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正月事始め


こんばんは!13日(金)は、

山陰からの北の日本海側では雪や雨が降り、雷を伴う所もあるでしょう。
東日本太平洋側では夕方頃から雨が降りやすくなり、
山沿いでは雪の降る所もありそうです。
その他の地域も雲が多く、所々でにわか雨やにわか雪があるでしょう。

【正月事始め】 しょうがつことはじめ

☆「正月事始め」はお正月を迎える準備を始める日で、
 一般的に12月13日とされています。

 この日は・・・

 ・煤払(すすばら)い

 ・松迎(まつむか)え

 これら等の習慣があります。

 ■煤払い
 
 正月に年神様を迎える為に、
 1年の汚れを払いまして、清めることが「煤払い」です。

 江戸城で12月13日に煤払いをしていたことから、
 江戸庶民もそれに習いまして、煤払いに精を出しました。

 昔の火種は炭でありましたので、
 天井や壁に付いた煤の汚れを落とすことが重要でした。

 竹竿の先に藁を取り付けた「煤梵天(すすぼんてん)」という道具を使用して、
 高い所の煤を払う習慣がありました。

 ◇煤梵天

  特に神棚や仏壇を掃除する際にこの特別な道具が使用されます。
  
  現代では掃除機やモップ等の道具も併用して、
  効率的に行うご家庭も増えています。

  煤梵天は特に神社や寺院で使用されまして、
  本殿や正門等の高い場所の掃除に使用されます。

 ■松迎え

 門松にする松や御節を調理する為の薪等を、12月13日に採りに行きました。
 これを「松迎え」といいます。

 又、お歳暮を12月13日に贈るのは、
 お歳暮が正月用のお供えのものだったことの名残りです。

 つまり・・・

 「煤払い」や「松迎え」が済みまして、
 年神様やご先祖様を迎える体制が整う頃に届けるという訳です。

 ◇門松

  竹や松、葉牡丹等で作られた正月用の飾りのことを指します。

  新年を祝う目的で飾られまして、
  門や玄関の両脇に対(つい)になる形で置かれることが多いのも特徴です。

  かつては対に置くのは神社のみでありまして、
  一般の家では一つだけ飾るのが通常でした。

  松は・・・

  ・左側に:雄松(黒松)

  ・右側に:雌松(赤松)

  これらを使用するのが伝統的な飾り方です。

  しかし・・・

  現在では、雄松のみを使用した門松が主流となっています。

<概要>

〇正月事始め

元々は旧暦12月8日のことを「事始め」といいまして、
お正月の準備を始める日とされていました。

又、御節(おせち)料理を作る為の薪(たきぎ)や、
門松に必要な松を山へ取りに行く習慣がありました。

しかし・・・

江戸時代になりますと、
12月13日が「鬼宿日(きしゅくび)」という最上の吉日でだったことから、
年神様をお迎えする準備をするのに相応しい日として、
この日を「正月事始め」として、お正月の準備を始める日としました。

