Nicotto Town



庚申


こんばんは!24日(土)は、北海道から東北北部では、

午前中は雷を伴った非常に激しい雨の降る所もありますが、
午後は次第に晴れ間が広がるでしょう。
その他の地域は雲の多い天気となって、所々でにわか雨や雷雨がある見込みです。
北日本から東日本では落雷や突風等に注意してください。

【あなたの暑さ対策は?】

A、生姜をなるべく摂ることです。

【庚申】 かのえさる こうきんのさる こうしん

☆庚申は干支の一つです。
 干支の組み合わせの57番目で、前は己未で次は辛酉です。
 陰陽五行では十干(じっかん)の庚は陽の金で、
 十二支の申は陽の金で比和(ひわ)です。

 ■比和

 同じ五行が助け合う関係のことをいい、幇(ほう)とも呼びます。

 陽干には幇の力があるが、陰干にはありません。

 地支の幇は団結という形をとり、天干に同じ五行がある場合は根となります。

 ・木幇木:木同士で助け合う

 ・火幇火:火同士で助け合う

 ・土幇土:土同士で助け合う

 ・金幇金:金同士で助け合う

 ・水幇水:水同士で助け合う

 ◇木幇木

  甲は甲を助けます。
  甲は乙をよく助けます。
  乙は甲や乙を助けることが出来ません。

  寅や卯は寅や卯を助け、団結して地支の木の気を強めます。

  甲や乙は、寅や卯に対して幇になりません。

  虎や卯は、甲や乙を助けます。

 ◆火幇火

  丙は、丙や丁を助けます。
  丁は、丙や丁を助けることが出来ません。

  午や巳は午や巳を助け、団結して地支の火の気を強めます。

  丙や丁は、午や巳に対して幇になりません。

  午や巳は、丙や丁を助けます。

 ◆土幇土戌

  戌は、戌や乙を助けます。
  乙は、戌や乙を助けることが出来ません。

  辰は辰や丑をよく助け、湿土が団結します。
  辰と未は弱い団結となります。

  戌は戌や未を助け、燥土が団結します。
  戌と丑は非常に弱い団結となります。
  未や丑は辰や戌を助けることが出来ません。

  辰や戌は、戌や己の根となります。
  未は戌に対しまして弱い幇になりますが、根にはなりません。
  未は己に対し、弱い幇になります。
  丑は戌を助けることが出来ません。
  丑は己に対して弱い幇になりますが、根になりません。

 ◇金幇金

  庚は、庚や辛を助けます。
  辛は、庚や辛を助けることが出来ません。

  申や酉は申や酉を助け、地支の金の気を強めます。

  庚や辛は、申や酉に対して幇になりません。

  申や酉は、庚や辛を助けます。

 ◆水幇水

  壬は、壬や癸を助けます。
  癸は、壬や癸を助けることが出来ません。

  子や亥は子や亥を助け、地支の水の気を強めます。

  壬や癸は、子や亥に対して幇になりません。

  子や亥は、壬や癸の根となります。

  水旺の丑は、壬を助けます。
  水旺の丑は、癸を助けることがあります。

<概要>

〇庚申の日の由来

「庚申の日」は、平安時代に中国から伝来した「庚申信仰」からきています。

人の体内には「三尸(さんし)」という、
3匹の虫が棲んでいると考えられていました。

@三尸

 三尸とは、次の3匹の虫のことです。

 ☆上尸(じょうし)

  人の頭の中に棲み、首から上の病気を起こす虫です。

 ★中尸(ちゅうし)

  人の腹の中に棲み、臓器の病気を引き起こす虫です。

 ☆下尸(げし)

