ゲシュ崩ログ 508 うぐいす豆と黒ゴマのパン
- カテゴリ:日記
- 2025/01/22 07:21:05
パンメゾンリルというパン屋が最近オープンした。おしゃれである。
ハード系のパンはいかにも勉強熱心な人が作ったような、真面目な味わいでした。海外の人も意識したような、そんな本格的なというような。ベーコンエピなんて、教科書どおりの完璧さみたいな味わいでした。価格は激安とはいえないですけど、それ相応の美味しいパンが売っていると思います。
子供と夫と私の三人が口をそろえて「美味しい」と言ったパンは、うぐいす豆と黒ゴマのパン、でした。深めのブラウン色をした、黒ゴマと豆がねりこまれた、甘いパンです。お菓子のように甘いです。しっかりした甘さ。歌詞が大好きな我々家族三人は、菓子パンに舌鼓をうちました。
噛むと外側はパリっカリっとしたクロワッサンよりわずかに固いような、砂糖のコーティングがしてあるような食感。このお店のパンは、ナッツや豆やゴマが、ぜいたくゴージャスに、ふんだんに練りこまれていて、くちいっぱいに小麦粉にアクセントをもたらす食品の食感や味わいがはじけます。黒ゴマが健康になれそうなくらい多いの、嬉しい。子供は、チョコが練りこまれた渦巻のパンも好きだといっていました。とっても甘い、しっかり甘いので、甘いものが好きな人なら好きになるという味でした。
会話を大切に、地域に根差し
このお店にくると、お店の人とのコミニケーションが発生しやすいような気がします。きっと地域に根差し、会話を大切にし、顧客を大切にしていこうという、とてもまじめな人たちなんだろうな…というような、どこまでも正道、王道の真面目なスタンスを感じました。できたばかりのフレッシュな雰囲気というとそうなのかもしれませんが、なんだかこれから伸びていこうという、健全なお店の門出のさわやかさ、すがすがしさに触れ、パンの味というより、とてもひたむきなパン屋の感動にうたれ、また来たくなるってこういう事なのか~と思いました。
会話苦手で冷たいような私
フレンドリーな接客のあるお店が苦手で、できるだけ会話はしなくていい無人レジとかがいいな、と思っている私には、人と人のつながり、あたたかな接客をしてくれるお店で、冷たいお客みたいになってるかもしれない。会話ほとんどしたくないです~という雰囲気丸出しで、せっかく優しくお声がけしてくれる美人なスタッフさんたちと、会話はしないようにしていました。でも子供と夫がお店に行くと、とっても親切に対応してくれたよと伝えてくれました。なんだか私って、嫌なお客だったかな~と自分の冷たいお客ぶりに反省がありました。なぜかスタッフさんが美人ばかりで、美人な人に冷たい態度しかとられた記憶が無い私は、自分がいつのまにか、美人に対して冷たい態度をとっていた事に気づき、なんだかとても猛烈に反省しました。こうしておばちゃんは、イケメンいけめん~とイケメン好き好きいうようになるのか。私もそんな性格もブスなおばさん道に、気が付いたら入っていたのか。若くてきれいな人だからそんな女は嫌う、みたいな最低な生き物に私は…いつのまにか成り下がっているようです。年を取るって嫌だ。自分の若さへの妬みや美人な若い人への劣等感嫌悪感が、沸き起こるのは仕方ないとしても、行動にあらわしてたら大人げないよな~と自分のおぞましいおばさんさを反省するきっかけにもなった、とってもオシャレな都会的なパン屋でした。