Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③    


こんばんは!9日(木)は、西日本から東海・北陸は、

西から次第に雨となり、雷を伴う所もあるでしょう。
関東から東北は概ね晴れる見込みです。
北海道は、日本海側を中心に夜頃から雲が広がりやすく、
雨や雪となる所があるでしょう。

駿河湾&富士山
大岩壁に挑む
 クライマーたち
大岩壁の頂

             海底火山が生んだ景観 
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                伊豆三山

〇ガイド 鈴木達志さん

静岡の隣り、神奈川県に生まれ育った鈴木達志さん。
高校生の頃岩登りに夢中になり、伊豆にも足しげく通うように。
そしてついにはこの地に移住。
現在はガイドとして活動をしています。

*撮影:11月下旬

前回はクライマーさん達が集まって来て、
トレーニングをしている所までの紹介でした。
今回はロッククライミングの歴史の紹介から始めます。

<山旅スケッチ>
 ロッククライミングの歴史

日本でロッククライミングが盛んになり始めたのは、1960年代から70年代。


〇エイドクライミング「人工登攀(はん)」

当時は積極的に道具を使うエイドクライミングが主流でした。

岩の割れ目に鎖を打ち込み、縄梯子(なわはしご)も利用していました。

『岩と雪』1980年

〇アメリカ人クライマー
   ジョン・パーカー

しかし、1980年山岳雑誌の表紙を飾った一枚の写真が流れを大きく変えます。

〇フリークライミング

道具を使わず自らの手と足の力だけで登るフリークライミング。

*滑落に備え ロープ等は身につける

このフリークライミングに多くの人が挑み始めたんです。
そしてここ伊豆三山の城山は、フリークライミングの腕試しの場として人気に。
城山では初心者が大岩壁を味わえるサービスもあります。

〇高所作業用 不降器

高所作業用の下降器を使い、岩の壁を下って行きます。

女性の方「凄~い、絶景ですね~」

海底火山から生まれた巨大な岩の壁。
その醍醐味を出来れば直に味わってみたいものです。

二つ目の頂、城山を目指し森の中を進んで行く。

「ここはもう一面の苔ですね~。
 土の上にも苔がビッシリと生えてます。
 雨が多くて温暖な気候なので~、とっても苔が多く生育してますね~」

「こちらがマメヅタ。
 こうちょっと湿ったような所とか~、岩とか~。
 あとは木なんかにもね、え~結構着いてますからね~」

〇マメヅタ

丸くて可愛い。

「あっ、この木もマメヅタが上までね。
 ドレスを着てるみたいですよね?」

ほ~んと、素敵な緑色のドレス。
マメヅタはシダ植物。
樹木や岩の茎を合わせ、くっついて生活します。

標高は300mを超えた。

「城山上部のエリアですね~」

「今は私達が歩いてるのは~、海底火山が、え~隆起して出来た。
 それのいちば~んトップの部分ですね~。
 そしてですね~、また珍しいものがあります。
 こちらはウバメガシという木なんですが~。
 伊豆半島ですとか~、え~暖かい地方のですね~
 海岸沿いに生育する木なんですね~」

〇ウバメガシ
  姥目樫

「ところが~なぜかこの城山の山頂の直下。
 このウバメガシが~、え~群生している。
 これも珍しいんですね~」

  駿河湾

              葛城山
            〇  〇
         発端丈山    
                 〇
                 城山

城山は海から離れていてウバメガシの生育に適した環境ではありません。

「考えられる理由なんですけども、
 え~、ここが隆起する時にですね~、まだ付近は、え~海の海だった。
 え~海水があった。
 その名残りじゃないかという風に考えられているんですね~」

ここにも海底火山だった頃の面影が。

「さぁここが最後のひと登りです。
 間もなく海底火山だった頂に到着しますよ~」

「はい、伊豆三山第二座目、城山に到着で~す」

お疲れ様でした~・

今回は城山に到着した所までと致します。
次回は城山の紹介から始めます。





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