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かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 119 はやくねなさい

「はいっはやく寝るよっはやくっもーなんで寝ないのっマンガ読んでるのっ」

と、子供に言うのがお母さんの役目だとしたら、うちは完全に子供がお母さんである。子供に寝る前にそういわれてしまった。
「あ、はいはい、すこし待って」
「もーーーーはやくねなさーーーーーい、おかーーーさんもよこになってーーー」
と、寝る前に布団に入れと叱られる。どういう育て方をしたからこんな事態になったんだっけ。
「ごめんごめん、いまねる~~~」
とねてみたら満足そうにして
「はいっじゃ、こぶたの話っ」
とせかすので、さんびきのこぶたのお話をする。
「ということで、おおかみさんはこぶたを食べられなくて、かえりました」
と話しをおしまいおしまい、にしようとすると
「ちがーーーーーーう、おおかみさんはそのまま帰らないで、もっと色々とするんだよー」と言う。
「え…そんな話だっけ。三匹のこぶたって」
ときくと
「パン屋に誘うんだよ!」
と、どこかのバージョンの三匹の子豚の話をしなかったということで、お話してもお話が違うと叱られる。いったいどうしてこんなになっちゃったんだろう。早く寝てほしいから、
「目をつぶってお話をきくんだよ」
というと、両手で目をかくして
「…めをとじながらおはなしきくのむずかしい…」
っていうので笑ってしまった。そういう時笑ったら、プライドが傷つくかもしれんから、ほんとダメだよな。真剣な顔つきでのぞまねばな。もうかわいくておかしくて。
「じゃふつうにして聞いててね」
というと、普通に目閉じてすぐ寝た。子供にきびしく指導してもらうので助かります。
ちがうだめ しちゃいけません わるいこと!
近頃子供がダメダメばっか言うソレダメ先生の兆しを見せてくれて、なかなか頼もしいしかわいいです。




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