ミヤマキンバイ
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2025/06/14 17:05:26
ニコットおみくじ(2025-06-14の運勢)

こんにちは!梅雨前線の影響で九州から東北の広い範囲で雨。
九州では激しい雨が降り、土砂災害にも警戒が必要。
北海道は晴れる。
沖縄は晴れ。
【ミヤマキンバイ】 深山金梅 Potentilla matsumurae
*ミヤマキンバイは特定の英語名は持っていない為、
多くの場合、学名で呼ばれます
☆バラ科キジムシロ属の多年草です。
<概要>
〇ミヤマキンバイ
@花期
6月中旬から8月です。
@草丈
約10~20cmです
@和名の由来
高山に咲くキンバイ(金梅)からです。
★金梅
花の色が黄色で、形が梅の花に似ているところからです。
@生息地・特徴
★生息地
高山の礫地(れきち)や草地に生える多年草です。
☆特徴
■葉
光沢のある葉は3小葉(しょうよう)からなりまして、
小葉は卵形で縁に深い鋸歯(きょし)があります。
径約2cmの花が付きまして、
花弁は5枚で、先は凹んでいます。
高山に咲くバラ科のキンバイ系の花では、最も普通に見かける種です。
そして、群生しているのを目にする機会も多いです。
アポイ岳や夕張岳に特産するアポイキンバイとユウバリキンバイは、
本種の変種で、小葉の鋸歯の切れ込みが深いことが特徴です。
@アポイ岳・夕張岳
☆アポイ岳
北海道様似郡様似町にあります、標高810、5mの山です。
日高山脈支稜線の西南端に位置しまして、
一等三角点(点名「冬島」)が設置されています。
山が「幌満橄欖岩(ほろまんかんらんがん)」と呼ばれる、
橄欖岩で出来ている特殊な岩体の為、標高の低さに比して森林が発達せず、
蛇紋岩(じゃもんがん)植物が生育する高山植物の宝庫となっています。
1952年に高山植物帯が、
「アポイ岳高山植物群落」として、国の特別天然記念物に指定されました。
1981年には日高山脈襟裳国定公園の特別保護区となりました。
*日高山脈襟裳国定公園・・・現:日高山脈十勝国立公園
「アポイ岳と高山植物群落」として、日本の地質百選にも認定されている他、
花の百名山、新・花の百名山、北海道百名山にも選定されています。
■アポイ岳の橄欖岩はとても新鮮
橄欖岩は主に橄欖石、直方輝石、単斜輝石という、
3つの鉱物から出来ています。
そのうち、最も多く含まれているのが、オリーブ色をした橄欖石で、
その美しい結晶は8月の誕生石「ペリドット」という宝石になります。
橄欖石の学名である「オリビン」は、このオリーブ色から付けられました。
地下深い所にあった為、緻密でとても重く、
比重(g/㎤)は3、0~3、3にもなります。
橄欖石は地下深くのマントルから上がってくる過程で、
水分と反応して「蛇紋岩」という、
別の岩石に変化してしまうことが多いのですが、
アポイ岳のそれはほとんど変質することなく、地上に現れています。
又、含まれる鉱物の種類や割合の違う様々なタイプの橄欖岩があることから、
マグマがどのようにして出来るのか等、
地下の様子を知る上での貴重な学術標本となっていまして、
「幌満橄欖岩(Horoman-peridotite)の名で世界的に知られています。
★夕張岳
北海道の中央部を南北に走る、
夕張山地の南端に位置する標高1668mの山です。
夕張市と空知郡南富良野町に跨りまして、
山域は北側の芦別岳と共に「富良野芦別道立自然公園」に指定されています。
□花の名山
初夏から夏にかけてのシーズンには全国から多くの登山者が訪れます。
この山独自の固有種の他、
北海道の山岳にあるほぼ全ての高山植物が見られるとされまして、
田中澄江(たなかすみえ)さんにより、
花の百名山及び新・花の百名山に選定されています。
◆田中澄江(旧姓:辻村) さん
1908年4月11日ー2000年3月1日
日本の脚本家で著作家であり、又、東京都中野区教育委員も務めました。
又、山を愛していて「花の百名山」を選んだことでも知られています。
東京と名誉都民であり、夫は劇作家の田中千禾夫(ちかお)さんです。
小学校時代の同級生に川島芳子さんがおられます。
・日本ペンクラブ さん ・日本演劇協会 さん
・日本文芸家協会 さん ・日本放送作家協会 さん
これらの団体の各会員です。
長男の聖夫(たかお)さんの妻は、
画家の三田恭子さんです・
*三田恭子さん・・・日本初の女性刑務所長である三田庸子さんの娘
又、日本に百名山、北海道百名山、一等三角点百名山にも選定されています。
かつてアイヌより、この山に棲む部落があると伝えられていまして、
「カムイシリ(神の山」として恐れられていました。
よく見かける似た花にメアカキンバイがありますが、
花弁の先が丸いことや、小葉の先が3つに分かれていることで、
見分けることが出来ます。
その他、岩場でよく見かけるミヤマダイコンソウは、
葉が丸い腎円形ですので、見分けるのは簡単です。
キンロバイは落葉低木であまり見かけないですし、
花は大きめで、葉は沢山の小さな小葉からなっている点で大きく異なります。
他にも、ウラジロキンバイ、イワキンバイ、タテヤマキンバイ等、
仲間がいますが、あまり見かけることは少ないです。
キジムシロもよく似ていますが、
花期が早いことや小葉が5~9枚と多いことや萼片(がくへん)と比べて、
花弁がかなり長いこと等で見分けることが出来ます。
さらに、キンポウゲ科にもキンバイの名が付く花が沢山ありますが、
キンバイの名が付かない深山キンポウゲが割とよく似ています。
背は高く、葉が細かく裂けていることや花弁に光沢があるので見分けられます。
このように、キンバイ系の花は多種類ありまして、
それぞれ少しずつ異なった個性的な姿をしています。
@ミヤマキンバイを見分ける方法
花径が1、5~2cm、ギザギザな縁の3つ葉が特徴です。
@ヘビイチゴ
よく里山や市街地で見かけるヘビイチゴも、
葉がミヤマキンバイとよく似ています。
ヘビイチゴも同じバラ科キジムシロ属です。
似ていますが、それぞれの生育場所が異なるので間違えにくいです。
問題 ミヤマキンバイの生息地に関してですが、
白馬岳(しろうまだけ)・白馬大雪渓がある県名を教えてください。
1、長野県
2、富山県
3、石川県
ヒント・・・〇白馬岳・白馬大雪渓
ルートですが猿倉(標高1230m)→
白馬尻小屋(標高1557m)→葱平(標高2290m)→
村営白馬岳頂上宿舎(標高2730m)→
白馬山荘(標高2832m)→白馬岳(標高2932m)です。
@猿倉荘 さん
住所 :〇〇県北安曇郡白馬村北域
電話番号:0261-72-4709
白馬岳山頂への最短ルートで入山者も多い、
猿倉登山口に建つ山小屋です。
「登山相談所」も開設していて「代行サービス」の窓口です。
お分かりの方は数字もしくはミヤマキンバイの生息地に関してですが、
白馬岳・白馬大雪渓がある県名をよろしくお願いします。
今回の問題は、げんさんのヒントで調べて分かりました。ありがとうございました。
1、長野県
ですね。
山岳地帯なので、違うんでしょうね。
小さい花は区別が難しいと思いました。
ヘビイチゴは実がならない限り、分からないと思いました。
答え 1