シシャモ
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- 2022/11/05 16:10:30
ニコットおみくじ(2022-11-05の運勢)
こんにちは!九州全域と本州、四国の太平洋側は概ね晴れ。
日本海側は曇りか雨で、北海道では雪も。
沖縄は曇りのち晴れ。
最高気温は平年並みか低い。
【シシャモ】 柳葉魚 Spirinchus lanceolatus(Hikita,1913)
smelt fish
shishamo smelt
☆キュウリウオ目キュウリウオ科シシャモ属に属する魚です。
<概要>
〇漢字・学名由来
@由来・語源
1913年に北海道大学の疋田豊治さんによりまして新種として発表されました。
《疋田豊治(ひきたとよじ)さん》 明治15年ー昭和49年
<シシャモの名付け親>
北日本鰈(かれい)類研究の第一人者です。
鰈の疋田として日本語魚類学の基礎を確立した
学者として知られています。
シシャモの研究にも詳しく、その名付け親です。
≪アイヌ語のススハモ≫
ススは柳、ハモは魚から柳葉魚となづけ、シシャモと呼びました。
≪学名のオスメラス・ランセオラタス・ヒキタ≫
ギリシャ語で属名は「香り」です。
種名「槍のような形から柳の葉ということ」
このことに由来します。
*現在:属名は変更されています。
御子息で魚類学者であります疋田豊彦博士から
お聞きしました命名の経緯があります。
オチョロガレイの名付け親でもあります疋田豊治さんは、
明治15年7月3日西田川郡日枝村の疋田太郎右エ門さんの
家に生まれました。
≪歴訪≫
荘内中学卒、東京理科大学臨時教員養成所卒業。
京都、大分の中学校教師を経まして、
明治42年札幌の東北大学農科大学水産学科講師、
助教授に迎えられまして、
以来、60余年に渡ります北方産魚類の研究者としての道が始まります。
≪研究≫
明治、大正の頃のカレイ類につきまして研究が少なく、
疋田さんは特に北の海のカレイ類の生態、分布、保護の
研究に精魂を傾けました。
≪強靭な根気≫
熱中しますと夜も昼も無く、研究室も家の区別も無く研究を続けまして、
疲れますとオットセイの毛皮に包まれまして、ごろ寝をしました。
夜中に目を覚ましますとストーブを焚きまして、
再び魚を見つめまして朝に至ることもしばしばありました。
その強靭な根気力は荘内人の気質ともいえるようです。
≪名を馳せる≫
ホルマリン臭の強い魚の鰭や鱗を数えましたり、
骨や内臓組織を調べまして、熊のような大きな手で
器用に解剖をしまして、美しいスケッチをしました。
得意の写真を撮り、骨格解体図版の労作と完成させまして、
北日本産カレイ類の研究を昭和9年に発表しました。
そして・・・
カレイの疋田として、魚類学界に名を馳せました。
≪気さくで身なり構わず人間丸出しで童心も≫
郷土の荘内沖底魚の調査の為に、鶴岡市加茂にあります
県水産試験場に数度来場をします。
80歳の高齢にも関わらず、終日研究室に閉じこもりまして、
騒然と微動もぜずに魚に全力集中します姿に、
学者とはかくもあるものかと皆驚愕しました。
教育者としましても独特の風格がありまして、
学生に敬愛され、慕われ、学生連中と酒を飲み、
奥様の三味線に合わせまして十八番の江差追分をよく唄いました。
范洋とした温かみがありまして、
また気さくで身なりを構わず人間丸出し、
童心もあり、いうにいわれぬ味がありましたようです。
≪古希記念にご夫妻の謝恩旅行が行われた≫
同窓生有志によりまして、日本全国12000km愛のリレー旅行が、
昭和26年9月から80日間、稚内から鹿児島まで行われました。
敗戦後の荒廃期の世相下に、師弟愛の明るいニュースとして
当時の話題となりました。
昭和36年に北海道文化省を受賞、大日本水産会功労者として
表彰されました。
半世紀に渡ります魚類学を主軸としました研究と、
教育に傾注しました偉業と人徳は、今も斬界に残されています。
★標準和名
アイヌ語でスサモ、スシャモと呼ばれていましたものを、
シシャモとして標準和名にしました。
アイヌの神によりまして柳の葉(柳=スス」+「葉=ハム」もしくは
「柳=シュシュ」+「葉=ハム」)から創られたという
伝説に由来しています。
伝説は鮭が獲れなくて困りました時に、
アインシモリがカムイに祈り捧げましたところ、
柳の葉が落ちて魚になりました。
これがシシャモでした。
*アインシモリ・・・アイヌの人
*カムイ ・・・神
〇生息域
淡水→海水→淡水です。
@棲息地
海域沿岸部の水深約20~30mです。
@分布
北海道の太平洋岸です。
@固有
日本固有種です。
〇生態
@産卵期・成長
10月中旬~11月上旬にかけて川を遡上しまして、下流域で産卵します。
産卵後は、海に下りまして成長します。
翌秋になりますと、雄の多くが成熟し産卵に参加をしまして死にます。
小型の雄は海に残りまして、翌年2年目に産卵に加わります。
雌は1年で成熟産卵しまして、翌年に2度目の産卵をします。
☆寿命
約3~4年です。
〇漁法
けた網漁(底引網の一種)です。
〇味わい
@旬
秋です。
@身の特徴
鱗:薄く取れやすい。
皮:弱いです。
骨:柔らかいです。
身:血合いの紅い白身で熱を通しましても硬く締まりにくいです。
〇料理
・刺身 ・塩焼き
・ムニエル
〇加工品
・丸干し雌 ・丸干し雄
問題 スーパー等で販売されていますノルウェーやアイスランド周辺で
漁獲をされています「カラフトシシャモ」の名前を教えてください。
1、ツェッペリン
2、クレペリン
3、カペリン又はキャペリン
ヒント・・・〇カラフトシシャモ(???)
極北海域の深度約725以浅に生息しています。
@生息海域
北東大西洋では白海、ノルウェー海、バレンツ海、
北緯74度までのグリーンランド沿岸で見られまして、
北限はビュルネイ島です。
北西大西洋では、ハドソン湾からメイン湾です。
北太平洋では韓国からファンデフカ海峡です。
日本では北海道のオホーツク海沿岸にも回遊します。
@シシャモと正解の魚種の違い
正解の魚が青色で黒光りしているのに対しまして、
シシャモは銀白色に輝いています。
同じキュウリウオ属ですが全く異なります。
@旬の違い
・正解の魚:通年食せます。
・シシャモ:10月から1カ月半だけ出回ります。
さらにヒント・・・
〇恒星の名前・日本のマツダさんが製造・販売 (中型乗用車)
ファミリアと共にマツダ乗用車の基幹車種として広く知られていました。
お分かりの方は数字もしくはスーパー等で販売されています
「カラフトシシャモ」の名称をよろしくお願いします。