日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/07/02 00:23:42
こんばんは!2日(土)は、日本の南を北上する台風4号が沖縄本島に接近する為、
南西諸島や西日本の太平洋側では雲が広がり、雨や雷雨となる所が多いでしょう。
沖縄や奄美では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や強風、
高波に注意、警戒してください。
西日本の日本海側から東日本は概ね晴れるでしょう。
午後は所によりにわか雨や雷雨がある見込みです。
北日本は晴れ間があるものの、雲が広がりやすいでしょう。
一方、南シナ海の台風3号は北上を続け、
4日には華南で熱帯手気圧に変わる見込みです。
芽吹きの季節
険しい岩場を越え
間近に望む
雄大な富士山
岩尾根に咲く
貴重な花々
緑輝く富士絶景の峰
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王岳・鬼ヶ岳
*この番組は2021年5月に放送したものです
*撮影:4月下旬
〇大内征さん
山岳雑誌や山のガイドブックなどで活躍する作家、大内征さん。
WEBでも富士山の眺めを楽しむ旅を紹介しています。
前回中道往還までの紹介でした。
今回はこの道を通って山梨県の甲府にもたらされた物についての
紹介から始めます。
<山旅スケッチ>
山を越えた生魚
江戸時代この山を越えて、遥々(はるばる)海から運ばれた物。
それは、鮪(まぐろ)などの生魚(なまざかな)。
中道往還は、駿河湾と公布を結ぶ二十里、80kmの街道でした。
*静岡県立中央図書館 蔵
〇生魚運搬図 個人蔵(山梨県立博物館 画像提供)
夏でも涼しい富士山麓を通り、御坂山地を越えて甲府まで馬で一昼夜。
かつて魚屋が軒を連ねた魚町(うおまち)。
ここに集まった魚は晴れの日の御馳走になりました。
生の魚を美味しく食べる工夫が凝らされ、
甘いタレを付けた寿司が、今も老舗で受け継がれています。
街道に建つ石碑、底に刻まれた俳句が往時を偲(しの)ばせます。
〇生魚
生魚の二十里走る不如帰
「この道を通ることによって、こういう生魚を運ぶことが出来たということです。
まぁそういう歴史的にも大事な場所だったんですね」
御坂山地を越えて海の幸を山国に届けた峠の道です。
この先は稜線を辿(たど)り、王岳へ縦走。
あの三角の頂を目指すんだ。
〇王岳
標高は1300m程、随分登って来たな~。
「ちょっと新緑の葉の大きさがね、この辺はちょっと小っちゃいですね」
この辺はまだ芽吹いたばかりなんですね~。
「あっ、ここにねちょっとこの季節ならではのものがあるんで、
ちょっと見てみてください」
〇ミズナラ
ん?小さな葉っぱ?
「これミズナラなんですけれども、じゃん」
スマホにクリップの接写レンズを付けて。
「お~」
カシャッ♪
カシャッ♪
「どうです?」
うわっ、産毛(うぶげ)みたい。
「ね?毛が良く見えますよね?」
この毛が葉を食べる虫などから、若葉を守ってるんですって。
「成長する過程の中で、徐々に見えなくなってきます。
今の時期ならではの産毛ちゃん」
標高は1500mを超えた。
この辺りはまだ芽吹いてないな。
「標高が高いので、ちょっと新緑を追い越しましたね」
岩や木の根が剥き出しになってる。
「ちょっと登りにくい所が多いですよね?やっぱこの急登は。
手が掛かる所と足が掛かる所を、
しっかり確保してゆっくり上がって来てください」
は~い。
標高差100m程を一気に登る。
あ~、30分かけて急な坂を登り切った。
〇王岳(1623m)
「はい、お疲れ様で~す。
王岳の山頂に到着で~す」
やった~。
「ね~、急な登りのご褒美がこれです」
素晴らしいですね~。
「裾野が広い。
このすそ野の広さを見て欲しかったんですよね」
東西40km程、富士山の広~い裾野が一望だ~。
「北から見た時のこの末広がりな感じが、
一番美しく見えるんじゃないですかね~。
ずうっとずうっとずうっと広がってる感じがね、
この山に来るとその様子が分かりますよね~」
とてつもなく大きな裾野を
これでもかと
美しく広げる富士山が
ただただ眼前にある
飾るものは何もない
むき出しのような姿に
ぼくはいつも圧倒されてしまう
大内征
〇西湖
麓に見えるのが西湖、今日はあの畔(ほとり)に泊まる。
夕方、キャンプ場で手際よ良くテントを立てる大内さん。
「よしっ、じゃあ次は焚き火の準備をしたいと思います」
今回は焚き火の準備をする前までと致します。
次回は焚き火の楽しみ方の紹介から始めます。