*年神様・・・毎年お正月に各家にやってくる、豊作や幸せをもたらす神様

正月事始めは、明治6年(1873年)に日本に新暦が導入された時に、
日付はそのまま引き継がれた為、12月13日のままになっています。

*新暦・・・太陽暦・グレゴリオ暦

@鬼宿日の意味
 
 読み方は・・・

 ・きしゅくび

 ・きしゅくにち

 このようにいいます。

 鬼宿日は「二十八宿(にじゅうはっしゅく)の一つで、
 「鬼宿」にあたる日のことをいいます。

 二十八宿の中では、最上の吉日が鬼宿日といわれています。

 ★二十八宿

  天球(てんきゅう)・地球を西から東に、
  月が地球を一周する間に通過する、28個の星座のことです。

  天球・・・地球を中心として、
       惑星や恒星の位置を評した球体のこと

 中国の周の時代が起源といわれまして、天文学の為に用いられていました。

 *周(しゅう)・・・紀元前1046年頃~紀元前256年

 その後・・・

 中国からインドへ伝わりまして、唐の時代に中国へ逆輸入されました。

 *唐(とう)・・・618年~907年

 そして・・・

 日本にも「宿曜経(すくようきょう)として伝わりまして、
 運命や吉凶を占う為に用いられました。

 鬼宿日には鬼が宿にいて外を出歩かないので、
 鬼に邪魔をされず、何事をするにも良い吉日とされています。

 *ただし、婚姻関係だけは「凶」

 又、お釈迦様の生まれた日が鬼宿日だった為、
 吉日になったという説もあります。

 ☆花祭り「別名:灌仏会(かんぶつえ)」

  お釈迦様は一般的に旧暦4月8日に生まれたといわれていまして、
  日本では新暦にそのまま日付を当てはめまして、
  4月8日にお釈迦様の誕生を祝う花祭りが行われています。

@2024年の鬼宿日

 二十八宿は28日で一巡しますので、
 例えば鬼宿日が4月15日だった場合は、
 28日後である5月13日に又巡って来ることになります。

 ★鬼宿日は必ず金曜日

  日にちは少しずつズレていきますが、
  28は7で割ることが出来ますので、鬼宿日は必ず金曜日になります。

 ☆2024年の鬼宿日

  ・ 1月 5日(金)          ・2月 2日(金)

  ・ 3月 1日(金)          ・3月29日(金)

  ・ 4月26日(金)          ・5月24日(金)

  ・ 6月21日(金)          ・7月19日(金)

  ・ 8月16日(金)          ・9月13日(金)

  ・10月11日(金)          ・11月8日(金)

  ・12月 6日(金)

@鬼宿日にやって良いこと・悪いこと

 ★やって良いこと

  ・宝くじを購入             ・新しい財布を購入、
                       使い始める

  ・引越しをする             ・神社やお寺を参拝する

  ・不動産屋車の購入等の契約       ・ビジネスの購入

  ・夢への第一歩を踏み出す

 ☆やってはいけないこと

  ・結婚                 ・入籍

  ・結納                 ・お見合い

  これら等、婚姻に繋がることは避けた方がよいです。

問題 鬼宿日が仏滅や不成就日(ふじょうじゅび)に重なりました場合ですが、
   鬼宿日の効果は半減するのか?変わらないのか?効果が上がる?のかを、
   教えてください。

1、半減する

2、変わらない

3、効果が上がる

ヒント・・・〇あらゆることに吉日とされている鬼宿日ですが、
       不成就日とは文字通りです。

      @不成就日

       何をしても①結果に終わる日のことを指します。

       ①憎悪の感情を抱かせる様です。
        又、許しがたいや憎らしいの意味もあります。

       一粒万倍日や天赦日のような吉日とは②の意味を持つ〇日で、
       何かを始めるのには③な日です。

       ②基本的には〇であるという意味になりますが、
        明らかに〇であるといった感じで、
        〇という状況を強調する時には、
        真〇という表現を使用します。

       ③向いていないことや適さないことです。
        又、そのさまです。

        ・商売には③な性格

        ・向き③がある
        
        これらの例えがあります。

お分かりの方は数字もしくは鬼宿日の効果についてをよろしくお願いします。


 








アバター
2024/12/15 13:41
こんばんは!快晴の週末日曜日をお疲れ様です。
正午前の多忙なところ、お答えとコメントをありがとうございます。
 素晴らしいですね!答えは1番の半減するです。
よく分かりましたね!どうもおめでとうございます(祝)
 なるほど~、地域や風習により異なることもですが、
スズラン☆さんの所では11月頃から「煤払い」をですか。
コツコツが大事なのですよね。
ためて沢山ですと疲れてしまいますよね?
そうですか、ご近所で門松を飾ることは殆ど見なくなりましたか。
そうですね、我が家もしめ縄は飾りますよ。
お互いに禍がつかずですね。
 本日は気温の上がらない所が多いと予想されていますので、
体調を崩さないように、暖かくしてお過ごしくださいませ。
アバター
2024/12/15 11:56
答え 1かな?

我が家の煤払いは
11月頃からコツコツとやります。
近所で門松をする家は殆ど見なくなりました。
簡易しめ縄は実家は飾ります。




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