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かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 89 反抗期…??

ハンターハンターという漫画を知ってる人は少ないかもしれません。面白い漫画で、知る人ぞ知る漫画かな、と思う少年漫画なんですけど、あの少年漫画の中の登場人物に、キルア君という息子が悪行を働くと「まぁ…成長したのね」って感動して喜ぶという悪役中の悪役、マフィアのゴッドマザー、みたいなキャラクターのキキョウというキャラクターが出てくる。知らない人は多いかと思う。あんな端役。小さい子供だった時、漫画読んで「うわ、なんて気色悪い人物だろう。こんな悪意で悪意を育てるみたいな、悪役中の悪役、わるものだっ」って漫画読んでて思ってた。凄い嫌だった。でも、近頃子供が反抗期な時に、私は両手をあわせて額を床にこすりつけてあんなに気色悪いと唾棄していたキャラクターに謝りたい。と思った。子供の反抗期、めっちゃ可愛い。お母さん、外国の事や動物やらの壮大なスケールのテレビ番組大好き。大好きだから「こんな遠い異国の番組面白いよ」と子供に言うと「やだやだー私はアニメ見たい」というので、「ええ、お母さんこれ大好きだけどな」と残念に思ってそう呟いたら、「私は大っっっ嫌い」と憎たらし~く言い放ち、その時の顔の表情ときたら、え?そんな嫌さを隠さない表情する??っていう位憎たらしい顔していて、それがもう面白くて面白くて。ああ…すかさず撮影しとけばよかった。あまりに面白いので爆笑するだけで終わった。今度あんな顔してたらすかさず撮影しようとおもった。あんなに面白い子供を見られて爆笑だった。あんなに意地悪な「私は大っ嫌い」が言い放てるようになったなんて…と娘のちゃくちゃくとした傍若無人な成長ぶりに喜んでいる私がいて、「いやいや、そんなわがままに育てたらダメだろ」と思う反面、あの悪役キャラの「まぁ…立派に育って」っていう気持ちが寸分たがわず理解できた気がして、なんだかもう、私もようやく一応そんな風に思えたんだな、と自分の成長にも嬉しかったり、子供がかわいかったり、楽しかったり。うれしかったり。その憎たらしい「大っ嫌い」が最高に可愛くなくて、可愛かった。ゲシュ崩…。ここで避難ごうごうの嵐に身を投じる決死の覚悟を持とうと思う。その覚悟で記そう。一人っ子や長子がわがままになるのは、ほとんど親のこういう「…かわいい(えげつない親の趣味)」という感情が大体の原因だ、と私は思う。と、自分の悪い部分をたいがいそうだと普遍化させて責任逃れしようとした私はやっぱりだめな親だ。反省、反省。
だめなとこ そこがたまらん おもしろい
いやほんとにダメだよな。そう思ってるなんて。もっと世界に羽ばたけるような謙虚さもきちんと備えてほしいとは思っています。まだ小さいからと思ってるのがもしかしてダメなのかな。まぁ今はまだ、人間の喜怒哀楽は抑制できる時期じゃないと思っている。まだまだ子供だからな。憎たらしい事いったって。早く大人になってほしいなぁ。




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