日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2022/11/19 00:33:41
こんばんは!19日(土)は、九州や奄美では雨が降り、
雷を伴って激しく降る所もあるでしょう。
中国・四国から東海にかけては午前中は晴れる所が多いものの、
午後は西から雲が広がり太平洋側沿岸部では所によりにわか雨がありそうです。
関東甲信・北陸から東北は概ね晴れるでしょう。
北海道は雲が広がり、午前中は所によりにわか雨やにわか雪がある見込みです。
沖縄は晴れたり曇ったりとなるでしょう。
訪れるのは南アルプスの悪沢岳(わるさわだけ)。
広大なお花畑と大展望の稜線を辿(たど)ります。
天空のお花畑
稜線からの絶景
険しい山道
花咲く岩の峰
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南アルプス 悪沢岳
南北120kmに及ぶ南アルプス。
その一角に聳える標高3141mの悪沢岳。
日本で6番目に高い山です。
*この番組は2021年10月18日に放送したものです
静岡駅から車で3時間。
林道入口で案内してくれる方と待ち合わせ。
案内してくれる方「おはようございま~す」
おはようございます。
〇赤石小屋 管理人 高橋千亜紀さん
「今回ご一緒致しますガイドの高橋で~す。
よろしくお願い致します~」
仙台で暮らす高橋さん。
南アルプスに魅せられ、毎年のように通っています。
〇高橋さん
東日本大震災が起きた時には、この地域の人々から支援を受け、
それをきっかけに山小屋の管理人をするようになりました。
今回はどんな山旅ですか?
「あの~、南アルプスのいわゆる南部と呼ばれる所なんですけれども、
まぁ山がまず深い。
これがえ~、特徴になっています~。
またですね~、スケールの大変おっきいお花畑がありますので、
多分、えっ南部ってそんあとこあるの?っていう方
多いと思うんですけれども、
実際ご覧なっていけるので楽しみにしてください」
悪沢岳を目指す三泊四日の山旅。
一日目は林道から樹林帯を抜けて山小屋へ。
二日目、富士山を望む稜線を歩きます。
三日目、南アルプス最大級のお花畑を通って悪沢岳に登頂。
下山はさらに一泊して林道入口へ戻る健脚者向けのコースです。
*撮影:7月下旬
「はい、それでは出発致します~」
朝7時スタート
「通常ではですね~、送迎バスっていうのが迎えに来るんですけれども、
今回はコロナの影響で残念ながら皆さんには歩いていただいております。
足慣らしだと思って頑張りましょう」
まずは林道を行くんだ?
「あ~、ちょっと吊り橋見えてきたんで、ちょっと寄り道してきましょうかね?」
吊り橋?あれですか?
「え~、長さが130mになります~」
「足元を注意してください。
落ちないように」
結構な高さですね~?
幅も狭い、あ~、足が竦(すく)みそう。
「下に綺麗な流れが見えてますけれども、
これが大井川(おおいがわ)になります~」
〇大井川
南アルプスを源流とする大井川。
「じゃあこの辺りで止まりましょうか~?」
「この辺り見ていただきますと、
南アルプスの代表的な地形というのがお分かりいただけると思います~。
V字谷と呼ばれる所です~」
〇V字谷
ほんとだ、見事にVの字になってる。
川の流れが険しい谷を創ったんだ~。
元のコースに戻って~、シラビソの森へ。
「この辺り歩いてて気付くと思うんですけど~、
甘~い匂いが何となく漂ってるんですよね」
ほんとだ~、いい香りがするな~。
「まぁあの~、近づいていただくとお分かりいただけると思うんですけど~、
そうですね~、あっ、ちょっと樹液出てますね、これね。
これがとってもいい匂いなんですよ」
〇シラビソの樹液
ほ~、この樹液が~。
「失礼して、う~ん、ほんとに何ていう、な~んというんでしょうね。
柑橘系の匂いがするんですけど、
これがまたっねっ、、あの通には堪(たま)らなくって~、
この樹液をリュックなんかに入れるととてもいい匂いするんですよ~。
私はね~あの~、箪笥(たんす)の中に~、
ハンカチとかにねこれちょっと着けて入れとくと~、
箪笥の中が凄くいい匂いするので~、私は結構そういうの好きです」
歩き始めて6時間
「ここが歩荷返し(ぼっかがえし)」
歩荷返し、ここから歩荷さんでも引き返したくなるんだって。
石がゴロゴロして根っこも張り出している。
確かにこれはきつい。
高橋さんも山小屋まで荷物を上げているんですよね~?
「まっ、あの一番多くて30kgぐらいですね」
30kg?
「はい、でも小屋に着いたらみんな待ってるからぁと思うと
何となくね頑張れちゃうんですけど。
はぁ、へっ、よいしょっ」
「はい、はぁ、小屋まであと30分だよって、はい」
ボッカ返し終了、イラストが可愛い。
「これあたしが作ったの、あはははは、あははははははは」
山小屋が見えてきた。
「はい、小屋到着ですね」
ここが高橋さんが管理をしている山小屋。
「は~、お疲れ様でした。
約9時間の旅です」
お疲れ様です。
今シーズンはコロナの影響で山小屋は休業中。
今夜はどこに泊まるのかな~?
「はい、じゃあ今日はね、
え~、こちらの方で、え~、泊まりたいと思います。
赤石小屋倉庫棟となってますが、冬季小屋として使っております。
はい、ではこちらの方ね入ってまいりましょう」
〇冬季小屋
冬山登山をする人達が利用する冬季小屋を特別に開放しているんだそうだ。
冬季小屋に管理人はいません。
高橋さんに無人小屋に泊まる時のマナーを教えてもらおう。
今回は赤石小屋倉庫棟に宿泊のところまでと致します。
次回は無人小屋のマナーを高橋さんに教えていただきますところから始めます。