日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2023/02/01 00:51:41
こんばんは!2月1日(水)は、北日本や北陸では雪や雨が降り、
雷を伴う所もあるでしょう。
また、北日本を中心に非常に強い風が吹いて、海上は大しけとなる見込みです。
猛吹雪や吹き溜まりによる苦痛障害、暴風や高波に警戒してください。
東日本から西日本の太平洋側や九州北部は雲が広がりやすく、
所によりにわか雨やにわか雪がありそうです。
南西諸島は概ね晴れるでしょう。
訪れるのは九州のくじゅう連山。
個性豊かな山々を縦走します。
きらめく湿原
錦に染まる山々
大地の息吹
山の魅力が満載
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くじゅう連山
大分県の西に聳えるくじゅう連山。
*この番組は2022年1月17日に放送したものです
東西15km、南北10kmに渡って、
標高1500m以上の山々が連なり九州の屋根とも呼ばれています。
かつては漢字で九つ重なるや久しく住むと書いてくじゅうと呼んでいましたが、
現在くじゅう連山はひらがなで表記されています。
九重 久住 くじゅう連山
別府市から車で1時間半、登山口のある長者原(ちょうじゃばる)です。
〇長者原(登山口)
ここでガイドの方と待ち合わせ。
おはようございます。
〇登山ガイド 西嶋功さん
「おはようございま~す。
登山ガイドの西嶋です。
今日はよろしくお願いします」
山口県出身の西嶋功(にしじまいさお)さん。
サラリーマン時代に大分に赴任。
くじゅう連山に惚れ込み、山麓で宿を営みながら登山ガイドをすることに。
「今はちょうどですね、草紅葉、え~紅葉が堪能出来る時期です。
草原の~あの~景色から~頂上の大展望。
様々な要素がコンパクトに収容されてるのがくじゅうの、え~魅力です」
くじゅう連山を行(ゆ)く一泊二日の山旅。
1日目
一日目は長者原を出発。
硫黄山(いおうざん)を眺めながら三俣山(みまたやま)へ。
山頂部に広がる紅葉を楽しみます。
この日は山の懐に湧く温泉で一泊。
2日目
二日目は最高峰の中岳(なかだけ)に登ってから
主峰の久住山(くじゅうさん)へ。
下山は牧ノ戸峠(まきのととうげ)へ。
中級者向けのコースです。
*撮影:10月下旬
午前8時出発
「この吊り橋を渡ると絶景が広がってますよ~」
いきなり絶景ですか?
「行きましょう」
〇タデ原(わら)湿原
わぁ~、いい景色だな~。
「ここは~タデ原湿原ですね。
くじゅうの山々から湧き出してきた水の遊水地です。
希少な植物、水鳥が生育してるところですね。
2005年ラムサール条約に登録されて、今も守られています」
貴重な湿原なんだ?
朝日を浴びて芒(すすき)が輝いてる。
山麓に広がる雄大な湿原。
スタートしてすぐに圧巻の景色だ。
湿原を過ぎると森の中へ。
「この木漏れ日がいいですよね~?
といい雰囲気ですね、ここ」
確かに気持ちいい~。
1時間程歩くと周りの木が広くなってきた。
「ここはあの火山性の土壌で~、高い木が育たないんですよ。
やっぱり一番くじゅうらしい、あの~景色ですねこの辺りは」
火山性の土で栄養が少ないから木が大きく育たないのか。
あれっ?今度は植物がほとんど生えていないぞ。
「硫黄山です。
くじゅうの中では一番火山活動が活発な所です」
〇硫黄山
ガスが出てる。
地球の息吹を実感するな~。
「昭和40年代までは硫黄の採掘が行われてきました。
戦国時代には南蛮貿易の交易品になったともいわれてます」
そんなに昔から硫黄を掘っていたんだ~?
三俣山の頂を目指す。
「よいしょ~、は~は~」
登りが急になってきたぞ。
頑張ろう。
「よいしょ~っ、滑りますね~。
よいしょっ」
「ちょっと振り向いてみてください。
今日はくじゅう連山が綺麗に見えますよ~」
ほ~んと、その名の通り山が連なってる。
〇中岳
「一番真ん中に聳え立ってる高い山が、九州本土最高峰中岳です。
そして一番右に見えてる山が久住山、綺麗ですね~」
〇久住山
「明日中岳、久住山両方登りますね。
楽しみですね」
中岳 久住山
ここで山旅スタイル。
今回は中岳と久住山が見えました所までと致します。
次回は秋のウェア選びについてを登山ガイドの西嶋さんに
教えていただきますところから始めます。