美人は美人が主人公に感情移入する

　でも、やっぱりそうなのか、というか。さえない主婦がパっとしない主人公に感情移入するようにできてるのか。美人な人はそんなブスでバカな女がイケメンゲットするワケねーだろ！と思うのだろうか。そもそも、そんなご都合癒し物語を必要としていないようだぞ…というのが、最近発見した美人の人のコメントでそう感じました。癒しですらないのかもしれません。ホンモノの美人には夢が。びっくりです。やっぱり生粋の本物の女、本物の美人として育った美人の女という綺麗なひとは、女の子向け物語のブスでバカでドジだけど幸せイケメンとハッピーエンドなストーリーに「んなわけあるかい」と怒りを感じるらしいのですね。怒り…？どうして…？と、さえない人生の私は、さえない人生で何もかも得る事できないのに、さえない人の為のささやかな夢にすら、「そんな夢なんかしょうもねぇ」とバカにされ、ケチつけられるのか…夢をみることすら、私たちバカブスドジには公然と認められないのか…！？という、なんとも悲しい現実が、現実でした。現実、厳しすぎる。現実世界、どんだけ厳しすぎるのか。莫迦でブスでドジに…(泣)やっぱり美人は世の中で所有物も財産も地位もあるのに人の夢すら踏みにじる権利もあり、美人は無双です。美人は無双家で不美人は夢想家です。ささやかな夢も、踏みにじられても「でもまぁ、美人に言わせたらそうかもね」としかいう事はできない。ああなんて、ブスってどんだけ何もないんだか。人の夢を踏みにじっても「まぁあなたのような美人はそうかもね」で許される美人。現実世界ではイケメンも大富豪もゲットしている美人。なんだかメラニア夫人みたいな最強美人感のある女性が結局、何もかもゲットする美人最強世界なんだろう。ブスだけど大統領夫人って人いなかったような気がする。やっぱり男の人ってイケメンって、美人好きなんだよ。現実はまったく本当に残酷で厳しい。厳しすぎる、と思えば思う程、さえない主人公の物語が自分に優しいと感じてやっぱりハマります。ハマり方が、心酔が強いと自覚のある私は、本当にものすごく現実世界におけるブスの度合いも強いのだろう。なんとも悲しい。まぁ、結婚してるから恋愛しないでいいっていうのが、唯一の私の救いなのかな。ま、結婚してるから別にモテる必要ないし、別に。と思うと、自分に魅力が無い事にあんまりそこまで落ち込んでいない、というのが私の怠けいやしい性格です。自分磨きしなくていいや～と呑気気楽に思ってる私の夫、本当にごめんなさいなのだ。本当に私の夫って、こんな私と結婚してくれてマジ神。時々やっぱり、神？としか思えない事あります。やっぱりそういう意味では、私の人生はもう、墓場暮らしというようなもので、死んだも同然で、こんな怠け者の私を扶養してくれてるだけ、恩返しをせねばと思うので、やっぱりハーレクイン読んで落ち込む事もあるけど、また読んじゃう。面白いし。結婚というものは、私みたいな怠け者にもっと怠ける理由をいっぱい与えるし、美人が美人を維持してるためにしている高額な自己投資とかを知ると、まぁ確かに美人は何も努力も自己投資もせずにのうのうとテレビの前でせんべい食って「この女優がどうだああだ」とか言う専業主婦にむきーてなるかもしれない。まぁ、確かにそうだ。最近夫の前でもノーメイクだし…。ほんとにそろそろ「ババァいいかげんにしろ」って言って捨てられる気がする。マジで捨てられる五秒前。MS5。の緊張感だけは、ものすごく切迫した感情として、けっこう常に持っています。というか、なんで夫は私と結婚しているんだろう？と、結婚した時から謎です。なんでこんなんなのに、結婚したんだか。不思議で謎であり、死ぬまでにわかるのか、謎です。もしかしたら理解しないまま私は死ぬかもしれない。