日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/08/29 00:47:19
こんばんは!29日(月)は、北日本から西日本では概ね晴れるでしょう。
ただ、関東では雲が広がりやすく、にわか雨となる所もありそうです。
南西諸島は概ね晴れますが、所により雨の見込みです。
訪れるのは北海道礼文島のツバメ山。
初夏、花園に囲まれた頂を目指します。
海辺にあふれる色彩
輝く礼文ブルー
岩場の息づく命
島の最北端へ
氷河期が生んだ❝花の浮島❞
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礼文島 ツバメ山
稚内(わっかない)からフェリーで2時間。
利尻島と共に日本海に浮かぶ礼文島。
○利尻島
○礼文島
色とりどりの高山植物が咲き誇り、花の浮島と呼ばれています。
❝花の浮島❞
○ツバメ山(233m)
その花園に囲まれているのが今回目指すツバメ山です。
ツバメ山に向かう登山口でガイドの方と待ち合わせ。
○登山口(レンジャーハウス)
ササキさんですか~?
○登山ガイド 佐々木陽子さん
「はい、そうです~。
ガイドの佐々木陽子(ささきようこ)です。
よろしくお願いしま~す」
○三浦雄一郎さん
プロスキーヤーで登山家の三浦雄一郎(みうらゆういちろう)さんのツアーに
医療スタッフとして参加していた佐々木陽子さん。
○佐々木陽子さん
ツアーで訪れた礼文島の自然に魅せられ、ガイドになりました。
「今日はですね~、あの礼文島の中でも
一番お花の種類が見られるといわれている
桃岩展望台コースを歩いて行きたいと思います」
○桃岩展望コース
「じゃあ色んなお花楽しんで行きましょう」
今回は一泊二日、二つのコースを楽しみま~す。
1日目
初日は花ざんま~い。
色とりどりの花を愛でながら絶景が広がるツバメ山の頂へ。
2日目
二日目は秘境とされる島の西側へ。
ゴロタ岬を経て最北端のスコトン岬を目指します。
帰りは路線バスで。
全行程30km、健脚者向けのコースです。
一日目、花を堪能しま~す。
「いい天気ですね~。
や~ほんとに~、霧がかかることが多いので~、
こんな天気がいい日は珍しいんですよ~」
*撮影:6月上旬
それはラッキー。
「太陽の元で色んなお花見られそうですね~」
期待していま~す。
あ~、利尻島が見える~。
「これでもかという利尻山ですね~。
正面に利尻山見ながら、足元には可愛らしいお花。
ほんとは飽きない道ですよここ」
○利尻山
「あ~、このチシマフウロも可愛いですね~。
風に露って書くんです」
風に露でフウロ。
○チシマフウロ(千島風露)(薄紫色のお花)
確かに清楚な感じ。
「あっ、今度は白いお花。
ネムロシオガマですね~」
○ネムロシオガマ
「お花がクイックイックイックイッってなってる。
こういう形がね~、とっても特徴的で楽しめるお花ですね」
確かにクイックイッですね。
「あっ、ここにも可愛らしいレブンコザクラですね~。
まあるくて雪洞(ぼんぼり)みたいですよね~?」
○レブンコザクラ(紫色のお花)
「こういう風にまあるく咲くのが特徴になってます」
礼文島では5月から9月にかけて、
200種以上の高山植物が咲くといわれています。
○ハクサンチドリ(紫色のお花)
日本アルプスなら2500m級の山でしか見ることの出来ない花が
ここでは標高200m足らずの所に咲き誇っています。
○エゾノハクサンイチゲ(白色のお花)
○センダイハギ(黄色のお花)
○レブンシオガマ(赤紫色のお花)
「あっ、また紫色のお花、発見しましたよ。
これ、レブンハナシノブっていいます」
○レブンハナシノブ(カラフトハナシノブ)(薄紫色のお花)
「別名カラフトハナシノブっていうんですけど、
名前の通り樺太で発見されたお花で、
で、こういったお花達は氷河期の頃に大陸と陸続きになっていて、
北からのお花達が南下してきて、
で、今までずうっと命を繋いできてるっていう」
氷河期に大陸からか~。
突然強い風と霧が。
「こうやって礼文島は~、凄く風が強いことが多くて~、
あの霧が発生することも多いんですよね~。
高山にいるような状態と変わらないですよ。
なので高山植物が~、命を繋いでこれている訳なんですよね~」
○レブンウスユキソウ(白色のお花)
こちらはレブンウスユキソウ。
アルプスに咲くエーデルワイスの仲間です。
寒さと強風から身を守る為、セーターのように厚い綿毛を纏(まと)っています。
「あっ、今度はこれ礼文にしか咲かないお花。
レブンソウですね~」
○レブンソウ(紫色のお花)
固有種のレブンソウ。
「蝶が羽を広げてるような形、一つずつしてるんで、よ~く見るとね。
ほ~んとに可愛いんですよね」
確かに蝶々がいっぱい。
○レブンアツモリソウ(白色のお花)
こちらも固有種、レブンアツモリソウ。
野生のランの仲間で礼文島で一番人気の花です。
ここで山旅スタイル。
今回はこのお花達を愛でたところまでと致します。
次回は花の観察方法をガイドの佐々木さんに教えてもらいますところから
始めます。