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かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ292 名古屋科学館で怪奇現象を解決

名古屋市科学館に行ってきた。夫(神)と家族で。子供はまぁまぁ面白そうにしていた。面白そうで何より。多分、子供より私のほうが大興奮して面白がっていた。これでいいのだろうか。科学館に行きたがったのは子供だったから、連れてってあげたのに、連れて行ったほうが面白かったなんて。あっていいのか。ミイラ取りがミイラになるというのとは違うのか。牛にひかれて善光寺的。みたいな。色々な生活に関わる化学の原理を原理だけばびょーっと展開すると、人間は面白いという事がわかりました。不思議ですね。
 あれやこれや、生活の中でこう役立つんですよ~という説明をきくと成程なるほどなものは、生活の中で実際そんな科学の恩恵にあずかった経験のある大人は生活の知識が増える気がして凄く為にもなるし面白いと思った。子供はまだ経験が足りないから、ただなんとなく面白い場所だとしか理解できない。大人のほうが面白いとしか思えない。まぁ、だからと言って子供が面白くない場所では全然なく、面白い場所しかない。

 ホラー話のトリックを名古屋市科学館で科学的に解明できる話

 この前、怖い話に「…誰もいないのに…はっきりと声がしたんです…声が…でも振り返っても誰もいないのに、ハッキリ聞こえたんです…私だけに…」という怖い話を聞いた。その時私は「本当に幽霊っているのかもな」と思った。すぐ不可思議は幽霊と決めつける私。でも、科学館でパラボナアンテナで声を集約して伝達すると遠くまでハッキリと局所的に音声が響き伝わる実験装置があって。私、パラボナアンテナで声が数メートル先まで局所的に聞こえる現象をみて、
「うわ、これ心霊現象とか怪奇現象そのまんまだな。」
と思いました。つまり「…ふり返って誰もいないのに…後ろで声がしたんです…誰もいないのに…」というあの心霊現象って、パラボナアンテナ的な条件がそろって声が反射したり条件がそろう場所の事なんだな~~~~と凄く納得しました。
 と、こういう風に何を見てもすぐホラーな話と結び付けてしまうのですが、あながちこれはなかなか正しい発見だと思いました。幽霊が同じ場所で出るというのも、パラボナアンテナ的な装置によって音声を集約伝播させた場合、聞こえる場所が限定的になるところが、よくあるホラー話と一致しているな、とワクワクが止まりませんでした。幽霊話って、こうやって解決してみるとなんだか、幽霊話のままにしてしまっていたほうがいいくらいあっけなくてつまらないですね。
幽霊の 正体みたり かれススキ
ではないですけど、ただの単純な物理原則だったというだけの現実に、ほっと安心するでもあり、なんの夢も奥行きもないこの現実でしかない現実が寂しいでもある。だからまたまことしやかな幽霊話を聞きたがるのかもしれない。




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