Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③     


こんばんは!10日(火)は、北日本や北陸は概ね晴れるでしょう。

東日本の太平洋側は雲が広がりやすく、朝晩を中心に所により
にわか雨がありそうです。
西日本の日本海側は晴れる所が多いものの、太平洋側は雲が広がりやすく
所々で雨が降るでしょう。
南西諸島は曇りや雨となる見込みです。

エメラルドグリーンの海
テーブルサンゴの森
神秘的な地下世界
ジャングルに流れる
    勇壮な滝

              亜熱帯 生命の頂
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              西表島 古見岳

*この番組は2020年5月に放送したものです

*撮影:3月中旬

〇ガイド 八幡暁さん

これまで世界中をカヤックで巡(めぐ)ってきた八幡さん。
海や川を旅することで見えてくる自然や命の大切さを伝えてきました。

前回はコミノクロツグというヤシの仲間の植物を使用しての
縄や網を使ってきた等のところまでの紹介でした。
今回はマングローブ染めについての紹介から始めます。

<山旅スケッチ>
 マングローブ染めを体験

西表島にはマングローブ染めっという草木染めがあります。

〇マングローブ染め

古くは漁で使う網や布を染めていたんですって。

〇永露芳子さん

永露芳子(ながつゆよしこ)さんは、
島を訪れる人達にマングローブ染めを誰もが楽しめるようにアレンジして、
体験してもらっています。

*オヒルギは台風などで倒れた木を使用

マングローブもオヒルギの樹皮を煮出して作った
染料液を使ってTシャツを染めます。

八幡さんも初めて体験することに。
Tシャツの中も染めたい部分を糸で縛ります。
染料液にTシャツを入れて、何度もこすって色を馴染ませていきます。

「や~、いい経験だ」

永露さん「良かった良かった」

染め上がりましたか~?

永露さん「じゃあ広げてみてください」

「お~、お~、いいじゃないですか」

永露さん「あ~、面白いじゃないですか」

「ね~?」

永露さん「うん」

「や~、ほんとにいいわ」

格好いいですね~、八幡さんも出来栄えに大満足。

永露さん「木や草からもらった色で染めるのも、
     またこう驚き、喜び、楽しみ、色んな発見があるじゃないですか?
     そういうこう日々が、う~ん、何かとっても幸せな感じですね」

西表の自然の恵みを感じさせてくれた体験でした。

ユツン川をさらに上流へと進んで行きます。

ここで八郎さんが地元の子供達がやっている遊びを教えてくれました。

八郎さん「指ハブを作りましたよね?」

「はい」

八郎さん「それを作った茎のこの葉っぱの芯です。
     これでね今から海老を獲ってみようかなと思います」

「獲ってみますか?」

八郎さん「はい」

「ここに掛けんですね?」

八郎さん「ここにね尻尾~い、これで入れて、ピュッとやる。
     尻尾を縛ります」

「こうして~、こうやるの?」

八郎さん「そう」

面白い仕掛けですね~。

早速海老を釣ってみることに~。

「あっ、いるいるいるいるいる」

八郎さん「いるいる?」

いますか~?どこどこ~?
あ~、いた~、あっ、こっち向いてる。

〇コンジンテナガエビ

八郎さん「コンジンテナガエビっていう海老ですね」

八郎さん「ピュッ」

クロツグの先にパンなどの餌を付けて海老を誘います。

「おっ、来てる来てる来てる来てる、うわぁ~」

食らいついてる、逃がさないで。

「よし入った。
 入った入った入った入った」

お二人「う~~~~い~」

「やりました~、アッハッハッハッハ」

八郎さん「やったね~」

「やりました~」

八郎さん「結構大きいね~」

結構大きい、凄~い、獲れた~。

八郎さん「まっ、子供にしてはもう最高な遊びですね」

遊んで、頂いて体にするんですよね?」

お二人「ハハハハハ」

こうした遊びで自然に親しんでいくんですね~。

沢を何度も渡りながら楽しい水辺の旅が続きます。

上流を進むにつれて、道が険しくなってきました。

八幡さ~ん、こうした沢歩きで気をつけること、教えてくださ~い。

<山旅スタイル>
 靴の選び方と使い方のコツ

「今回のルート、割かし川渡ったり、砂とか泥とかあるんですけど、
 それぞれの靴であったよとかあるんですよね~」

〇ビブラムソール

そこで登山靴でお馴染みのビルラムソールと沢靴でよく見かける
フェルト底の使い方を教えてもらいました。

〇フェルト底

〇ビムラムソール

ビブラムソールは一般の登山道から岩場まで歩ける、
オールラウンドの登山靴です。
でも、沢で濡れた岩を歩くときは滑らないように歩くコツが必要だそうです。

「この岩とこの岩の間のそれこそ谷ずりに足を置くみたいな感じで置くと~、
 滑らないでまぁ安全に渡れる」

〇岩の間に足を置く

岩の間に足を置くのが滑らないコツなんですね。

一方

「靴底がフェルトのやつ、全面摩擦抵抗が大きいんですね」

〇フェルト底

「全体があのグリップ効いてしまうから滑りにくいですね。
 沢をずうっと上り詰めて行くような時はこういう靴がいいです」

〇フェルト底

ただ沢歩きに特化したフェルト底は、
登山道では土が靴底に付いて歩きにくくなるんですって。

靴を選ぶ時は靴の特徴を良く理解してどんな所を歩くのか
前もって調べることが大切ですね。

木漏れ日が眩しい、ジャングルを進みます。

森を抜けると、わぁ~、凄~い。
一枚岩が続いてる。

景色がどんどん変わっていくな~。

沢を登ること2時間

わぁ~、滝ですね~。

「わぁ~、着きました~。
 気持ち~ですね~。
 ユツンの三段の滝」

〇ユツン三段の滝

水しぶきが上がる豊かな水の流れ。
落差30mもあるんですって。

「水のダイナミックな音と、水っぷりがいいですよ。
 ダ~~じゃないじゃないですか」

確かに豪快で爽快、最高ですね~。

ユツン三段の滝を巻くようにして、滝の上を目指します。

あ~、その凄い急登、息を整えながら登って行くと。

「さぁ西表が誇る絶景がここです」

滝の下から登ること20分

「到着~」

目の前が開けた~。

「これで海から川と山の連続がこう見えるでしょ?」

滝の上から流れ落ちる水。
遠~くに青い海が見えてきた。
あの海から登って来たんだな~。

ジャングルの奥深く、勇壮な滝の絶景です。

今回は滝の絶景の所までと致します。
次回はいよいよ山頂を目指します。









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