土用二の丑
- カテゴリ:勉強
- 2024/08/05 00:31:14
5日(月)は、西日本から東日本では概ね晴れ。
北日本は概ね曇りですが、
ともに午後を中心に雨で、雷を伴って非常に激しく降る所もあるでしょう。
西日本から東日本では土砂災害等に警戒してください。
南西諸島は雲が多く、所により雨か雷雨の見込みです。
【今年の夏休みにしたいことは?】
A、冬瓜のスープを飲みたいです。
【土用二の丑】 どようにのうし
☆「土用二の丑」は夏の土用期間中に2回目に巡ってくる丑の日を指します。
土用期間は毎年7月19日~8月6日で、
二の丑が発生する確率は大体6割ぐらいです。
<概要>
〇2024年の土用の丑の日
@2024年は7月24日(水)と8月5日(月)の「二の丑」
土用の丑の日といいますと、鰻(うなぎ)を食すことで有名です。
スーパーでは鰻が並び「土用の丑の日」と書かれたのぼりが掲げられ、
蒲焼きやうな重等を楽しむ人が増えます。
そんな「土用の丑の五」ですが、毎年日付が変わります。
★鰻の蒲焼き
□蒲焼きという名前の由来
鰻のぶつ切りを串に刺して焼く様子が、
蒲(がま)の穂に似ているから「がま焼き」→「かば焼き」に
転じたというのが定説です。
■現在のような鰻の調理法が考案されたのは江戸時代
元々は鰻を丸のままぶつ切りにして、串に刺して焼くのが一般的でした。
◇江戸初期の元禄時代
鰻を開きまして串に刺して、
脂を落としながら焼き上げる調理法が考案されます。
開いて串に刺しますと、蒲の穂といったイメージではなくなりますが、
「鰻の蒲焼き」という呼び方はそのまま定着しました。
◆現在
細長い魚等を開いて串を打ちまして、
タレを塗りながら照り焼きにする調理法を「蒲焼き」と呼んでいます。
☆うな重
うな重は丼に盛りました白米の上に、
タレをかけて鰻の蒲焼きを乗せた食べ物です。
そして・・・
うな重は、食器として重箱を利用します。
元々は江戸や東京の郷土料理です。
本来のうな重はご飯の上に鰻の蒲焼きを乗せまして、
その上からご飯をいれて鰻の蒲焼きを重ねる食べ物でした。
ご飯と鰻を重ねることがうな重と呼ばれるようになったきっかけです。
今では値が張る為、重ねて提供するお店は少ないです。
鰻は値段の高い料理の印象が根付いています。
実際は使用する鰻の部位によりまして、値段の格差が生じています。
鰻料理はどれも均一的に高い訳ではありません。
具体的には、3つの部位によりまして値段は変化します。
・頭に近い部分 :身が薄く、小骨が多い
・胴体部分 :身が厚い
・尻尾に近い部分:身が薄く、幅が狭い
胴体部分は身が厚く、値段も一番高いです。
つまり・・・
幅が広く身が厚い胴体部分を多く使用する時に、
うな重の値段は高くなります。
重箱は食器が大きい為、うな重は幅が広い鰻を多く使用する必要があります。
そして、鰻とご飯の量も沢山入ります。
多くのお店のうな重には・・・
・並 ・上
・特上 ・松
・竹 ・梅
これら等のグレードが存在しています。
高いグレードのメニューには、鰻の量が多く使用されています。
そして、予算に合わせて美味しい鰻を召し上がることが出来ます。
@土用の丑の日を簡単にいうと「季節の変わり目」
日本では古くから暦に合わせて季節が変わる時に、
特定の料理を食したり、決まった行事をしたりして、
様々な習慣が続けられてきました。
「土用の丑の日」もそんな古くから続く慣習の一つで、暦に関係しています。
〇土用の丑の日
「土用の丑の日」といいますと、
「土用」という言葉の響きから「土曜日」を想像する方もおられる場合もです。
@土用
暦の・・・
・立春 ・立夏
・立秋 ・立冬
これらの直前18日間を表す言葉です。
これらは1年を24等分にして、
それぞれの「節気」に分けた「二十四節気」という暦のことです。
★立秋
この中で「立秋」は現在使用されている太陽暦の8月7日と8日にあたり、
暦の上で空きが始まる日のことを指しますので、
夏の土用はこの立秋の直前になります。
@丑の日
昔は日にちを数える時に・・・
「1・2・3・4・・・」という数字ではなく、
「子・丑・寅・卯・・・」と十二支が使用されていました。
その為・・・
「丑の日」とは十二支の順番で「丑」が巡ってきた日のことを指します。
@土用の丑の日の意味
「土用」と「丑の日」のそれぞれの意味が分かりますと、
「土用の丑の日」の意味が分かります。
つまり・・・
夏の「土用の丑の日」とは、
立秋の前の18日間のうち「丑の日」を指しています。
☆夏の「土用の丑の日」
ちょうど梅雨明けと重なる時期の為、昔から特に重んじられてきました。
■2024年の夏の「土用の丑の日」は2回
・一の丑:7月24日(水)
・二の丑:8月 5日(月)
□2024年の夏の土用
7月19日(金)から土用入りとなりまして、
8月6日(火)に土用明けを迎えまして、8月7日(水)が立秋です。
〇春夏秋冬の土用は干支や季節に因んだ食べ物を食す習慣がある
@夏の土用の丑の日
「う」のつく食べ物が食されまして、
御存知の通り、特に鰻を食すことで知られています。
〇鰻を食す理由
夏の「土用の丑の日」はちょうど暑さが一年の中で最も厳しく、
夏バテになったり、食欲不振になったり、体が疲労しやすくなる時期です。
鰻は栄養価が高く、夏の暑さを乗り切る為のスタミナ補充にもピッタリです。
〇土用の丑の日の鰻以外の食べ物や風習・行事
@土用餅
「土用餅」を食す習慣がある地域もあります。
「土用餅」は潰した小豆で餅米を包んだあんころ餅のことです。
「おはぎ」や「ぼたもち」と区別して「土用餅」と呼ばれています。
@丑湯
夏の「土用の丑の日」には「丑湯」に入る習慣もあります。
「丑湯」は普段のお風呂のドクダミや緑茶、
桃の葉等の薬草を入れて入浴する習わしです。
問題 夏の土用の丑の日は、蜆(しじみ)を食す習慣もあります。
蜆は鰻と同じように滋養がありまして、肝機能を高める働きがあります。
その為、蜆の味噌汁やお吸い物を飲んで、栄養補給をします。
そんな蜆についてですが、
蜆漁獲量ランキング(2019年)で2位の都道府県を教えてください。
<シジミ漁獲量の都道府県別シェア(2019年)>
順位 都道府県 漁獲量(t) 全国シェア(%)
全国 9520 100
1位 島根県 3921 41、2
2位 ここ 2816 29、6
3位 茨城県 1522 16、0
*食品データ館より抜粋
1、東京都
2、静岡県
3、青森県
ヒント・・・〇太宰治さんの小説「津軽」にも登場する、
「十三湖(じゅうさんこ)の蜆」
津軽半島北西部に位置する十三湖は、
白神山地から注ぐ岩木川と日本海が交わる汽水湖で、
ヤマトシジミが生息し、しじみラーメンも有名です。
お分かりの方は数字もしくは蜆漁獲量ランキング(2019年)で、
2位の都道府県をよろしくお願いします。