日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2023/03/07 00:48:58
こんばんは!7日(火)は、北海道から東北北部では雲が広がりやすく、
所によりにわか雨やにわか雪があるでしょう。
東北南部から九州は概ね晴れる見込みです。
沖縄は晴れたり曇ったりとなるでしょう。
訪れるのは静岡県にある伊豆三山(いずさんざん)。
海底火山が生んだ独特の景観を味わいます。
駿河湾&富士山
大岩壁に挑む
クライマーたち
大岩壁の頂
海底火山が生んだ景観
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伊豆三山
伊豆半島の付け根に位置する伊豆三山。
葛城山
452m
発端丈山 城山
410m 342m
標高は300m台から400m台程ですが、
海底火山という成り立ちもあり、随所で独特の表情を見せます。
〇伊豆長岡駅からバスで30分
伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅からバスで30分。
〇三津(みと)長浜
三津長浜の港で待ち合わせ。
おはようございま~す。
〇ガイド 鈴木達志さん
「おはようございま~す。
はい、ガイドの鈴木達志(すずきたつし)で~す。
どうぞよろしくお願い致します」
静岡の隣り、神奈川県に生まれ育った鈴木達志さん。
高校生の頃、岩登りに夢中になり伊豆にも足しげく通うように。
そしてついにはこの地に移住。
現在はガイドとして活動をしています。
「伊豆三山は遥か昔、え~南の海底火山だったんですね~。
で~、え~その海底火山がどんどん隆起して~、え~出来た。
え~そんな変わった山なんです。
そのえ~成り立ちをですね~、え~ご案内したいと思います」
今回は日帰りで伊豆三山を巡(めぐ)ります。
まずは駿河湾の港、三津長浜から最も近い発端丈山(ほったんじょうざん)へ。
続いて内陸にある城山(じょうやま)へ。
途中ロッククライミングが盛んな大岩壁に立ち寄ります。
そして海底火山時代の巨石を眺めつつ、
最も標高が高い葛城山(かつらぎやま)へと向かいます。
*下山はロープウェイで
*撮影:11月下旬
三津長浜の港を出発。
「あのもう後がもう発端丈山の山ですからね~、麓っていう所ですね~」
〇発端丈山
「はい、この辺りからですね~。
生け垣が出てきたんですけど~、マキの木の生け垣になりますね~」
〇マキノキ(イヌマキ)
槙の木
常緑の針葉樹、マキノキ。
関東から南の暖かい地域に分布し、生け垣や防風林などに利用されます。
「このマキノキの特徴なんですけども~、
かなり密集をしているので~、え~風を通しにくい。
且つ潮風にも強いんですね。
僕達はこれ子供の頃はですよ~。
手裏剣を作ったりしてね、え~遊びましたね~。
こんな手裏剣が出来るんですね~」
*所有者の許可を得ています
お~、結構本格的。
集落を抜け、いよいよ山道へ。
「こちらにですね~ちょっと珍しいお茶の花が咲いてます」
〇チャノキ(白いお花)
茶の木
お茶の生産量全国一位を誇る静岡県。
しかし花を見る機会はなかなか無いといいます。
「お茶栽培はやられている農家さんは養分取ってしまうので~、
葉っぱによろしくないということで花は摘まれちゃうんですね~。
お花が咲いてる、珍しいことですよ」
道が険しくなってきた。
「ここが一番の急登ですからね。
一気に200mぐらい標高を上げますから頑張って行きましょう」
はい。
足元を確かめつつ、一歩一歩慎重に。
「はい、きつい登りが終わりました。
え~、ご褒美です。
こちらの風景ご覧ください」
どれどれ~?
うわぁ~、すっご~い。
「ここでは日本一が二つ。
え~、見ることが出来るんですね」
え~、どういうこと?
日本一 駿河湾
水深 2500m
「駿河湾は日本一深い湾なんですね~。
下に2500m」
日本一 富士山
標高 3776m
「富士山が3776m」
何とこの風景の中に日本一の高さと深さが。
高低差 6000m以上
高低差が実に6000m以上。
「頂上が見えてきました。
もうすぐですよ~」
「はい、お疲れ様でした。
伊豆三山一座目の発端丈山に到着です」
お疲れ様で~す。
〇発端丈山(ほったんじょうざん)(410m)
最初の頂、発端丈山。
標高は410mです。
西には駿河湾。
〇駿河湾
「対岸に見えてるのが富士市から清水市の海岸線がずっと見えております。
ヨットが浮かんでるのが見えますでしょうかね~?」
ここで山旅スケッチ。
<山旅スケッチ>
漁師が信ずる山懐(やまふところ)の寺
駿河湾
発端丈山
駿河湾に程近い発端丈山。
その山懐に漁師から信仰されてきた寺があります。
〇増山寺(ますやまでら)
808年 創建
平安時代の初め、弘法大師空海が創建に関わったと伝わる増山寺。
境内には樹齢900年という大カエデがあります。
〇大カエデ
大楓
それにしても海辺で暮らす漁師が、
なぜ山の中の寺に足を運ぶようになったのか?
きっかけは商売だったのかもしれません。
実際昭和の中頃まで魚を担いで売りに行く人がいたといいます。
〇お寺お近くに住む
山本準次さん
「浜の方からこの~背負子(しょいこ)に泥箱(どろばこ)をこういう風に、
氷とか魚入れて~、であの売りに来るんですよ。
鯖(さば)とか今でいうあれかな~?
うん、あの~鱒(ます)とか」
そして、寺への信仰も。
「増山寺は漁師さんにとって、
海上安全、航海安全を祈願する心の拠(よ)り所のような場所でした。
感謝の気持ちを込めてお参りに来ていたそうですよ~」
駿河湾と伊豆三山、伊豆半島の海と山を漁師達の信仰が繋いできたんです。
発端丈山を下(お)り、次は城山へ。
「右手に見えるのが狩野川(かのがわ)ですね~」
〇狩野川
伊豆半島の中央部から流れ出す駿河湾へと注ぐ狩野川。
「あちらに見えてきたのが~、今から登る城山で~す」
〇城山
結構険しそうですね~?
「海底火山が隆起して出来た岩山ですね~」
本州 煙
〇〇〇
海底火山
2000万年前
2000万年前、伊豆半島は本州の遥か南の海で生まれた
海底火山の集まりでした。
それがプレートの移動によって、徐々に本州に近づいていきます。
100万年前
100万年前、海底火山はついに本州と激突。
隆起して伊豆半島となったのです。
本州 伊豆半島
〇〇〇
隆起
城山の登山口に到着。
とそこに意外な看板が。
今回は城山の登山口に到着した所までと致します。
次回は意外な看板の紹介から始めます。
ミオティカさん、御多忙な中こうしてコメントをありがとうございます。
そうですか、伊豆は御存知かもしれませんが西伊豆、中伊豆、西伊豆で表情が異なることも。
温泉は非常に豊富ですね。
これからの時期は花も見頃になる所が多いです。
例えばですが、河津桜は東伊豆ですし、水仙は石廊崎や西伊豆です。
その他金目鯛の漁獲量が下田市は日本一です。
沢山とにかく楽しい所がありますよ。
一度機会がありましたらお伺いをいかがでしょうか?
本日は寒暖差がありそうです。
体調を崩されないようにお過ごしくださいませ。
冒頭もですが、コメントをどうもありがとうございました。