日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/05/11 00:29:53
こんばんは!11日(水)は、西日本は午前中を中心に雨の降る所が多いでしょう。
東日本や東北の太平洋側は雲が広がりやすく、所によりにわか雨がある見込みです。
東北の日本海側や北海道は概ね晴れるでしょう。
南西諸島は曇りや雨となり、雷を伴い非常に激しく降る所もありそうです。
エメラルドグリーンの海
テーブルサンゴの森
神秘的な地下世界
ジャングルに流れる
勇壮な滝
亜熱帯 生命の頂
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西表島 古見岳
*この番組は2020年5月に放送したものです
*撮影:3月中旬
〇ガイド 八幡暁さん
これまで世界中をカヤックで巡(めぐ)ってきた八幡さん。
海や川を旅することで見えてくる自然や命の大切さを伝えてきました。
前回はジャングルの奥深く勇壮な滝の絶景を眺めたところまででした。
今回はいよいよ山頂を目指します。
滝を後にユツン川をさらに奥へ。
ここから先は道はさらに険しくなります。
「今まで来た道と全然違うわ。
人が入って無いから。
綺麗でしょ?苔が」
ほんとに、岩の上には苔がこ~んなにびっしり。
綺麗ですね~。
色んな種類の緑、瑞々しい景色です。
人の気配の無い静かな亜熱帯の森を進みます。
滝から歩くこと1時間、沢を離れて山頂へ続く尾根へと登って行きます。
「いいっすね」
八郎さん「格好いいな」
「格好いいっすね」
〇オオタニワタリ
木の上には着生植物のオオタニワタリ。
八郎さん「人間に取って食われるなよ~って感じで、
みんな上へ移りつりてるとるんじゃないの?
オオタニワタリも」
何だか神秘的。
「これは妖精いますね」
八郎さん「アッハハハハ」
「何か誰かが造ったみたいだ~」
八郎さん「ハハ~」
「ぐらいの何かね」
八郎さん「アハハ」
「配置が凄い」
ね~、妖精の棲み家ですよ、きっと。
今度は琉球地区に覆われてきた。
「ヤッホ~」
「ア~」
沢を遡ること4時間半、ついに到着?
「着きました、西表島最高峰」
やった~。
「あれですかね?三角点」
八郎さん「三角点ですね」
「海からやって来ましたけど」
古見岳に登頂です。
〇古見岳 山頂(469m)
「お疲れ様でした~」
ありがとうございました~。
「東を向いてるので、石垣から竹富。
南東に位置する新城(あらぐすく)まで見えてますね」
お~いい眺め~。
山頂からは石垣や竹富など八重山の島々が見渡せます。
〇石垣島
〇竹富島
振り返れば
「北側の海が今見えてます。
鳩間も見えてますね」
今朝カヤックで漕いで来た海が見える。
〇鳩間島
美しい珊瑚の海も子の山と繋がって育まれてるんだな~。
〇ガイド 八幡暁さん
「まず~、美しいですよね。
えへっ自然がね。
多くの人は都市で暮らしている。
で、登山という形で日常の山に入って
まぁ自然を楽しむってのが多いパターンだと思うんですけど~、
島の人にとっては日常のフィールド。
だから~、それがどう、まぁ言葉に言えば大切に守られてるのが
みたいなことが~、感じられる旅になったんじゃないかなと」
古見岳の豊かなジャングルと、水で繋がれた八重山の美しい海。
多様な命の営みを感じることが出来た旅でした。
旅のスタートは島の北側にあります上原の浜からでした。
午前8時に出発をしまして八重山ブルーの海からカヤックで
ユツン川の河口を目指しました。
テーブルサンゴがとても美しくびっしりでした。
ユツン川の河口に到着。
ユツン川の河口からは、ユツン三段の滝が見えました。
カヤックを降りますと潮が引いた河口を進みました。
ここにはオヒルギ等のマングローブが生えていました。
シオマネキ等の蟹もいました。
そしてジャングルの下には鍾乳洞がありました。
天井も低く、狭い所でした。
氷柱(つらら)石と呼ばれます鍾乳石が沢山ありました。
そして、石垣八郎さんと待ち合わせ。
ここからはガイドの八幡さん、石垣さんと3人で進みました。
セイシカと呼ばれます気品があります珍しい花も見かけられてラッキーでした。
ユツン川に沿ってジャングルを進みますと、シークヮーサーが生えていました。
さらに進んでいきますと、コミノクロツグというヤシの仲間もありました。
これは、幹を覆う繊維を編んで、縄や網の材料になるそうです。
さらに上流へと進んで行きますと、コンジンテナガエビという海老がいました。
沢を何度も渡りながら進んで行きます。
上流になるにつれて、道が険しくなってきました。
森を抜け舞うと、一枚岩が続いていました。
景色がどんどんと変わっていきます。
沢を登ること2時間、いよいよユツン三段の滝に到着です。
落差30mもありますダイナミックな滝でした。
そして滝を巻くようにして滝の上を進みます。
凄い急登を登って行きますと西表が誇る絶景が見えました。
西表島周辺の珊瑚やジャングルの植物や人間、そして動植物。
こうした命の営みが永遠に続くことを願いたいです。