Nicotto Town


かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ  361 好きなのに既読スルー

凄い時代になったものです。好きな作家から、メールきた。ダイレクトメールというのか。びっくりの時代。

でもよく考えたら、はるかいにしえの時代から、作家さんとその作家さんを崇拝する信者というのは、挨拶くらいはさせてもらえてたのかもしれない。別に私が特別というわけでもなく、「本買ってくれて感謝」というメールがきただけなのだ。それ以上の意味は全くないんですが、あまりにも本人からの文言すぎて、そんな作家から直接感謝メールとかちっとも期待してなかっただけに、驚きのあまり、嬉しさのあまり、感謝のあまり、喜びのあまりに、

好きな人からのメール既読スルーする

という暴挙をしでかしてまっさい中の私。今まで、いやな人からのメール等を、既読スルーするものかと思ってた。でも、あまりの光栄な人、尊い人からメールきた場合も、人間って既読スルーする生き物なんだな。と、自分が崇拝していた作家さんからのメールを既読スルーして学んだ。あまりにも好きすぎると、もうむしろ無視しちゃうツンデレな私。でもさ、「はいはいあなたの本買いました~好きです~これからもファンです~」の一連の十把一絡げの金持ちふと客でもなんでもない私のヲタ芸なんか、向こうはむこうで全く望んでなんかないんじゃないかな。と思うんです。私ごときの「ふぁんでう~」に時間を、お手間をとらせてはいけない…。そういう観点から…

好きな人を既読スルーする…。

という、好きな人にありあまる愛の叫びを一切封印してしまうという事をしている私。小さいころは、好きな作家さんに出会ったら「本好きです~絶対次も買います~」とか言おう言おうとか考えてた。でももう私は大人というかおばさんだった。おばさんになった私が、キャピって好き好き言うのってむこうとしては迷惑ではござらぬだろうか????と、身の程をわきまえた自分、という結果の

好きな人を既読スルーする

という、そんな結果を迎えたのでした。

今まで、既読スルーの憂き目にあうのは、つまらない人物なのかと思ったけれども、あまりの魅力的すぎる存在、心から大好きな存在すぎる人物に対しても、人は、既読スルーするもんだな。と、ちょっとありえない人からメール来た事によって、私は人間の心理の奥深さを、また一つ学んだのでした。

これからだれかに既読スルーされても、「この人もしかして既読スルーするくらい私のこと崇拝してるかもしれん」という可能性を、今後は考える余地ができてしまって、なんだか幸せになれそうです。

推し活が 己のスルーを 緩和する

そんな川柳を読んだりして、作家さんからメールがくるという、メテオとかギガスラッシュくらった後のような自分の混乱を落ち着かせているのでした。それにしても、生きてるとこんなことってあるんだなぁ。生きてみるもんですね。




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