紙の記念日
- カテゴリ:勉強
- 2024/12/16 00:15:51
こんばんは!16日(月)は、
西日本や南西諸島では雲が広がりやすく、所によりにわか雨があるでしょう。
東日本の太平洋側は概ね晴れますが、日本海側は雪や雨が降る見込みです。
北日本は日本海側を中心に雪が降るでしょう。
西日本から北日本の日本海側では雷を伴った雪や雨の降る所もありそうです。
【紙の記念日】 かみのきねんび Peper Anniversary
☆12月16日は「紙の記念日」です。
日本初の製紙会社が誕生した日であります。
■抄紙(しょうし)会社が開業した日
*抄紙の定義・・・紙を漉(す)くこと、紙漉き
1875年12月16日、
王子製紙さんの前身である「抄紙会社」が開業しました。
2023年には・・・
「抄紙会社150年ー用紙発祥の地・王子」と題して、企画展が催されました。
展示概要は次の通りでした。
◇展示概要
1、名称 :企画展「抄紙会社150年 ー洋紙発祥の地・王子」
2、会期 :2023年9月16日(土)~12月17日(日)
・前期: 9月16日(土)~11月 5日(日)
・後期:11月 8日(水)~12月17日(日)
3、開館時間 :10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
4、休館日 :月曜日(祝日の場合は閉館)
・ 9月19日(火) ・ 9月20日(水)
・ 9月26日(火) ・10月10日(火)
・10月11日(水) ・11月 7日(火)
・11月24日(金) ・12月 7日(木)
5、会場 :公益財団法人 紙の博物館 さん 4回企画展示室
住所 :東京都北区王子1-1-3(飛鳥山公園内)
電話番号:03-3916-2320
6、入館料 :一般 400円/小中高 200円
*身体障害者手帳、愛の手帳(療育手帳)、
又は精神障害者福祉手帳をお持ちの御本人は無料、
介助の方は半額となります。
7、お問い合わせ先:公益財団法人 紙の博物館 さん 学芸部
山口さん、小嶋さん(展示)、平野さん(広報)
電話番号:03-3916-2320
2023年から遡(さかのぼ)ること150年ー
明治6年(1873年)2月12日、
近代日本経済の父として知られる渋沢栄一さんの提唱により、
抄紙会社が設立されました。
《渋沢栄一(しぶさわえいいち)》さん
1840年3月16日(天保11年2月13日)ー
1931年(昭和6年)11月11日
日本初の実業家であって、慈善家です。
又、明治時代の様々な企業や経営に携(たずさ)わりまして、
「日本資本主義の父」と称される人物です。
〔徳川慶喜(とくがわよしのぶ)公の家臣・幕臣としての働き〕
渋沢家は藍玉の製造販売と養蚕の兼営に加えまして、
米や麦の生産も行う豪農でした。
渋沢栄一さんは幼いころから父に躾(しつ)けられまして、
7歳の時には既に四書五経(ししょごきょう)や、
日本外史を学ぶ程でした。
又、同時に剣術も習いまして、
北辰一刀流(ほくしんいっとうりゅう)の千葉栄次郎さんの道場に入門して、
剣術修行の傍ら、勤皇志士(きんのうしし)と交友を結びます。
その影響もありまして、
尊王攘夷(そんのうじょうい)の思想に染まりました渋沢栄一さんは、
1863年に幕府を倒すという計画を立てました。
しかし、周囲の説得によりまして、中止になります。
その後、京都に出ました渋沢栄一さんは、
平岡円四郎(えんしろう)さんの推挙によりまして、
『一橋(ひとつばし)「徳川」慶喜』公に仕えることになりました。
1866年に徳川慶喜公が将軍になりますと、自身は幕臣となりまして、
フランスやヨーロッパ等の障害国へ渡航しまして、
その先進的な産業や軍備に感銘を受けます。
帰国後、慶喜公から「これからはお前の道を行け」と言われまして、
フランスで学びました株式会社制度の実践等の為に、
1869年に静岡で商法会所を設立します。
その年の10月には大隈重信(おおくましげのぶ)さんの説得により、
大蔵省に入省しました。
*大隈重信さん・・・早稲田大学 さん創始者
〔実業家としての働き〕
入省後に彼が行ったことは、
度量衡(どりょうこう)の制定や国立銀行条例の制定等です。
1872年には紙幣寮の頭に就任しましたが、
予算編成を巡り、大久保利通さんや大隈重信さんと対立しまして、
1873年に井上薫さんと共に退官しました。
退官後すぐに、第一国立銀行の頭取に就任します。
それ以降は実業界に身を置くことになります。
又、その他の多くの地方銀行設立も指導しました。
銀行以外にも麒麟麦酒(現:キリンビール株式会社 さん)、
大日本製糖 さん、帝国ホテル さん等、数多くの企業の設立に携わり、
その数は何と500社以上に及びます。
1887年頃には渋沢栄一さんを慕う経営者等が龍門社 さんを組織し、
昭和初期の会員数は数千名を超えました。
抄紙会社は西洋技術を導入して国内で洋紙を製造する会社で、
現在の王子ホールディングス(株) さん、
日本製紙(株) さんのルーツとなる会社です。
明治8年(1875年)12月16日、
約2年の準備期間を経て、東京都北区王子に工場が開業しました。
工場をきっかけに、
王子地域は東京の一大工業地帯として発展していきます。
抄紙会社は後に王子製紙(株) さん王子工場となりまして、
生産を続けていきましたが、
太平洋戦争末期の昭和20年(1945年)4月に空襲を受けまして、
その後、廃止されました。
戦後、明治初期に大規模な製紙工場を操業したことが評価されまして、
工場跡地に「洋紙は発祥之地」記念碑が建てられました。
問題 明治6年に設立された抄紙会社は、
重複しますが、工場用地を東京都北区王子に決めました。
なぜ?王子にしたかの理由についてですが・・・
次の文章の〇〇に入る言葉を教えてください。
王子は製紙の為の水があり、都市部に近い為、
原料の襤褸(ぼろ)が入手しやすく、
石神井川(しゃくじいがわ)の〇〇に恵まれ、
近代製紙業にとって最適の地でした。
*襤褸 ・・・着古して破れた衣服や使い古しの布、
又、破れたり壊れたりしているもの等
*石神井川・・・東京都を流れる一級河川で、荒川水系支流の一つ
流域延長は25、2kmで、流域面積は61、6km
東京都小平市花小金井南町に源を発します
1、水質(すいしつ)
2、舟運(しゅううん)
3、運搬(うんぱん)
ヒント・・・〇〇〇
川や運河において物資や旅客を運搬する輸送のことで、
河川水運や内陸水運と呼ばれています。
お分かりの方は数字もしくは〇〇に入る言葉をよろしくお願いします。
スズラン☆さん、お忙しいところ、コメントとお答えをありがとうございました。
そうですね、今回のお札ですね。
ああ~、無理もありません。
どうかお気になさらないでくださいませ。
問題ですが、2番の舟運です。
流石ですね!!大正解でおめでとうございます(祝)
海や河から物資が動きますよね?
又、世界の文明でも大河がある所からが多いです。
まだ馴染めなくて、旧札の名前が出てしまいます(〃▽〃)ゞ
答え 2