日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/07/01 00:38:59
こんばんは!1日(金)は、西日本から東日本では晴れるでしょう。
内陸や山沿いを中心に雨や雷雨の所もある見込みです。
北日本は雲が多く、東北では午前中を中心に雨が降りそうです。
南西諸島は、雨が降るでしょう。
訪れるのは山梨県の王岳(おうだけ)、鬼ヶ岳(おにがたけ)。
切り立つ岩の稜線を辿(たど)り、富士山の大パノラマを堪能します。
芽吹きの季節
険しい岩場を越え
間近に望む
雄大な富士山
岩尾根に咲く
貴重な花々
緑輝く富士絶景の峰
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王岳・鬼ヶ岳
山梨県の南部に連なる御坂山地(みさかさんち)。
その中ほどに聳える王岳、鬼ヶ岳は富士山の大展望が魅力の山です。
〇王岳(1623m) 〇鬼ヶ岳(1738m)
*この番組は2021年5月に放送したものです
富士急行線河口湖駅から車で30分。
富士五湖の一つ、精進湖(しょうじこ)へ。
*撮影:4月下旬
湖畔で案内してくれる方と待ち合わせ。
おはようございま~す。
〇大内征さん
「おはようございま~す。
大内征(おおうちせい)です。
よろしくお願いします」
山岳雑誌や山のガイドブックなどで活躍する作家、大内征さん。
*提供:YAMAP
WEBでも富士山の眺めを楽しむ旅を紹介しています。
「まずはご覧ください」
あ~、富士山だ~。
〇大室山
「手前に見えている小さな山鹿大室山という富士山の裾野にある火山の一つです。
まぁそれを我が子のように抱く姿から、
まぁ子抱き富士っていう風にいわれています」
〇子抱き富士
へ~、ほんとだ~。
お母さんが小さな子供を抱いてるみたい。
「今日は徹底的に富士山を楽しみたいと思います。
なかなか険しい尾根道なんですけど、
とっておきの更なる絶景が我々を待ってくれています。
それと新緑のシーズンです。
ちょうど芽吹いている木々が山肌の駆け巡(めぐ)っている様子が
良く見れます。
まぁこの二つがテーマですね」
朝8時出発
まずはあの稜線を目指して登る。
御坂山地の王岳と鬼ヶ岳を巡(めぐ)る一泊二日の山旅。
精進湖の畔(ほとり)を出発し、若葉が煌めく森へ。
野鳥の声を聴きながら登り、稜線で富士山を望む。
そこから縦走し、大展望の王岳へ。
この日は西湖に下山。
湖畔のキャンプ場に泊まり、翌朝再び王岳へ。
険しい岩尾根を越え、鬼ヶ岳を目指す。
下山は西湖へ戻る。
全行程18km、中級者向けのルートだ。
出発から20分、緑が鮮やかですね~?
「やぁこれす~ごい綺麗ですね~。
いい季節」
木漏れ日に若葉が煌めいてる~。
「この辺りはイヌシデとかカエデも見られますね~。
秋に葉を落とした広葉樹が今芽吹いて新緑を爆発を指せている。
そういうシーズンですね」
弾けるような緑に覆われた谷沿いの道を行く。
わっ、花が咲いてる。
〇クロモジ
「これね~、クロモジの花が付いてますね~」
〇ミツバアケビ
こちらは面白い形ですね~。
沢山の小さな雄花。
その上に咲いてる大きいのが雌花なんですって。
鳥の囀(さえず)り、賑やかですね?
「何か響きますね。
反響するように聞こえてきますよね~」
ピッピピピッピピピッ♪
「あ~いたいた。
あそこにねオオルリがいます」
ほんとだ~、いた~。
ピ~ピ~ピ~ピピ♪
ピ~ピ~ピ~♪
〇オオルリ
瑠璃色が綺麗だな~。
「今、恋の季節ですよ。
雄が雌を誘っている訳ですね」
この森で繁殖する為に南から渡って来たんですって。
ピピピピピ♪
〇ヤマガラ
ピッピピピピピ♪
〇コゲラ
色んな鳥がいて楽しいな~。
ピピピピッピ♪
標高は1000mを超えた。
石がゴロゴロしてますね~?
「ちょっとね、古い石垣が組まれてますね」
こんな山奥に石垣?
「ここは中道往還(なかみちおうかん)といって、まぁ古い街道なんですね。
明治時代ぐらいまでは、あの~、長く使われていた
通りだったといわれています」
へぇ~、この道は駿河と甲斐の国を結ぶ重要な交易路だったんですって。
「峠を越える時にまぁ荷物とか沢山ありますけれども、
昔の方は馬も引いて運んでたんですよね」
こ~んな険しい山道、馬も大変だったろうな。
「ちょっとここを見てみてください」
何があるんですか?
「馬頭観音の像ですね。
まぁ馬が命を落としたりした時の供養ということで、
ここに建てられています」
この馬頭観音、街道を行き交う馬を見守ってきたんですね。
急な坂を稜線を目指して登って行く。
出発から1時間半、開けてきましたね~?
「いやぁどうですか?これ。
早速ご褒美ですね」
うわぁ、富士山だ~。
「富士山の西側がね、良く見えてますね」
〇精進湖
出発した精進湖も見える。
雪を頂いた富士山、迫力あるな~。
「見えます?ずうっと向こう。
水平線が見えますよね?」
え~、海が見えるの~?
「駿河湾ですね~」
〇駿河湾
向こうは静岡県なんだ~?
「今、歩いてきたこの中道往還は、まさにあの駿河湾から山梨の甲府まで、
通じている道で、まぁ富士の裾野をずうっと通って来てる道なんですよね。
で、この道をこう通って山梨県の甲府の方にもたらされた物があります。
何だと思いますか?」
ここで山旅スケッチ。
今回はこの質問のところで終了と致します。
次回は甲府にもたらされた物についての紹介から始めます。