アキシマササゲ
- カテゴリ:グルメ
- 2025/08/15 17:26:54
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こんにちは!九州から関東は高気圧に覆われて晴れ、猛暑日となる所が多い。
北陸、東北、北海道は雲が多く、午前中は雨。
沖縄は晴れ。
【アキシマササゲ】 秋縞ささげ Phaseolus vulgaris L.
Vigna unguiculata
Striped Green Bean
Akishima Sasage Bean
☆マメ科インゲンマメ属の植物です。
<概要>
〇アキシマササゲ
@アキシマササゲは飛騨(ひだ)・美濃(みの)伝統野菜
アキシマササゲはササゲといいましてもインゲンの仲間で、
莢(さや)の表面の緑色の地に紫色の縞模様が入ります。
古くから岐阜県にかつてあった、
大野郡丹生川村(にゅうかわむら)を中心とした、
高冷地の飛騨地方で作られてきた野菜で、
2022年に「飛騨・美濃伝統野菜」に認定されました。
この縞模様は昼と夜の気温差が大きい程、色濃く現れ、
熟した豆自体にも縞模様が入ります。
秋に濃い縞模様が現れることから、
「秋縞ささげ」と呼ばれるようになりました。
★飛騨・美濃伝統野菜
岐阜県内で古くから栽培されている特色ある野菜や果実等のうち、
一定の要件を満たす品目や品種を、
岐阜県が「飛騨・美濃伝統野菜」として認証しています。
□認証要件
1、岐阜県で主に栽培されていること
2、岐阜県の気候風土により特性がみられること
3、古く(昭和20年以前)から栽培され、地域に定着していること
■「飛騨・美濃伝統野菜」認証品目紹介
現在(2023年9月4日時点)で、
32品目(野菜27、果樹5)を認定しています。
◇認証品目一覧
認証品目名 栽培市町村
1、あきしまささげ ・高山市(旧高山市・丹生川村・国府町・上宝村)
・飛弾市(旧古川町)
2、あじめコショウ 中津川市(旧福岡町)
3、きくいも 恵那市(旧岩村町)
4、菊ごぼう 中津川市(旧中津川市・福岡町)
5、桑の木豆 山県市(旧美山町)
6、沢あざみ 揖斐川町(旧春日村)
7、十六ささげ 羽鳥市、本巣市(旧糸貫町)
8、千石豆 岐阜市
9、徳田ねぎ 岐南町
10、西方いも 中津川市(旧加子母村)
11、飛騨一本 ・高山市(旧高山市・丹生川村・国府町・上宝村)
太ねぎ
・飛騨市(旧古川町)
12、飛騨紅かぶ ・高山市(旧高山市・丹生川村・国府町・上宝村)
・飛騨市(旧古川町)
13、まくわうり 本巣市(旧真正町)
14、守口だいこん 岐阜市、各務原(かがみがはら)市
15、わしみかぶら 郡上市(旧高鷲村)
16、堂上蜂屋柿 美濃加茂市
17、弘法いも 本巣市(旧根尾村)
18、瀬戸の筍 中津川市
19、種蔵紅かぶ 飛騨市(旧宮川村)
20、半原かぼちゃ 瑞浪市
21、伊自良大実柿 山県市(旧伊自良村)
22、紅うど 恵那市(旧上矢作町)
23、藤九郎 ・羽島市
ぎんなん
・瑞浪市(旧穂積町)
24、南飛騨富士柿 下呂市
25、高原山椒 高山市(旧上宝村)
26、島ごぼう 岐阜市
27、久野川かぶら 下呂市
28、春日きゅうり 揖斐川町(旧春日村)、旧久瀬村)
29、春日豆 揖斐川町(旧春日村)、旧久瀬村)
30、こんぶり 揖斐川町(旧春日村)
31、春日はるな 揖斐川町(旧春日村)、旧久瀬村)
32、国府なす 高山市(旧国府町)
★ササゲ 大角豆 豇豆 Vigna unguiculata
Black-eyed pea
マメ科ササゲ属の一年草です。
<概要>
□基本情報
ササゲはマメ科ササゲ属のアフリカが原産地の野菜で、
夏の暑さや乾燥、病気にも強く、初心者にも非常に育てやすい野菜です。
日本には大角豆として平安時代から記録が残されて、
豆の皮が破れにくい(腹切れしない)ことから、
武士の間で赤飯の豆として好まれていました。
◆名前の由来
幾つか説がありますが、
莢の先が反り返る形が物を捧げていつように見えることから、
この名が付いたといわれています。
◇料理
ササゲは若莢は天ぷらや和え物、炒め物等、
インゲンと同じように食すことができ、
完熟させた豆を収穫するササゲ豆(大角豆)は、
小豆(あずき)のように赤飯に入れたり、煮豆等にして食せます。
◆様々な種類がある
△十六ササゲ
約30cmになります。
▲三尺ササゲ
50cm以上もの長さになります。
△ササゲの「黒小豆」
沖縄で栽培されている、黒い豆が収穫出来ます。
これらの品種があります。
◆栄養素
ササゲは体内でビタミンAに変換され、
抗酸化作用、免疫力アップ、癌予防等に効果がある、
β-カロテンを多く含んでいて、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、
ビタミンK、食物繊維、カリウム等も多く含まれています。
@岐阜県大野郡丹生川村
☆丹生川の名の由来と地域の変遷
大政奉還に夜廃藩置県に伴い、明治元年この地域は高山県に属し、
明治4年筑摩県の管下に入りました。
明治8年(1875年)3月、筑摩県からの通達により、
大野郡小八賀郷27箇村と吉城郡荒城郷5箇村が合併し、
「丹生川村」が誕生しました。
明治9年8月に丹生川村は現在の岐阜県の管下に入りました。
平成17年2月には国の行政改革による、平成の市町村大合併が行われ、
周辺9市町村とともに、日本一広大な高山市となり、
丹生川村は高山市の一部である、丹生川地域となりました。
@特徴
莢の表面に現れる紫色の縞模様ですが、
アントシアニン系の紫色の野菜の多くがそうであるように、
この色は茹でる等、加熱調理をすると消えて綺麗な緑色になってしまいます。
このことから、地元では「湯上り美人」という呼び名でも、
親しまれています。
問題 アキシマササゲの産地である、丹生川の名前の由来についてですが、
次の文章の???に入る人物名をよろしくお願いします。
丹生川の名「斐太人の 真木流すちょう丹生の川 事は通えど舟ぞ通わぬ」
このような万葉集の???さんの選歌に由来すると伝えられています。
1、山上憶良(やまのうえのおくら) さん
2、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ) さん
3、山部赤人(やまべのあかひろ) さん
ヒント・・・〇??? さん 近江の海夕波千鳥汝が鳴けば心もしのに古思ほゆ
???さんは「歌聖(かせい)」の一人で、
???さんの作品は神話的なスケールで描かれることが多いです。
お分かりの方は数字もしくは???に入る人物名をよろしくお願いします。