Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④ 


こんばんは!16日(木)は、

西日本は雲が広がりやすく日本海側を中心に雨となる所があるでしょう。
東日本から東北南部では、日本海側は雨となりますが、
太平洋側は概ね晴れる見込みです。
東北北部から北海道は雨となるでしょう。
南西諸島は、雲の多い天気となりそうです。

穏やかな 
 柔の世界
荒々しい
 剛の世界
神々しい夕景

            柔と剛二つの顔を楽しむ
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                筑波山

〇大内征さん

山岳雑誌などで作家として活躍する大内征さん。
全国にある標高1500m以下の山を訪ね歩き、
その魅力や楽しみ方を伝えています。

*撮影:12月初旬

前回は目の前にまたおっきな岩が現われました所までの紹介でした。
今回はいよいよ女体山の山頂を目指します。

〇北斗岩

「この岩は北斗岩(ほくといわ)という岩です。
 まぁ天を突くように聳え立つ、
 まぁそこから天に指し示すその北斗七星とか。
 まぁひいては北極星辺りをね~。
 あの~含んでそういう名が付けられたんだと思いますけども。
 まぁ頑として動かない。
 何かそういう風なねあの雰囲気が、この岩を見ると感じられますね~」

ほんと色んな岩がある、まるで岩のテーマパーク。

「ここからもう最後の急登なんで、頑張って行きましょう」

はい、頑張りま~す。

「ちょっと厳しい所に来たら、手も上手く使ってね、
 手掛かり足掛かりをしっかり確認して登って来てください」

はい。

力強さを感じさせる筑波山の岩場。
目指す女体山の山頂まで、あの一息。

出発して2時間半

ついに。

〇女体山(にょたいさん)
 (祭神 イザナミノミコト)

「こちらが女体山に祀られている女性の神様。
 イザナミノミコト、その社(やしろ)です」

〇女体山(877m)

「はい、877m女体山の山頂。
 お疲れ様でした」

お疲れ様でした~。

「凄いですね~、絶景広がってま~す」

〇霞ヶ浦

「日本で二番目に広い湖、霞ケ浦(かすみがうら)もバッチリ見えてますね~」

陽が沈み始めると。
神々しい程の夕景が~。

「富士山が見えてきましたね~」

〇大内征さん

「まぁ標高1000mに満たない低い山ながらも豊かな自然が合って、
 深い歴史があって。
 そしてこれだけの絶景が楽しめる。
 何度歩いても色んな楽しみ方が出来る。
 まぁやっぱりそれが筑波山のいい所じゃないかな~と思います」

古(いにしえ)より人々が崇め、親しんできた筑波山。
柔らかさと力強さ、二つの顔を堪能した山旅でした。

旅のスタートはつくばエクスプレスのつくば駅から車で30分。
駐車場で大内さんと待ち合わせでした。
登山口は別の方向ですがいきなり寄り道でした。
ちょっといいものとおっしゃっておりました所は?
つくし湖という湖でした。
ここでは筑波山が逆さに映っていまして、逆さ富士ならぬ逆さ筑波でした。
稜線から太陽が上がっていて凄く綺麗でした。
朝8時半に出発しまして、まずは薬王院コースの登山口へ。
雑木林のこの感じが低山らしく、迷い込んで行くような感じでした。
椎尾山薬王院に到着です。
この辺りは椎の木が多く薬王院の見どころの一つだそうです。
こちらにはスダジイが生えていました。
無事の山旅を祈って、椎尾山薬王院でお参りをしました。
こちらのお寺では健脚を願う方がお参りをするそうです。
高さ3m近い仁王像様は鎌倉時代に作られたそうです。
表は紅葉が鮮やかでした。
筑波山は麓の平野部の街の方が気温が低くて、
山の上の方が暖かいそうです。
寄り道したいところにやって来ました。
ここには立身石という巨岩がありまして、
冒険家の間宮林蔵さんが少年期にここで出世を祈ったことで知られています。
急な階段をゆっくり上がって行きますと凄い絶景でした。
眼下に広がります関東平野が見えました。
東京の都心部、ビル群が沢山見えまして、スカイツリーも見えました。
そして富士山も見えました。
男体山の山頂に到着です。
ここはイザナギノミコトという男の神様が祭神として祀られていました。
筑波山を百名山に選びました利油として、
著者深田久弥さんは古来より崇められ、
風土記や万葉集にも登場します歴史の古さを挙げています。
下山に使用しますケーブルカーへと向かいました。
そして、御幸ヶ原(みゆきがはら)に到着しました。
男体山から少し下った所にあります。
土産物店や食事処が建ち並び、観光シーズンには多くの人で賑わうそうです。

2日目

二日目、この日は筑波山の力強い側面に触れました。
まずは筑波山神社でお参りをしました。
その後、白雲橋コース登山口の鳥居から登り始めました。
まずは森の中を進みました。
そして一般的なルートと合流しまして、力強い岩場が始まりました。
このコースの見どころの一つにやって参りました。
弁慶七戻りという巨石が今にも落ちそうかという、
弁慶が何度も何度も躊躇して、七回後戻りしたといわれています岩場でした。
険しい岩場が続きました。
母の胎内潜りという所にやって来ました。
ここを潜りますと新しい自分に生まれ変わるといわれています。
天井が低く、狭かったです。
すると、目の前にまたおっきな岩が現われました。
随分高さがありました。

筑波山は頂が二つありました。
男体山(871m)と女体山(877m)です。
日本百名山の中でも最も低いのですが、
途中書かせていただきましたが山の上の方が気温が高いという稀な山でした。
植物もありましたし、神社やお寺もありました。
間宮林蔵さんにゆかりのある山でもあります。
最も低い筑波山から最も高い山の富士山も眺められます。
筑波山は上の部分は岩が多いです。
岩を御神体にしている筑波山、納得出来ました山旅でした。





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