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かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 163 銀魂のさっちゃん①

銀魂という少年漫画が人気らしいのに、今のいままで読んだ事がなかった。というのも、すごく人気あった時代に、「面白くないよあんな漫画」って言ってる人がいて、「そうなんだ」と素直にそう思って面白くない奴なんだなとみてなかった。最近、アニメーションの銀魂みたら、めっちゃ面白かったです。大人向け?なんじゃ?というか。いつも少年ジャンプの漫画っていったいどの年齢層向けなのかな?と謎です。夫に聞いてみたら「多分中学二年生あたりをターゲットとしてるのでは」と言っていたので、私が銀魂を面白い、と思ったという事は、私の精神年齢って中学二年生?という事になりまして。なんだか私って、人権とかこれから主張してはいけない大人なんじゃという自覚が芽生え…という程落ち込んだ訳じゃないけれども、漫画を面白いと思う事は、なぜか大人にはものすごく罪深いという気持ち、それがあるのはまぁ一応大人の端くれという事なのかな。本当の中学二年生はそんな憂慮もなくただ楽しく読んでるかもしれない。
 ドMのさっちゃん、というキャラクターが出てくるのですが、私はこの漫画のドMのさっちゃんをよく作者はいきいきとまるで本当にそんな人間が存在しているかのように描くよな~と面白さと表現力に脱帽します。こんなメガネ美少女で一途主人公にのみドM女でスタイル抜群ロングヘア子って…まさに少年の夢というか、そんな主人公に都合のいい女の子、現実にいな~~~~~い(笑)という笑いが止まらないというか。作者さんが男性?みたいなので、そういう男性の夢が詰まっているんだろなという気もして、なんだかとっても…。女と男の考えの違いがよくわかっていい勉強になるなとか思います。
 ただ、なんていうのか、この漫画のどMのさっちゃんと銀さん二人は、人間自体は極めて非現実的にもかかわらず、銀さんとドMのさっちゃんの、粘着質な理論をこえた愛憎にまみれた関係が、なにかこう、ものすごい求心力というか、人間と人間の間に生まれる好きや嫌いや男や女の不思議なひかれあいみたいなものの本質にものすご~~~~~く迫っているような、妙な説得感があるというか。ドMの女性が全員さっちゃんみたいな面白い人だったらもっと世の中わかりやすいでしょうが、周囲からして「なんであんな銀さんみたいな悪い男に??」と完璧な女性がひっかかる、という事態って、現実世界で間々見受けられますよね。「え…?なんで???」みたいな、その男性にその女性????みたいな、よくわからない。女と男はよくわからない…みたいな現象みたいなもの、そんな関係性みたいなものを、どうにかわかりたくてわかりたい人が読むと、すごく勉強になるんじゃないのか??????という漫画といえるのではないか…とか思ったりして。
 ドMのさっちゃん、ドMの心理勉強マンガとして、ドSの男なら一読するべき必読書なのでは…といえる気がしたりして。
 それにしても、ドMのさっちゃんに男の人は好かれたいでしょうか?私はなんだか銀さんがあんまり愛ない態度をとってる様にも見えたりして、さっちゃん、もっといい男性いるんじゃ…????と言いたくなります。だけど周囲が「あの人と付き合っちゃだめよ」とかいうと、恋はますます燃え上がる…みたいな???そういう感じ????なの????みたいな。妙な男女の不思議なリアリティが、あんな子供向け漫画なのに、本質をズバっとえぐってる気が、…するんだ????よく知らんけど。
子どもには まだ早すぎる アニメーション
お宅じゃない人はアニメというものは全部、子ども向けだと思ってるところがあります。でもよく見たらこれ子供が見て面白いとかわかるの?っていうシーンあったりするので、大人向けな気がするんですが、大人が楽しい楽しいって言ってると、それは恥ずかしいみたいなこの風潮。一体だれがメインターゲットなんだろう。三十代の私は面白いと思ったけど。




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