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マムシグサ

ニコットおみくじ(2023-11-20の運勢)

おみくじ

こんにちは!前線が通過する北陸や東北、

北海道は日本海側を中心に雨や雪で、雷を伴う所も。
西日本から関東では概ね晴れ。
沖縄は晴れ。

【マムシグサ】 蝮草 Arisaema serratum

           Arisaema japonicum

☆サトイモ科ナンテンショウ属の多年草で有毒植物です。

<概要>

〇マムシグサ

日本の広範囲に生息する多年草の植物です。
独特な花の形や茎の模様が目を引きます。

筒状の大きな苞(ほう)を持ちます多年草のマムシグサは、
日本の広い地域に自生しています。

*苞・・・葉の変形したもの

〇草丈

約50~60cmです。

〇開花時期

4月~6月です。

〇原産地と日本での自生場所

日本や中国を原産とする野草です。

@日本でよく見られる地域

 北海道から九州地方で、
 起伏のあります山地の谷沿いや人の手が入らない原野の
 湿り気が多い場所に自生しています。

 木々が生い茂りまして陽の当たらない場所は好まずに、
 木漏れ日が差しますような明るい場所を好む傾向にあります。

〇特徴

@葉

 鳥の足を思わせる長足状複葉(とりあしじょうふくよう)になりまして、
 扇状に開きました小葉(しょうよう)が7~15枚程付きます。

 [鳥足状複葉]

  葉の柄(え)や葉柄(ようへい)が3本に分枝(ぶんし)していまして、
  その先に小葉が付いています。

  葉柄が3本に分枝している状態を鳥の足に見立てました用語です。

  ・ヤブガラシ

  ・アマチャヅル

  〔ヤブガラシ〕ブドウ科

   葉面に全く毛が無く、巻き髭も葉の反対から出ています。

  〔アマチャヅル〕ウリ科

   アマチャヅルは葉の全体に細かい毛がありまして、
   巻き髭は葉と茎の間から出ています。

   葉は3~7枚の小葉からなりまして、鳥の足のような形状です。
   そして、黄緑色の小花を多数付けます。
   雄花と雌花は別の株に付きまして、
   花を付けないものが多いので、見かけることはあまりありません。

  これら植物の葉がこのような長足状複葉です。

 葉色は緑色の中に薄っすらと黄緑色の斑と弱い光沢がありまして、
 くっきりとしました葉脈が浮かびます。

 形は細長い楕円形で縁(ふち)が緩やかにウェーブしていまして、
 葉先は尖っています。

@花

 長い茎の先に一つの花を咲かせます。

 筒状の花のように見えるものは変形した葉で、
 「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれます。

 [仏炎苞]

  肉穂花序(にくすいかじょ)を包みます大きな苞のことです。
  花弁のように見えますが、中央にありますのが本当の花です。

              ┃     ┃
     仏炎苞 →   ┃       ┃
            ┃  ┃ーーー┃  ┃
           ┃   ┃   ┃ ←ーーーーー肉穂花序
           ┃   ┃   ┃   ┃
            ┃  ┃   ┃  ┃
             ┃ ┃   ┃ ┃
              ┃ ーーー ┃
              ┃     ┃
              ┃     ┃

  仏炎苞の中に長い花「肉穂花序(にくすいかじょ)」があります。

  [肉穂花序]

   花序の一種です。
   中軸が肥厚して多肉となりまして、その周囲に柄の無い多数の花が
   密生している特殊な形態を持っています。

   ・テンナンショウ          ・ミズバショウ

   ・パイナップル           ・トウモロコシ

   これら等が肉穂花序の例として挙げられます。

  仏炎苞を持ちまして花を咲かせるものにはサトイモ科の植物が多く、
  ミズバショウもその一つです。

  マムシグサの仏炎苞は緑色の中に白い筋があり、
  色は緑だけでなく紫等、自生地の環境により変わる地理的変異の
  性質を持っています。

@雌雄異株(しゆういしゅ)

 花は雌花と雄花に分かれました雌雄異株です。

 [雌雄異株]

  植物の姓によります種の分類です。

  雄の生殖器官と雌の生殖器官を別個体の植物で持っていますものをいいます。 
  
  同一個体が持ちます場合は、雌雄同株(しゆうどうしゅ)といいます。

  雌雄異株の種におきまして、雄の生殖器官を持ちます植物個体を雄株、
  メスの生殖器官を持ちます植物個体を雌株と呼びます。

  動物で雌雄が別の種は、雌雄異体(しゆういたい)といいます。

  又、何かしらの条件で雄に雌の生殖器、
  又は雌に雄の生殖器が出来る雌雄混種(しゆうこんしゅ)というものが
  あります。

  雌雄異株に分類される植物種は、全体の5%しかありません。
  生物上でもとても珍しいです。

 受粉はまず雄花が放ちます花の香りに誘われました蝿(はえ)が、
 苞の中に入ります。
 
 ツルリとしました苞の壁に阻まれて外に出られなくなりました蝿は、
 動き回りました結果、体中に花粉が付きます。

 雄花には一箇所だけ外に出られる穴が開いていまして、
 そこからようやく外に出ました蝿が雌花の中に入りまして、
 花粉を運び、受粉を完了させます。

@性転換

 雄株から雌株へ、又は雌株から雄株へと性転換する植物です。

 性転換は環境に左右される傾向にありまして、
 気温や陽当たり等、程良い生育環境で雄株から雌株に変わりまして、
 反対に雌株が悪い生育環境において抵抗出来る雄株へと変化しまして、
 環境に適応して、種を残します。

@実

 6月以降に花が終わりますとトウモロコシのような粒状の実を、
 肉穂花序に沢山付けます。
 実は艶がありまして、始めのうちは緑色です。
 そして、完熟しますと鮮やかな橙色に変わります。

 ★熟す前の青い状態の実は毒性が強い

  指で潰して汁が出る程完熟していますと、甘みがあり食すことが出来ます。
  しかし、口の中に残ります嫌な青臭さも強いです。

  又、熟す前の青い状態の場合は、
  毒性が強く、食用自体出来ませんので食さないように注意します。

@球根

 大き目のチューリップの球根といいました形をしています。
 土の付いている状態ですと里芋に似て、見分けがつかない程です。

 成長しますと拳大(こぶしだい)になります。
 根っこは球根の下から生えずに球根と茎の付け根部分から
 茎を一周するように生えます。

問題 福岡県飯塚市にある山で10代の男性が「マムシグサ」類の
   果実?を食して食中毒になりました。
   
   口内の痛みと唇の腫れを訴え、入院したことが20日分かりました。
   福岡県は食中毒の疑いがあるとみて、
   詳しいいきさつを調べています。
  
   *RKBオンラインより抜粋

   ??にシュウ酸カルシウムが沈着して?機能を害するとされています。

   ??の人体の臓器名を教えてください。

1、腎臓

2、肝臓

3、膵臓

〇シュウ酸カルシウム CaC₂O₄ (COO)₂Ca

カルシウムのシュウ酸塩で針状の結晶です。
カルシウムや鉄分の吸収を阻害する働きがあります。

ヒント・・・??の臓器

      脊椎動物における泌尿器系の器官です。
      血液からの老廃物や余分な水分の
      濾過及び排出を行い、尿を生成します。
      体液の恒常性の維持を主な役割としています。

お分かりの方は??に入ります人体の臓器名をよろしくお願いします。
           










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