Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④ 


こんばんは!21日(火)は、西日本では雨の降る所が多く、

九州や奄美では雷を伴って激しく降る所がある見込みです。
東日本の日本海側は概ね晴れるものの、
太平洋側では雲が広がりやすく所によりにわか雨があるでしょう。
北日本は概ね晴れる見込みです。
沖縄は晴れ間もありますが雲の多い天気となって、
所によりにわか雨があるでしょう。

秋の彩りに
   心躍る
山肌と紅葉の
 コントラスト
圧巻 岩の稜線
日本海の
 大パノラマ

             白波望む 秋の峰
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               鳥取 大山

*この番組は2022年1月に放送したものです

〇写真家 柄木孝志さん

18年前、大阪から移り住んできた柄木孝志さん。
大山に魅せられ、写真をはじめ写真集を出版。
春夏秋冬、様々な時間帯に大山を撮影し、その美しさを伝えています。

*撮影:11月上旬

前回は弓ヶ浜と島根半島が見えました所までの紹介でした。
今回はいよいよ大山頂上を目指します。

〇弓ヶ浜

〇島根半島

雲と海と緑、まさに絶景だ~。

標高は1600mに。

「こちらちょっと来ていただくと~」

うわぁ~、凄~い。

「北壁が今まぁ我々同じ目線で高さで見ているという感じですね」

〇大山北壁

「こう見るといかにそのスケールが大きいのかがよく分かります」

さっき下から見上げた北壁が~目の前に。
大きく削られた山肌、迫力ある~。

この辺りの木は~随分背が低い、何だろう?

「こちらですね~。
 え~国の天然記念物にもなってるダイセンキャラボクです」

〇特別天然記念物
 ダイセンキャラボク

「普通木っていうのは~、あの~幹が1m、2m伸びてから開くんですけど、
 これはもうそこまで立たずに横にずうっと広がっていくんですね。
 で、1本の木からグーっと広がって、
 このようなまぁ、え~キャラボクの群生林を作っていると」

へぇ~、珍しい木なんですね~。

「これ一面、キャラボクの軍制してますね~。
 これだけのロケーションなかなか見れません。
 ここ大山だけの特別な風景の一つですね~、はい」

キャラボクの間を進んで行く。

「あ~もう山頂が見えてきましたね~」

出発して4時間

「さぁ到着です。
 お疲れ様でした~。
 こちらが山頂になりますね~」

ありがとうございました。
大山頂上標高1709m」

「実は~あのピークは、
 え~、1729mの剣ヶ峰(けんがみね)という場所なんですね。
 ただ~あの今は実は縦走路がですね、
 危険性があるということで、あの今は登れないような、
 あの~状況になってますので~。
 え~実際はこちらが山頂と」

   剣ヶ峰(1729m)
    〇

             〇
     大山頂上(1709m)

夕方いよいよ今日のクライマックス。

「あの大山って実は御来光の朝日ばっかり注目されるんですけど、
 実は僕はあの夕陽が凄く好きで。
 ちょうど今まさにガスが抜けて。
 あの弓ヶ浜が見えてきて最高のロケーションになってます」

日本海が赤く染まってる。
登って来た甲斐があったな~。

〇写真家 柄木孝志さん

「やっぱりあの写真家はドラマチックな風景を常に追いかけてますので~。
 え~、途中あのブナ林を歩いて~オレンジや黄色や赤の紅葉間近で見た。
 あ~感動も味わえましたし、山も見れて、え~海も見れる。
 まぁこの大山の価値を改めて知ったようにも思います」

秋、紅葉と海の輝きに満ちた大山。
めくるめく光景を堪能した山旅でした。

旅のスタートはJR米子駅から車で1時間、大山の山並みが見えてきました。
北に聳えますのが主峰大山で、南に連なりますのが烏ヶ山です。
鏡ヶ成キャンプ場前登山口に到着。
こちらで柄木さんと待ち合わせでした。
午前9時出発、新小屋峠から秋の陽に照らされて輝く森を歩きました。
周囲にはブナの木が沢山生えていました。
今度は竹藪です。
出発して1時間、傾斜がきつくなってきました。
標高1200m、尾根に出ました。
烏ヶ山が見えてきました。
鳥が羽を広げているように確かに見えました。
相変わらず道は狭いです。
細くて急な斜面というのが烏ヶ山の特徴だそうです。
標高差50mを一気に登りました。
急でロープを使って上がりました。
歩き始めて2時間、山頂に到着です。
見晴らしは、山肌を埋め尽くす紅葉の絨毯。
その奥に大きな岩の山が見えました。
大山の南壁です。

2日目

博労座の駐車場からスタートです。
午前10時、主峰大山へ向いました。
麓にあります神社の参道を進みました。
こちらの石畳の参道は約800mありまして、
日本一長い自然石の石畳の参道なようです。
沢まで降りて来ました。
金門というパワースポットです。
高さがおよそ30mの切り立った岩壁です。
こちらでは夏至前後の一週間程度に太陽が沈むそうです。
大山ではそこに沈む神秘的な夕陽を神の陽と呼んでいるそうです。
神社の参道に戻って来ました。
大神山神社奥宮で登山の無事をお祈りしました。
こちらが行者谷コースの登山道の入口です。
森は秋真っ盛りで、紅葉の中を縫うように歩きました。
すると綺麗なクロモジの葉が鮮やかに迎えてくれました。
美しく黄色に染まっていました。
歩き始めて1時間余り、ここから視界が一気に開けてきました。
ここが元谷です。
圧倒的な北壁が目の前に聳え立っています。
風と雨に削られました荒々しい岩の壁です。
岩と紅葉のコントラストが鮮やかでした。
ここは夜になりますと迫ってきます北壁と夜の星空が
満点のコントラストで美しかったです
大山の中でも一番星空が美しい場所だそうです。
出発して1時間半、再び森の中へ。
大山は西日本最大級のブナ林だそうです。
大山の周囲に広がりますブナの森はおよそ3000ヘクタールあるそうで、
東京ドーム640個分にあたるそうです。
黄金色の森の中を一歩一歩進んで行きました。
急な登り坂が一気に続いて行きました。
結構傾斜がきつかったです。
きのこが生えていまして可愛かったです。
センボンクズタケ、ムササビタケです。
両方共食用には適さないそうです。
そして赤い実が鈴なりのナナカマドが生えていました。
ナナカマドの実が沢山なっていて、しかも鮮やかですと、
今年は大雪になるそうです。
標高1200mを超えました。
ひたすら階段を登って行きました。
6合目の避難小屋に到着しました。
この辺りは高い木が無くなって、低い木だけになってきました。
そして、見渡す限りのパノラマの風景がありました。
日本海です。
ここからは弓ヶ浜と島根半島が見えました。
ブナの紅葉と大山の北壁と南壁、どちらもとても美しく迫力がありました。
紅葉と岩のコントラストがこんなに美しいとはびっくりでした。
また夜の星空、そして大山から眺める日本海も美しかったです。






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