気が狂うテニス選手スーウェイ。
- カテゴリ:日記
- 2025/04/09 10:02:46
テニスの魔術師、スーウェイという凄い選手がいるそうで。私はテニス知らないんですけど、自分より体格が圧倒的に有利な白人選手に勝つアジア人選手ということで、すごく興味がでて調べたら面白かった。
シャラポワに気が狂うテニスといわしめた。
テニスっていや、筋肉強くて速い球を打てる人が勝つスポーツだと思っていたので、アジア人選手が白人選手に勝てるわけないスポーツだと思っていました。スーウェイ選手という選手は、そんな厳しい逆境の中でもシャラポワに「あんたとヤると気が狂う」って言わせたらしくて、そこで私は彼女に興味を持ったんです。
母親に「お前といると頭おかしくなる」って言われた私
ちょっと前、もう私も成人してだいぶたったいい年した頃に、母親の実家に帰って母親の言ってる事を聞いてたら、「お前といると頭おかしくなる。どっか行って欲しい」って言われた事があって、すごくショックで、いまだにトラウマなんですよね。自分といると精神的におかしくなりそう…っていうのを、母親に言われて。母親というのは、育ててずっと自分を観察してきた存在であり、そんな存在が「お前という人間は人を発狂させる性格がある」と真剣に言ってきたんですよね。何でか理由は教えてもらえなかったんですけど。
でも数年後、スーウェイを知って、スーウェイもシャラポワに「お前といたら気が狂う」って言われたらしいって聞いて、「あああ私と一緒じゃないの」と一瞬でファンになりました。何で気が狂うといわしめるのか。なんでなのか。どの世界でも同じなのか、「お前といたら頭おかしくなりそう」って発言する人は、その理由は発言してくれません。傷付けることだけしか言いません。まるでクイズのように。「私頭おかしくなりそう、さて、あんたにある原因はなんでしょーかっ?」みたいな制限時間の無いクイズを出題されている気分です。
スーウェイはコントロール型
スーウェイのテニスは、ゲームを支配するらしいんですね。相手を上に下にと翻弄するらしい。そこで相手選手は自分のいい個性を発揮できなくなる。それをやられると、一緒にいる人は、「気が狂いそう」ってなるそうです。そうなのか。私は、無自覚に人の個性を発揮する事を抑え込もうとしていたのか。だから私と一緒にいると人は発狂するのか。と、ちょっと反省しました。まぁ、自分の性格とスーウェイのテニスが一緒と同列にしたらいけないかもしれないけど、スーウェイの「個性をださせないテニス」というものには、自分も何だか少し共感するものがありました。私って、人の個性をつぶすというより、こうした方が絶対いいよ、みたいなアドバイスをしがちなところがあるな、と自覚があるので。そういうのって、別に偉そうですよね。何様って感じですよね。確かに、自分でも「もうなんも言わないで黙ってよ」って大人だから最近は黙るんですけど、まだ子供だった時とか、もっと酷かった気がするアドバイス癖。先生でもないのに。そんなウザすぎる性格が私にはある気がする。それが私の母親がいう「人の頭を発狂させる性格」という事なのかもしれません。本当にすみません。私のせいで発狂した人…。でも今まで一度も、当然ですけど狙って人を発狂させようなんて思ってもいないですし、そんな悪魔みたいな人になりたいとも思ってませんけど、私の母親いわく、「お前といたら頭おかしくなる」という事なのです。それが本当かもしれなくて、私は本当に自分のヤバさが怖く、自分って母親でいいのかなと不安になりますね。母親に「お前といたら頭おかしくなる」って言われて。何だか絶望の淵、という場所の名前がぴったりの精神状態に陥りそうになりますね。「お前といたら頭おかしくなりそーなんだよどっか行け」って言われたら。だからこそ、スーウェイが同じ事を言われていて、私にとってスーウェイがまさに希望の星でした。
スーウェイのテニス
テニスってパワーが強い選手が絶対有利なのに、スーウェイは速い球がある選手じゃないんですよね。それなのに、パワー選手に勝てるテニスをするらしく、そういう選手ってテクニック型ですよね。そういうのって確かに、王道じゃないんでしょうね。王道で強い選手は、そういう小賢しいというか、まさに魔術というような言い方をしたくなるような選手なのでしょう。本筋ではない強さは、自分とまったく違う成り立ちをした生物、宇宙人をみた時に感じる恐怖のようなものがあるだろうな、と思います。自分が今まで信じて打ち込んできたパワー型のテニスを、完全に封鎖し丸め込むタイプのテクニックのテニス、それが自分を凌駕してきた…そういう時に確かに、自分の立場を根底から崩されるような恐怖、絶望感、自分という人間の魂の否定のような、そんな存在を揺るがすような生物の本能的恐怖もあるでしょう。そういうのって確かにわかる。自分より何もかも強い凄い人に出会うと、「なんだコイツ…脅威でしかない」と思って嫌うんじゃないかな。と自分もそう思うので。スーウェイの強さって、そういう圧倒的強者に感じるものに通じる、「謎」という恐怖をはらんだ強さなんだろうなと思います。スーウェイが圧倒的強者ではない事は明確なんですけど、でもなぜ圧倒的強者でもないのに強いのか。その「謎」こそが、スーウェイの恐ろしさ、「発狂しそう」という強さなのではないかと思います。人間って、全部把握しているウイルスとは戦う希望が持てるけど、まったく未知のウイルスと言われると、致死性が低くても恐怖したり戦意喪失もするでしょうし、そんなものとかかわりたくないというでしょう。未知のウイルスのような、そんな存在がスーウェイと私が言われる「お前といると発狂しそう」というような類似点なんじゃないか…と私は思いました。え…私ってコロナウイルスと似てるのか。自分って、コロナと同じような存在なのか…。いやいや。そんな人の命を奪いまくってる殺人ウイルスと一緒じゃないんですけど、何かこう、純粋な人の肉体に熱をもたらすような、そんな性格が私にはあるんでしょうね。スーウェイがシャラポワに「お前とテニスやりたくない…」と思ったように、私の性格にもどっか大きな欠陥があるのだと思います。だからこそ、母親という普通私の事を愛してるはずの存在が「お前が人の精神を発狂させるタイプなんだ」と言うのではないでしょうか。私の欠点が、自分で自覚できてる部分とできてない部分があるとしたら、すごく怖いです。だからもし、自分の欠点があったら、指摘して「お前のここおかしーわ」って言ってくれる人がいたら、私は本当にありがたいし、感謝してお話を拝聴したいと思うんですけど。自分が心の底から人のアドバイスは感謝してありがたがるタイプなので、人にもしてあげるのが親切なのかなと信じてるところがあるんですよね。だからそれが「うるせーおせっかい」とかそういう嫌味で口の悪い正論ふりかざして人をいじめるなとか、そういう嫌な気分を一緒にいる人に抱えこませてるかもしれません。そういうのって本当に治したいですよね。正論だからって何様でもない私が言える立場にあるのかよって話ですよね。もっと自分の発言には注意して生きていきたいと思うし、だからこそ、注意してくれる人はやっぱりありがたいです。夫も、本当にこんな欠陥人間の私と結婚してくれて感謝しかないです。スーウェイみたいにテニスが強いわけでもないばい菌みたな私と…。本当に夫の心が神様レベルで徳があって感謝っていうか、もう、拝んでます。日常的に。