  人の足の中に棲み、腰から下の病気を引き起こす虫です。

 この三尸は人間の体の中にいまして、
 人が死ねば自由になれるので人の寿命を縮めようと常々、
 隙を窺(うかが)っています。

 しかし・・・

 普段は体内から出ることは出来ず、
 庚申の日だけ人が眠っている間に体内から出ていくと考えられていました。

 人が眠りました後に、 
 三尸は天に昇って天帝(閻魔大王)様に人間の悪行を報告します。

 三尸が悪行を報告しますと、閻魔大王様は寿命を縮めます。

 ★青面金剛(しょうめんこんごう)様

  寿命を縮められては大変ですので、
  三尸を食べてしまうとされる青面金剛様を祀ったり、
  庚申の日は寝ずに過ごしたといわれています。

  □青面金剛様

  奇病を流行させる鬼神です。
  
  それを避ける為に、お像を造って祀るようになりました。

  後に中国の儒教と結びつきまして、日本で独自の発展をしていきます。

  日本仏教に取り入れられますが、
  中国やインドには存在しない異色の存在です。

  尚、江戸時代には庚申信仰の本尊となります。

 これを「庚申待(こうしんまち)といいまして、
 寝ずに神仏に祈りを捧げたり、ただ起きてるだけではつまらないですので、
 夜通し和歌を詠んだり、お酒を飲んだり、みんなで集まって大騒ぎをしたりと、
 次第に御祭りへと発展した地域もあるそうです。

 ■庚申待

 庚申の日に神仏を祀りまして、
 徹夜する行事を「庚申待ち」といいます。

 ◇別名:守庚申(しゅこうしん)

  平安貴族は徹夜で詩歌(しいか)や管弦(かんげん)の遊びを催しています。

 それが・・・

 「夜通し酒宴を行う」

 このような風習に変化して庶民に広まりました。

 ~庚申待の明け方に早世した藤原超子様~

 NHK大河「光る君へ」に登場しました藤原兼家公の長女であります超子様は、
 庚申待の明け方、脇息に寄りかかったまま生き途絶えました。
 (985年(天元5年)です。

 その後・・・

 兼家公一門では、庚申の催しを行うことはしませんでした。

 NHK大河「鎌倉殿の13人」に登場のお二人

 ~源実朝(さねとも)公の場合~

 1217年(建保5年)8月15日、庚申の日

 鶴岡八幡宮の放生会(ほうじょうえ)が終わりまして、
 御所にお戻りになられました源実朝公は、
 名月だったので風習に習いまして、和歌の会を催しています。

 ~北条泰時様の場合~

 1237年(嘉禎3年)3月9日、庚申の日

 三代執権の北条泰時様は、
 洪水にも関わらず、風習を守りまして和歌会を催しています。

@三遠(さんえん)

 庚申の使いは猿です。

 悪事を見ない、聞かない、話さないが大事です。

 又、三遠は謹慎の態度を示すものですので、
 「三尸に告げられないように」という願いがあります。

問題 ある都道府県に日吉(ひよし)大社があります。

   比叡山の鎮守で日吉大社は山王(さんのう)として、
   崇め(あが)められてきた社(やしろ)です。

   日吉大社は、猿を神使としています。

   第十八台天台座主である良源(りょうげん)様こと、
   「元三(げんさん)大師」様が詠んだといわれる「七猿の歌」には、
   「見ず聞かず言わざる三つのさるよりも思わざるこそまさるなりけれ」。
   このような歌があります。
   そして、この歌から三猿が出てきたともいわれています。

   日吉大社があります都道府県名を教えてください。

1、神奈川県

2、奈良県

3、滋賀県

ヒント・・・〇日吉大社

      およそ2100年前、崇神(すじん)天皇7年に創祀された、
      全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮です。

      平安京遷都の際は、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、
      都の魔除・災難除を祈る社として、
      又、伝教大師こと最澄様が比叡山に延暦寺とを開かれてより、
      天台宗の護法神として多くの方から崇敬を受けています。

お分かりの方は数字もしくは日吉大社があります都道府県名を
よろしくお願いします。

 

  




アバター
2024/08/25 16:55
こんにちは!お忙しい日曜日の夕方にコメントとお答えをありがとうございます。
とんでもありません、いつもお返事をありがとうございます。
 問題ですが凄いですね、難しくしたのですが。
答えは3番の滋賀県です。
どうもおめでとうございます(祝)
そうですか、私も日吉大社はありませんね。
神奈川県横浜市港北区の日吉に入ったことがありますよ。
 現在、台風10号の影響はいかがですか!?
台風の影響が予報でありそうであれば、どうぞご注意くださいませ。
アバター
2024/08/25 16:08
勉強になります。

答え 3 
関西圏だけど行ったことないです。




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.