しばらくしても、緑色の小さいカメムシみたいな虫はついてまわっていた。気が付いたら、赤いトウガラシが、食害にあったり、実が落とされていた。カメムシのやつ、私がかわいいかわいいって言って育てた赤いトウガラシを、食べやがったのだ。なんて腹がたつのだろう…。と思って、ＡＩに「これなんて虫？絶滅させたいんだけど」って言ったら、ＡＩという知識運営が、「あ～それ、カメムシの仲間のトウガラシによくつく虫ですよ～あはは」って、こっちの怒髪天を衝かんばかりの怒りに全く気が付かないように、ま、そういう事もありますよ、残念残念つぎいきましょ。って軽いノリ。大切に育てた赤トウガラシ、春からずっとめをかけ水やりして肥料まいてせっせと育てたのに、最終的に虫に美味しく食べられてたら、とても悔しい。苛立たしい。怒りがわく。私が食べるはずだったので、食料を横取りされた気がして歯噛みして地団太踏んで悔しがった。なので、ＡＩに「どうしたらいいですか」って聞いてみたら

捕殺

　ＡＩに、「どうしたら自分が育てたトウガラシに虫つかないようになるか」って聞いたら、「捕殺が一番いいですよ。みたらガムテでバシって捕殺」ってＡＩが言っていた。捕殺。丹精込めて育てた作物を、虫が荒らしてるのをみかけたらみかけた瞬間、捕殺したらいい。って言ってました。ガムテでやれば簡単に捕殺できるとのこと。特にこれといって、特別な捕殺道具はいらないとの事。その、緑色で黒と白の反転のあるカメ虫の一種は、ガムテで十分ヤれるとのこと。そうなんだな～と思いました。気持ち悪いけど、ちっさいし、素早くなさそうなので、女の私にも確かにできそうです。ガムテ捕殺。

ネットで覆う

　ほかにも、ネットで作物を覆うとの虫対策法があった。ネットを使えば、風通しもよく実を守れるとのこと。農作物のオールマイティガード。ネット。ネット様様である。ネットがあるから鳥害や虫害から守れて食べられるものって多い気がする。ネットという現代の文明の利器には、頭があがらないし、美味しい食料のために存在してるネット様に大感謝だ。ありがとうです。

カメムシトラップ

　カメムシが好む誘引トラップなるものが存在してるらしく、香りや発光が、カメムシを引き寄せるらしい。そのトラップにひっかかって、死ぬのだそうだ。ゴキブリホイホイのカメムシverって事かな。いつも思ってたけど、ゴキブリホイホイって死に方が即死じゃないからグロい気がしていた。カメムシトラップなるものも、「入口はでかくて出口が狭い」というペットボトルで作る容器に、誘引効果の液体を入れとくと、カメムシが匂いに釣られて勝手に溺れ死ぬという構造らしい。欲が高じて一度入ったら逃げられない場所で、じたばたもがき死ぬというトラップがあるらしい。人間って、けっこう虫に対して残酷な捕殺方法を採用します。が、人生の大切なワンシーズンを捧げて育てた赤トウガラシを横取りしたカメムシに、怒りが沸いてる私は、むしろ苦しんで死ねとか思ってしまいました。虫が一番の私の敵。世の中色んなものと、よくならない景気とか、政治摩擦とか、そういうものと戦う凄い大人もいるのに、私は庭にでる虫と戦っている。それが私のレベルなのだった。

カメムシに効く薬を投与

　カメムシがつかない農薬なるものがあるらしく、そいつをまいとけばいいという方法もあるらしい。カメムシを薬でやっつける方法。知的ですね。

クモを住まわせる

　私が一番やりたいなと思った緑色のカメムシ対策は、カメムシを食べるクモを飼って、害虫駆除するという方法。これは自然のままの対処法で、かつクモを育成する楽しみもあり、いいなぁ。と思った。でも大きな畑での話らしく、家庭菜園では現実的ではないそうだ。残念だった。数匹くらいクモがいつくスペースはある気がしてたけどな。クモが時々育ててたレモンには住んでたので、あながちこれは夢の対処法ではないのでは？と、クモを飼う事に、期待と夢が膨らんだ。いつかやりたいな。とけっこう真剣に考えている。

カメムシの処理方法

　カメムシは、捕まえた後処理が大変だそうだ。死ぬ時強い匂がでるそうで。一番いい処理方法は、「洗剤」で処理することらしい。いい匂の洗剤でやれば匂も気にならないとのこと。処理がいちいち面倒な虫だ。他に、匂いがでるために、冷凍して処理する、火であぶるなどがあるらしい。一番ダメなのは、圧殺で、ティッシュや新聞紙で圧殺したら、とてもクサいそうだ。人間の理性の凝縮した新聞という紙は、カメムシを殺っつけるにはむいてないそうだ。洗剤に落として処理が一番いいらしい。なんだか泡水の中が生命の終わる瞬間だなんて。ちょっと綺麗な優雅な死に方に思えて、なんだかうらやましかった。使う洗剤が高級だったら、高級ないい匂いに満たされて死ねるのか。いいな。カメムシ。って思ってしまった。クサいがゆえに、いい匂いのする死に方を人間に与えられる可能性のある合縁奇縁に満ちた虫であった。