国際山岳デー
- カテゴリ:勉強
- 2024/12/11 01:27:58
こんばんは!11日(水)は、
北日本の日本海側から山陰では所々で雪や雨が降り、雷を伴う所もあるでしょう。
その他の地域は概ね晴れますが、南西諸島は雲が多く、夜は雨が降る見込みです。
【国際山岳デー】 こくさいさんがくのひ International Mountain Day
☆この国際デーは、2002年(平成14年)の、
「国際山岳年」(International Year of Mountains)の、
取り組みを踏まえ、定められました。
国際社会が、
山岳地域の環境保全と持続可能な開発について考えることが目的です。
又、総会の会議では「持続可能な山岳地域の発展の重要性」への、
関心を喚起(かんき)する為に、
様々なレベルで行事を行うことが提唱されています。
<概要>
〇「国際山の日」の意味・由来
12月11には「国際山の日」です。
2003年(平成15年)に国際連合総会にて制定されました。
国際デーの一つで、日本語訳では「国際山岳デー」とも呼ばれています。
@目的
山岳地域の発展に着目し、
山岳への関心を高めたり、重要性を喚起したりといったことが主な目的です。
@様々なイベント・キャンペーンを実施
国連さんでは、毎年「国際山の日」にテーマを決定し、
各地域から国際的なレベルまで、
様々なイベント・キャンペーンを実施しています。
〇2021年までの国際山の日のテーマ
・2003年:水源としての山
・2004年:平和
・2005年:観光
・2006年:生物多様性管理
・2007年:気候変動
・2008年:フードセキュリティ(食糧安全保障)
・2009年:山岳地域の災害リスク管理
・2010年:山岳少数民族と先住民族
・2011年:森林
・2012年:山の生活を祝う
・2013年:持続可能な未来へのカギ
・2014年:山の農業
・2015年:暮らしを豊かにする山の幸の普及
・2016年:山の文化:多様性の尊重とアンデンティティの強化
・2017年:山は圧力を受けている:気候、飢餓、移民
・2018年:山は重要である
(水の為、災害リスク軽減の為、観光の為、食料の為、
若者の為、先住民の為、生物多様性の為)
・2019年:若者にとっての山の問題
・2020年:山の生物多様性
・2021年:持続可能な山岳観光
今回は勝手ながら、2004年のテーマ「平和」です。
〇「山(自然)と平和」
世界各地で領土や希少な自然資源を巡り、戦争が続いています。
自然災害とは異なり、
戦争は人類が引き起こす悲劇であり、平和の鍵を握るのも又人類です。
@「コンドル山脈」の領有
南米のエクアドルとペルーは、
長年にわたり「コンドル山脈」の領有を巡って領土紛争を繰り返しました。
★エクアドルのアンデス地域
シエラ(山地)と呼ばれ、
オリエンタル・オクシデンタルの両山脈に分かれて南へ伸びまして、
エクアドルの首都であるキトやクエンカ等の都市が位置します。
キト盆地(海抜約2800m)も古くからの集住地です。
キトで赤道を超えますが、
この付近には4000mを超える稜線の上にチンボラソ(6267m)や、
世界最高の活火山であるコトパクシ山(5897m)等、
沢山の火山が噴出しています。
ペルーからエクアドルにかけての国境付近で、
アンデスは一旦やや高度が低くなります。
ここまでは北アンデスと呼ばれています。
◇北アンデス
高原や肥沃な谷間が点在して、人口密度は高いです。
エクアドルは・・・
・アンデス山地地方(シエラ)
・海岸地方(コスタ)
この2つの地区の勢力が拮抗しています。
◆エクアドル南部
・ポドカルプス国立公園
・ヤクリ国立公園
・プラテアード丘陵生物保護区
これらを含む一帯は「マキ・コンドル生物圏保護区」として2007年に、
カハス国立公園は2013年に。
首都のキトが位置するビチンチャ県一帯は2018年に、
それぞれユネスコの生物圏保護区に指定されました。
カハス国立公園は、2002年にラムサール条約登録地となりました。
☆ペルーのアンデス山脈
海岸沿いの西部山脈とアマゾンに面する東部山脈、
そしてその中間の中央山脈に分かれまして、
それぞれ並行して伸びています。
◆ペルー北部
アンデスの幅は南部に比べればそれ程広くはなく、
カハマルカ等の都市が点在するものの、人口は多くありません。
ペルーにおいてもエクアドルと同じく、
シエラとコスタの対立構造があるものの、
ペルーでは海岸地方の開発が進んでいまして、
大都市の多くは海岸地方にあり、
ペルー人口の半分以上も海岸地方に居住する為、
アンデス山地の経済比重は海岸部に比べて低いです。
◇ペルー南部
南緯15度以南では山脈の幅が広がり、
南緯28度くらいまでは最も幅の広い地区となりますが、
この中でも最も広くなるボリビアでも幅は600km程度しかありません。
この地のアンデスはペルー南部からボリビアにかけて、
高度3500mから4500m辺りに、
広大で平坦な高原であるアルティプラーノ(海抜約4000m)が、
広がっています。
チチカカ湖やポーポー湖が広がりまして、
ボリビアの首都ラパスやインカ帝国の首都だったクスコ等の大都市等、
ボリビアの人口の大半はこの高原に集中しています。
その北には高原や肥沃な谷等、又ペルー第2の都市アレキパがあります。
問題 エクアドルとペルーは3回戦争をしました。
①1941年にアンデス山脈の帰属を巡り、戦争が勃発。
↓
1942年にブラジルのリオデジャネイロで講和条約が締結。
しかし、国境線に付いて明確な合意が出来ず。
②その後、両国はその地域を流れる川(アマゾン川上流)の流域を、
国境とすることで同意。
↓
降水量によって流域が変動した為、うまくいきません。
川そのものが降水量とアンデス氷河の雪解けの量で移動しますので、
うまくいかず。
③1942年以降も500㎢の無人の土地を巡り、戦争。
↓
1995年にペルー空軍はエクアドルの首都であるキトを、
爆撃する作戦を立てていました。
次の文章の中の???に入る言葉を教えてください。
1995年にノルウェーのヨハン・ガルトゥング博士が、
グアテマラでの平和会議で、エクアドルの元大統領と会談します。
元大統領が問題となっている土地について、
「どちらか一国が占有しなくてはならない」とは言っていない。
国境の紛争地帯を共同で管理する???にしてはどうか?と提案。
1998年10月27日、ブラジリアで平和条約が調印されました。
1、保留
2、自然公園
3、半々
ヒント・・・〇???の定義
1、国立〇〇
2、国定〇〇
3、各地域の???
〇〇風景を保護し、利用を促進する為に指定される〇〇です。
こうして国境に共同管理地域が実現しまして、
自由貿易特区も指定され、両国の経済交流に望ましい効果がもたらされました。
お分かりの方は数字もしくは???に入る言葉をよろしくお願いします。
深夜にコメントをありがとうございます。
そうですね、とてつもなく、このような長い戦争でした。
沢山のその他のことがきっとある程でしょうね。
問題ですが2番の自然公園が正解になります。
こうやって、自然を壊さずに、互いの楽しんだりがよろしいですね。
こうなるまでには、沢山の方々の辛抱や我慢等もあったはずです。
いつまでもこの素晴らしい自然公園が継続していくことを心より願っています。
かなり長い争いだったんですね···
答え 2