。

〇妙高山

「じゃあ今度遠く、目をずらしてもらって北アルプスが続いてますね~」

〇穂高連峰

〇槍ヶ岳

〇鷲羽岳

〇水晶岳

〇鹿島槍ヶ岳

〇五竜岳

〇白馬岳

全長100km以上に及ぶ北アルプス。
その雄姿を臨むことが出来ます。

「あれがね~、みんなが大好きな槍ヶ岳」

〇槍ヶ岳

〇鹿島槍ヶ岳

こちらは後立山連峰の盟主、鹿島槍ヶ岳。

〇五竜岳

さらに戦国武将、武田氏の家紋、武田菱の雪形が見える五竜岳。

〇登山ガイド 中林寿之さん

「飯縄山好きですね、はい。
 普段もね~、あの~、仕事じゃない時、ちょこちょこ登り来てますね。
 気分転換に景色見たりとか、上に来たらご褒美あるので辛いだけってよりは、
 この楽しみのある山っていうのもいいですよね。
 日本の主になる山、ほとんど見えるので魅力的な山ですね」

人々に愛される飯縄山。
山岳信仰の歴史を辿(たど)り、とびっきりの大展望を満喫した山旅でした。

JR長野駅から車で1時間、戸隠神社奥社で中林さんと待ち合わせ。
最初は森の中に入って行きました。
シジュウカラ、ゴジュウカラ、コゲラ、アカゲラと鳥が沢山鳴いていました。
歩き始めて間もなく、ミズナラ大王というミズナラの巨木がありました。
樹齢700年、幹周りが8mもありました。
そしてしばらく行きますと、隋神門という神域を守っている門がありました。
門の先は、樹齢400年の杉並木でした。
スタートをして1時間半、鏡池に到着です。
冬は一面が凍りつきます。
二日目は、飯縄山登山口からスタートをしました。
オオカメノキの冬芽がありました。
トチノキやノリウツギという植物もありました。
十三仏もありました。
そしてミズナラやシラカバの森を登ること1時間、
五番目の地蔵菩薩がありました。
ここからは一気に急登です。
尾根の直登の前にアイゼンを装着しました。
そして、最後の十三仏、虚空蔵菩薩がありました。
出発して2時間半、標高が1800mを超えました。
飯縄山の名前の由来であります「いい砂」。
飯縄三郎天狗さん、飯縄三郎さん、
昔の里の人達を救う為に天狗の麦飯を食べさせてくれる優しい人ですね。





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