日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2023/04/14 00:28:32
こんばんは!14日(金)は、九州で雲が多く、
午後から雨で雷を伴う所もありそうです。
中国や四国も夕方以降は雨が降りやすくなるでしょう。
近畿から東日本の太平洋側は概ね晴れますが、午後は雲が多くなる見込みです。
東日本の日本海側から北日本は雲が多く、にわか雨の所もあるでしょう。
南西諸島は雲が多く、にわか雨の所がありそうです。
早春の柔らかな陽光
見つけた春の息吹
澄んだ空気が生む光景
芽吹き始める命
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大岳山・御岳山
*この番組は2021年3月に放送したものです
〇福島和可菜さん
御岳山の健康大使を務めるタレントの福島和可菜さん。
トレイルランニングで活躍するトップアスリートです。
御岳山はトレーニングの為、週に一度は訪れています。
*撮影:3月上旬
前回はおよそ1kmに渡って続く九十九折(つづらお)りの上り坂の説明と、
登山者やハイカーの方がいる時は道を譲り合う大切さの紹介まででした。
今回はいよいよ日の出さん山頂を目指します。
2日目
「おはようございま~す」
おはようございます。
「や~、よく眠れましたか?」
グッスリでした。
「え~、今からですね~。
この宿坊を出発して~、
日の出山に向かいまして、そこで朝日を見たいな~って思ってます。
行きましょう」
はい。
早朝5時半、宿坊を出発。
「今日は晴れてるので、遠くの街並みも見渡せるんじゃないかな~?」
期待しちゃうな~。
歩くこと40分
「だいぶ眺望もよくなってきました。
この先がもう山頂です」
わぁ~、夜明け前の赤と青のグラデーション。
「まずは山頂、行きましょう」
楽しみ~。
「あ~、着きました~」
〇日の出山(902m)
「日の出山山頂、902m地点です。
1000m無いんですけども、この眺望。
あ~~」
素敵な夜明け~。
「もう少しで日の出なので、待ちましょう」
待ち遠しい~。
スカイツリーが朝焼けに染まってる。
朝日が東京湾のさらに向こう、房総半島から昇ってくる。
「いやぁ~、なかなかこんな綺麗に見える日無いのかなって思います」
「大岳山ですね~、昨日行った」
〇大岳山
「何か見守ってる感じしますよね~?ウフフフフ」
〇御岳山
朝の光に照らし出された御岳山。
神々しいな~。
〇福島和可菜さん
「思い立ったらすぐ御岳みたいな。
パッとやっぱり来れるこの気軽さ、便利さ、
近さっていうのは物凄く魅力だと思います。
ほんとにアップダウンが楽しめる尾根道。
そして富士山までこう見渡せるような絶景。
こんなにバレエティー豊かで~、
魅力が詰まった場所って~、なかなか無いと思います」
東京奥多摩の大岳山と御岳山。
澄んだ空気の中、春の兆しを感じられた山旅でした。
旅のスタートはJR奥多摩駅で福島さんと待ち合わせでした。
午前8時半、JR奥多摩駅からスタート。
駅から歩くこと5分長くて急な階段がありました。
福島さんはこういう階段を見るとワクワクするそうです。
およそ200段、登り切りました。
さらに登り、標高700m程のコナラやアカマツの林へ行きました。
ドングリがありまして、根が出ていました。
秋の間に落ちて、冬の乾燥から自分の身を守る為に
その場に根を張っているのだそうです。
そうすることにより、下から水分を吸い上げて生き残っていけるそうです。
標高は1000m程、大岳山へ続きます鋸尾根を登って行きました。
馬酔木(あせび)という白い花の植物が咲いていました。
小さな鈴が幾つも釣り下がっているみたいに見えました。
この辺りは道幅が狭いので気をつけて歩きました。
両方とも崖で、結構切れ落ちていました。
チャートという堆積岩の一種であります硬い石がありました。
鋸の歯のように見えるので、鋸尾根の名前が付いたそうです。
そして、鎖場がありました。
高さ10m程の鎖場ですが、福島さんはリズミカルに登って行かれました。
グイグイとスピードが半端なかったです。
そして、目の前が開けました。
ちょうど雲取山から繋がります石尾根という尾根で、
目の前が六ッ石山でした。
こちらの六ッ石山は東京で一番高い雲取山に繋がっているそうです。
そして、大岳山の山頂が見えてきました。
急登がで滑りやすい木の根っこがありました。
しばらく行きますと空が抜けました。
標高差900m余り4時間かけて登って来ました。
大岳山山頂に到着です。
天気がとても良かったです。
大岳山からは南に神奈川県に聳えます丹沢がくっきり見えました。
西には奥秩父の山々が。
その奥には雪をいただく富士山が見えまして、神々しかったです。
そして、御岳山へ向かいました。
この辺りは岩場が続きますので、注意して下りました。
大岳山の山頂から15分程下って来ました。
大岳神社がありました。
こちらで今回の登山の無事を願いました。
こちらには狼が祀られておりまして、
畑を荒らします猪などを追い払ってくれるありがたい存在なようです。
大岳山を下ること1時間余り、道が二つに分かれました。
両方とも御岳山に行けるようですが、今回はロックガーデンへ向かいました。
こちらのロックガーデンは、1km程に渡って続く岩の渓谷で、
人気のハイキングコースなんだそうです。
潺(せせらぎ)が心地良かったです。
こちらから見ます岩の勇ましさはダイナミックで迫ってくるようでした。
岩が覆いかぶさってきてるようでした。
水の流れが創り出した岩の庭園の自然の造形は美しかったです。
とても冷たい水の中にヤマメがおりました。
そして、寒い時期から活動をしますナガレタゴガエルもおりました。
冬の間、水の中で冬眠をして2月の終わりに産卵の為、起き出すそうです。
この辺り一帯には、白色と赤色のお花のハナネコノメソウが咲いていました。
沢沿いに咲きます春の訪れを告げる花だそうです。
ロックガーデンを抜けましてしばらく登って行きますと、
武蔵御嶽神社が見えてきました。
凄い立派なお社でした。
福島さんは毎年、その年の始まりには必ずこの武蔵御嶽神社に来て、
お参り、お祓いをしてもらっているそうです。
こちらの武蔵御嶽神社は関東でも有数の山岳霊場として知られる神社です。
昔からみんなここを目指して来ていたそうです。
そして、本殿の後ろ側へとやって来ました。
御岳山に到着です。
歩き続けること7時間、ようやく到着した山頂は神社の中でした。
山そのものが信仰の対象として崇められてきた御岳山です。
その頂に神社が建っておりまして、南には辿ってきました大岳山がありました。
真正面には日の出山が見えました。
御嶽神社のすぐ下には町がありまして立派な宿坊の門がありました。
一日目は駒鳥山荘に宿泊をしました。
1000mに満たない山ではありましたがこのように神聖な山でありました。
動植物も必死に過ごしている山だなと感じました。
そして、今回は春の息吹を感じましたが、
別の時期はまたきっと違う顔になろうであろうと想像が膨らみました。