ゲシュ崩ログ 224 ちいかわ モモンガの設定
- カテゴリ:日記
- 2023/04/04 22:29:13
ちいかわという子供好きするカワイイキャラクターアニメ―ション、子供向けだと思ってまったく見てなかった。でも、よくよく見てみたらこれ名作ですよ。タイタニック位の名作と言えるのでは?なんて思った。ちいかわの主人公たちが魅力的なのはもちろん、ちいかわのサブキャラクター、モモンガ。このモモンガの登場で私はこのちいかわにハマりました。なんですかこのモモンガ??キャラの作りこみがすさまじすぎる。というか、簡単に見逃せないストーリーの奥深さがある。面白過ぎて、子供に見せるつもりが私のほうが「面白いこれ~~~~」と大興奮して子供が「…よかったね…」みたいなドン引きしてた。モモンガ。このキャラクターのあまりの複雑な魅力。
モモンガさんという存在
モモンガさん、この単純明快に小さくてかわいい、そんなきゃらがほにゃほにゃふんわりのほほんほ~んするアニメ。とだけしか思ってなかった、ちいかわの中で、モモンガさんはもうそのちいかわというアニメの対極にいるかのごとく説明も少なく、あまりに暗示的。単純明快な子供向けアニメの灰汁のごとく、美しい庭園に浮き上がるノイズィな存在感。それだけでもすでに人生の厳しさを子供に少し教えているかのような、何か先導的な神秘性すら感じるのに、モモンガさんと「でかつよ」という謎のでかくて醜いモンスターの存在が、さらにこのモモンガさんというキャラクターに底なしのリアリティというか、生き血ほとばしるかの様な生々しい人間臭さが妙な重厚感を持ってこちらに訴えるものがある!このモモンガさんが画面に出てくると、もう何だか人間という生き物の哲学やらリビドーなんかを考えられずにはいられないでしょう!モモンガさんが主に鎧さんにチョッカイ出しまくるところも、何かこうゾっとするというか、こういうのに私は「どうなるの?どうなるの?」と惹きつけられて続きが見たくなるんですよね。続きをもう、リアルタイムでもっと見てみたいです。鎧モモンガの今後…。凄く気になります。モモンガさんが鎧さんとどうなるのか、モモンガさんがどんなハッピーエンドに落ち着くのか、そういうところが凄く気になります。うさぎさんになぜモモンガさんは威嚇されてたのかも気になるし。
でかつよの涙
でかつよとモモンガは体が入れ替わってる説が有力です。体を入れ替える魔法がちいかわの世界には存在していて、ちいかわ達も一瞬体が入れ替わっていた。そんな魔法がある世界で、モモンガはでかつよに「返せ」と言われてる。でもモモンガはうまく逃げ、でかつよは一人涙を流してたたずんでいる。
でかつよは一体何を思って泣いているのでしょうか。モモンガはどうしてあんなに優しいでかつよから何かを強奪したのでしょうか。おそらく体、だと思うのですが、体を奪われたでかつよはいつか、モモンガに体を返してもらえるのでしょうか。体を返してもらったら、モモンガはその後、あの性格であの醜悪な姿になるのでしょうか。ちいかわ世界のモモンガの世界一といっても過言ではないあのかわいい姿かたちだから、モモンガの言動って許されてる感じがしますが、もし、モモンガの絵とでかつよの絵をセリフそのままで絵だけ変えたら、なかなかの地獄というか、うさぎがモモンガを威嚇したのも、鎧がモモンガに塩対応なのも、すごく納得するというか。でもそれは全部「でかつよとモモンガ体入れ替えてる説」という仮説の上での空想なんだけど。それにしても、タイトルが小さくてかわいい、というタイトルなのに、「でかくてつよい」という対極も対極なキャラ、そんなでかつよとモモンガの謎の関係なんかが、もうなんていうのでしょう。かわいいっていうものの成り立ちとか、そもそもカワイイって何だろう?みたいな事とかのその人が意識すらしてないあまりに基盤的な根幹的なというか、そんな人間の本質みたいなものを深く追求して見事に描写してるというか、モモンガとでかつよという小さくてカワイイという世界の中にいる謎のコントラストが、もう大人の私には「めっちゃくちゃ面白いな」としか思えないんですよね。モモンガの謎の度をこした甘えたがりとか。性格が「やさしい」のはずの鎧さんが、なぜかモモンガさんだけに冷たいところとか、なんだこの子供向けにしては考えさせられるものがありすぎるだろというコンテンツを無料配信してくださるアマゾン様にも、この地球に存在させて頂けた大宇宙神にも何かこう、感謝をしたくなる…というか、ちいかわの中にある壮大な人間を見つめる慧眼のようなものに興味は抑えられないんですよ。という風に、子供につられてアニメにハマってしまう、という様なこと、きっとよくありますよね…そうですよね。
でかつよは任侠映画
でかつよというキャラは、もうまんま任侠映画に出てくるキャラなんじゃ?と。ピュアで純粋。流れ星を探して夜空をみながら泣くくらい、もうこのちいかわ世界の誰よりも純粋なんじゃ?っていうピュアピュア。でもそのピュアさが仇となってか、ピュアな人間にありがちな弱い自分を守ろうとして自分をでかくて強い外見にみせてしまうという…まさに任侠映画に出てくる感動パターンと同じですよ。あれ子供に見せていいのかなというキャラ。でもそれは誰の心にもある弱さであり、誰もが自分のなかのでかつよとどううまく生きていくかを考えて生きてるのかもしれない。でかつよのピュアさと弱さ。そして奪われている悲しみ。現代の疲れている社会人に訴えかけるでかつよさんという存在は、でかつよさんが何だか力づくで何かしようとしている事を忘れさせるくらいにピュアな輝きがあり、かわいくないはずなのに、ちいかわ世界でもカワイイと言われても過言ではないピュアな輝きがあると私には思えるんですけどね。