ミズバショウ
- カテゴリ:占い
- 2024/05/30 15:49:55
ニコットおみくじ(2024-05-30の運勢)
こんにちは!九州から関東は午前中に晴れるが、
午後は湿った空気が流れ込み、太平洋側を中心に曇りや雨。
っほく、北海道も曇りや雨。
沖縄は曇りのち晴れ。
【ミズバショウ】 水芭蕉 Lysichiton camtschatcensis Schott
skunk cabbage
☆サトイモ科ミズバショウ属の多年草です。
<概要>
〇草丈・樹高
高さが約10~30cmです。
〇花期
5~7月です。
〇分布
・本州(兵庫県及び中部以北の日本海側) ・北海道
・千島 ・カムチャッカ
・サハリン(樺太) ・ウスリー
これら等に分布しています。
〇人間との関係
雪融けを待ち、純白の仏炎苞(ぶつえんほう)を伸ばした姿は美しく、
絵画や詩歌に数多く取り上げられています。
@仏炎苞
白い部分は花の下から出た特殊な葉にあたり、「仏炎苞」と呼ばれています。
この葉は当然光合成が出来ないので、
花を保護する役目があるともいわれています。
本当の花は中心に立ちます棒状の部分で、
よく観察するとビッシリと小さなマス目があり、
それぞれに黄色い点々があることが分かります。
*中心に立つ棒状の部分・・・このような花の集まりを、
肉穂(すいじょう)花序といいます
★穂状花序
花の付き方の一つで、柄の無い多数の小花を直接付ける花の付き方です。
複数の雌蕊と雄蕊からなり、この花序一つで一つの花となります。
又、仏炎苞に包まれるように咲くのが特徴です。
肉穂花序はサトイモ科に分類される植物に多く見られ、
多肉質で穂のような形をしているので「肉穂花序」とも呼ばれています。
□サトイモ科 Araceae
オモダカ目を構成する科の一つです。
温暖で湿潤な環境を好み、湿地や沼地に生育するものも多いです。
花軸に密集した小さな花(肉穂花序)と、
それを囲むように発達した苞(仏炎苞)が特徴です。
里芋や蒟蒻(こんにゃく)等の食品として重要なものが多いですが、
美しい葉や花を観賞する為に栽培される種も多いです。
◆オモダカ目 Alismatales
単子葉植物の目の一つでオモダカ科をタイプ科するもので、
水草を多く含みます。
又、ほぼ全ての海草がこの目に含まれています。
サトイモ科(4000種以上)や海草のアマモ科等を含みます、
大きなタクソンです。
『タクソン』 taxon
生物の分類において、
ある分類階級に位置付けられる生物の集合のことです。
実はこの六角形状の1マス目が一つの花にあたり、
全体では300個以上の花が集まって出来ています。
点々に見えたものは雄蕊や雌蕊です。
花には蝿(はえ)等の昆虫がやって来ますが、
ミズバショウの花は蜜を出しません。
彼らが何を目的に訪れているのかは現在でも謎のままです。
虫媒花(ちゅうばいか)ではなく、風媒花(ふうばいか)ではと、
このような説もあるが、まだ分かっていません。
☆虫媒花と風媒花(例)
ユリ等の虫媒花は昆虫に合わせて花を開き、
蜜等を用意して昆虫を誘います。
風媒花のシラカンバの花は、花粉を風に乗せて運びます。
花には蝶や蜂等の昆虫に花粉を運んでもらうものがあります。
こうした花は昆虫の活動に合わせて花を開き、
蜜等を用意して昆虫を誘います。
目立つ花弁は昆虫に蜜のありかを教えていると考えられています。
■虫媒花
ユリの花粉が付て、蝶の羽が赤くなりました。
その蝶が別の花を訪れ、花粉の付いた羽が雌蕊に触れます。
このように昆虫を利用して受粉する花を「虫媒花」といいます。
□風媒花
花には鮮やかな色の花弁や甘い蜜を持たないものがあります。
これはシラカンバの雄花の集まりです。
◆雄花
大量の花粉が詰まっています。
こちらは雄花の集まりです。
その為、シラカンバの花は「風媒花」です。
動物に花粉を運んでもらっているのではありません。
この花の花粉を運ぶのは風です。
しかし・・・
雄花に到達出来るかどうかは、風次第です。
その為、大量の花粉を作り、撒き散らす必要があるのです。
花が終わりますと次第に葉は伸び、夏には長さ約1mまでに達します。
この葉が芭蕉の葉に似ていることと、
水湿地に生えていることから「水芭蕉」の名前があります。
初夏から初秋にかけて、果穂が熟してパラパラと種子を落とします。
ミズバショウは有毒植物ですが、
クマ等が果穂を食料にすることもあります。
こうして毎年繰り返し花を付けまして、
中には約40年の寿命保つ株もあります。
北米大陸には日本でアメリカミズバショウと呼んでいる仲間が分布しています。
こちらは仏炎苞が黄色いのが特徴です。
@クマとクマザサとミズバショウ
昨今はクマの食糧が激減しまして、
クマが里山に出没するニュースをよく見ます。
クマは冬眠中に絶食しまして、雌はさらに出産する為、
それを耐える栄養を蓄えたいクマも必死です。
クマの雌は絶食中に出産します。
その間は排泄もしません。
普通ならば体内に毒素が溜まりますが、その対処法も持っています。
☆冬眠前
クマは木の実等の高カロリー、高タンパク質なものを沢山食します。
そのまま冬眠しますと発酵し、毒素が体内に溜まるのですが、
木の実意外に血液浄化や腸内で発生する悪臭物質を作用があるクマザサを、
大量に食して毒素発生を抑えて冬眠直前に松脂を食して、
肛門を塞(ふさ)ぎます。
★冬眠明け
クマはミズバショウの根茎を食します。
ミズバショウの根茎には吐き気や下痢の作用がありまして、
クマはそれを食して体内の毒素を排出します。
さらに大量のクマザサも食して体内を浄化します。
問題 加保坂という場所のミズバショウ自生地は分布の西南限になります。
加保坂がある都道府県を教えてください
[ミズバショウ公園] 正解の都道府県の天然記念物
住所 :養父市大屋町加保(やぶしおおやちょうかぼ)字加保坂58番地
営業時間:9:00~17:00
定休日 :4月中旬~5月は無休
それ以降は要問合せ
料金 :18歳以上:250円 18歳未満:無料 団体割引:なし
1、京都府
2、兵庫県
3、鳥取県
〇大屋町のミズバショウ群落
正解の都道府県では1970年、
大屋町の加保坂(標高:620m)で発見されました。
それまでは岐阜県の蛭ヶ野高原が生育地の南限でした。
蛭ヶ野高原と加保坂は距離が250km離れています。
この為、栽培していたものが逃げ出したのではと考えられていました。
しかし・・・
1万年前の地層からミズバショウ属の花粉が検出、
又、加保坂周辺の地質が蛇紋岩で出来ている為、
植物の生育が悪く、ミズバショウが残りました。
ヒント・・・〇公共交通機関
JR山陰本線「八鹿(ようか)駅」下車。
全但(ぜんたん)バス「大屋」「若杉」「明延」行き。
最寄りは「大屋」で下車。
徒歩約5kmで約90分です。
お分かりの方は数字もしくは加保坂がある都道府県をよろしくお願いします。