寒露
- カテゴリ:占い
- 2023/10/08 18:15:58
ニコットおみくじ(2023-10-08の運勢)
こんにちは!前線の影響で雲が広がりやすく、
九州から東海は昼頃に雨が降り始める。
関東と北陸も夜は雨。
東北と北海道は晴れる。
沖縄は晴れのち曇り。
【寒露】 かんろ
☆夜が長くなりまして、露が冷たく感じられる頃です。
朝晩の冷え込みがきつくなりますが、
空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。
空を見上げますと、より美しく綺麗に輝く月が見られます。
<概要>
〇寒露
@初侯‐鴻雁来る(がんきたる)
北の方で鴻雁(がん)が繁殖しまして、日本へ飛来して越冬する時期です。
@次侯‐菊花開く(きっかひらく)
旧暦の9月9日前後に菊の花が開花する時期です。
各地で聴く祭等が開催される時期です。
@末侯‐蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
きりぎりすが戸口で鳴く頃です。
虫の声で秋を感じる時期です。
★初雁(はつかり)
その年に初めて訪れる雁のことを「初雁」といいます。
雁は秋に来て春に変える渡り鳥の代表です。
☆菊花開く
ちょうど旧暦のこの時期は9月9日の重陽(ちょうよう)の節句でした。
菊が開花しまして、菊祭りや菊人形等が飾られます。
中庸(ちゅうよう)の節句以後の菊のことを「残菊」といいまして、
季語にもなっています。
★きりぎりす
きりぎりすとありますがこの字は蟋蟀(こおろぎ)と読みます。
ここで出てきますきりぎりすは、こおろぎでもツヅレサセコオロギという
種類だとも諸説あります。
〇寒露の意味
寒露は二十四節気の第17節目です。
「陰寒の気におうて、露むすぎ凝らんとすればなり也」
このような言葉が江戸時代に発行されました暦便覧(こよみびんらん)に
あります。
朝、霧が辺りに立ち込めて空気がひんやりしまして、
息を吸い込むと喉がスウッと冷えるような陰の寒気が朝晩広がる頃です。
〇寒露の時期
二十四節気は日付固定ではありませんので、日付は変動します。
@2023年の寒露
10月8日(日)です。
@寒露期間
10月8日(日)から次の二十四節気の第18節の、
霜降(そうこう)の前日であります10月23日までの
15日ぐらいを指します。
〔寒露の頃の花〕
〇キク
植物名:キク(菊)
学名 :Chrysanthemum
英名 :Chrysanthemum、Mum
科名 :キク科
属名 :キク属
原産地:中国
皇室の御紋にも用いられています菊は奈良時代に中国から伝来しまして、
江戸時代の園芸ブームで品種改良が盛んに行われました。
こうしたキクを「古典菊」と呼びました。
☆地名を冠した名称
・江戸菊
・嵯峨菊
・美濃菊
このように地名を冠してカテゴリーに分けられています。
★洋菊
・スプレーギク
・ピンポンマム
イギリスを中心に欧米で生み出されました小輪で、
沢山の花を付けますキクは「洋菊」と呼ばれています。
☆花弁
・白色 ・黄色
・赤色 ・ピンク色
・オレンジ色
このように花弁の色も様々ですし、花弁の形状も多数あります。
又、服飾の色を合わせましたもの等、数多くの品種があります。
古典菊、洋菊どちらも丈夫で育てやすいのが特徴です。
品評会を目指すも良し、色とりどりの寄せ植えにしても良しと、 様々な楽しみ方が出来ます。
@園芸分類
草花です。
@草丈・樹高
1m程度まで伸びます。
@耐寒性
弱いです。
@耐暑性
やや強いです。
@開花時期
9~11月頃です。
〇フジバカマ
植物名:フジバカマ(藤袴)
学名 :Eupatorium fortunei
英名 :Thoroughwort
科名 :キク科
属名 :ヒヨドリバナ属
原産地:東アジア
@特徴
フジバカマは10月の初旬から開花します多年生の草本です。
そして、万葉集や源氏物語にも登場しますフジバカマ。
乾燥させますと桜餅の葉のような香りがしますが、
剪定したり根を掘ったりしましてもその香りがすることがあります。
地下茎で増えますタイプの草本で、環境が合いますとドンドンと増えます。
そして、秋の七草の一つです。
本来自生していました地域が低地の川沿いの草地に多かった為、
近年は洪水を予防します為の河川改修や護岸工事がされたことによりまして、
自生地の土壌が変化したことから自生出来る地域が激減しまして、
絶滅危惧種のフジバカマではなく、育てやすい近縁種です。
フジバカマの花は小さなピンク色の蕾(つぼみ)が密集するように付いていて、
開花しますと白い花になります。
細長く密集している為、咲き方はまるで線香花火のように見えます。
@園芸分類
草花です。
@草丈・樹高
約50~120cmです。
@耐寒性
強いです。
@耐暑性
強いです。
@花色
薄いピンク色です。
@開花時期
8~10月です。
@乾燥させますと良い香りがする
フジバカマの魅力は花が終わりました後にもあります。
フジバカマは枯れて乾燥させますと爽やかで甘い香りがします為、
古くから香水や入浴剤等に利用されてきました。
〇チャノキ
植物名:チャノキ
学名 :Camellia sinensis
英名 :Tea plant
科名 :ツバキ科
属名 :ツバキ属
原産地:インド・ベトナム・中国
@特徴
チャノキはツバキ科の低木でありますが、
アッサム種等、種類によりまして10mの香木となるものもあります。
葉を加工しますと・・・
・緑茶
・紅茶
・ウーロン茶になることが知られています。
〇寒露を感じる言葉
@十三夜(じゅうさんや)
十三夜は旧暦9月13日に見られます月のことです。
旧暦8月15日の十五夜が終わりました後にきます十三番目の月のことです。
十五夜と十三夜はセットで考えられておりまして、
十五夜のお月見を楽しみましたら、必ず同じ場所でお月見をすべきと
考えられていました。
片方しか月を見ないことは方月見といいまして、
縁起が悪い(忌事)として避けられていました。
問題 この中で寒露の時期に頂くと良い果実はどれでしょうか?
教えてください。
1、石榴(ざくろ)
2、白桃(はくとう)
3、豊水「梨(ほうすい)」
ヒント・・・〇正解の果実
学名:Punica granatum
英名:pomeguranate
★ミソハギ科正解の果実属の一種であります落葉小高木です。
又、その果実のことです。
・イランのザクロス山脈を原産地とした果実です。
日本には鬼子母神の神話とともに平安時代に渡来しました。
当初は薬用として、
現代では花や果実を鑑賞する為、庭に植えられます。
・正解の果実は、実正解の果実と花正解の果実に大別されます。
前者:より一般的な品種で一重の花が咲きまして、
果実は食用になります。
後者:庭園や社寺に見られる品種で、
八重の花を咲かせますが果実は食用には向きません。
・果実も直径約5cmで、9~10月に出来ます。
熟れますと自然に裂け、中から赤い種子が顔を出します。
種皮の外皮はクエン酸やリンゴ酸を多量に含み、
食しますと甘酸っぱいです。
お分かりの方は数字もしくは寒露の時期に頂くとと良い果実を
教えてください。