シロサバフグ
- カテゴリ:グルメ
- 2025/12/16 16:42:37
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こんにちは!九州から近畿の太平洋側は晴れるが、日本海側は雨の所も。
東海と関東は晴れる。
北陸と東北、北海道の一部は雨や雪。
沖縄は曇り。
【シロサバフグ】 白鯖河豚
Lagocephalus spadiceus(Richardson,1845)
white-spotted pufferfish
white-spotted blowfish
Half-smooth gorlden pufferfish
☆フグ目フグ科フグ亜科サバフグ属の小魚や甲殻類を捕食する、肉食魚です。
<概要>
〇シロサバフグ
@基本情報
シロサバフグはフグ科サバフグ属の一種で、
かつてはクロサバフグ特別されず、単にサバフグとして扱われていましたが、
尾鰭の形状や棘条突起の分布の違い等によりまして、
別種として扱われるようになりました。
シロサバフグとクロサバフグは、
日本では元々無毒なフグとして、産地では気軽に食されてきましたが、
南シナ海産のクロサバフグから筋肉が弱毒、
卵巣と肝臓に猛毒を持つものが見つかったことから、
現在では食用に出来る部位が筋肉と皮、精巣(白子)のみに規制されています。
又、近縁種のドクサバフグは外見がよく似ていますが、
筋肉や皮等にも強毒を持ちまして、
本来は南アフリカからインド洋、東シナ海に分布する種ですが、
本州の日本海沿岸や太平洋沿岸でも見つかっていまして、注意が必要です。
★3種のサバフグ(シロサバフグ・クロサバフグ・ドクサバフグ)
□シロサバフグ(食用可)
◆特徴(外見・毒性)
・サバフグ属の一種です。
・基本的に無毒で食用として、流通しています。
・体色は明るく白っぽいです。
・クロサバフグより、淡い色をしています。
・背中の小棘(小さなトゲ)の分布で、多種と区別が可能です。
◇注意点
・剥き身で流通することが多いです。
・似た毒フグがいる為、有資格者による処理が必要です。
■クロサバフグ(部分的に毒あり)
◇特徴(外見・毒性)
・シロサバフグに似ていますが、体色がやや黒っぽいです。
・肝臓や卵巣、腸に毒を持つ個体がいます。
・筋肉や皮、精巣は無毒とされています。
◆注意点
・シロサバフグと混同しやすいです。
・食す場合は必ずフグ処理資格者が必要です。
□ドクサバフグ(猛毒・食用不可)
◆特徴(外見・毒性)
・シロサバフグとクロサバフグによく似ています。
・筋肉にも毒がある猛毒種で、食用は不可になります。
・テトロドトキシンを持ちまして、誤食しますと生命に関わります。
△テトロドトキシン(tetrodotoxin,TTX)
化学式C11H17N308で評されまして、
ビブリオ属やシュードモナス属等の一部の細菌によって生産される、
アルカロイドです。
フグ毒の主成分です。
アルカリ性、強酸溶液中で分解しまして、熱には安定です。
テトロドトキシンの化学構造は、
1964年に津田さん、平田さん、R・B・Woodwardさんらによって、
独立に決定されました。
神経や骨格筋の電位依存性は、
Na+チャネルを選択的に阻害することによりまして、
活動電位の発生を抑制しまして、興奮伝導を抑えることによります。
K+チャネルには影響を与えません。
尚、フグのNa+チャネルにはテトロドトキシン結合部位が無く、
テトロドトキシンは作用しません
テトロドトキシンの中毒症状は、
消化管からの吸収が早い為に、30分から4時間程度で、
唇や舌、指先の痺(しび)れ、言語障害、運動失調、
知覚麻痺が現れまして、麻痺が進行しますと呼吸麻痺で死亡します。
テトロドトキシンの成人の致死量は1~2mgと推定されています。
テトロドトキシンは海洋最近のビブリオ属やシュードモナス属の、
複数の最近種が一次生産者であることが知られています。
これらの細菌が産生した毒素は、
生物濃縮によりまして、主にフグの体内に蓄積されます。
フグ以外にも、両生類のカリフォルニアイモリで存在が示されまして、
後にヒョウモンタコやツムギハゼ、
ある種のカエルやカニ、巻貝等、多数の生物中に発見されまして、
自然界に意外に多く、広い分布することが明らかとなりました。
◆外見上の識別ポイント
・背中の小棘が背鰭基部まで広く分布しています。
・尾鰭が湾曲する形状をしています。
・体長は最大約50cmとやや大型です。
☆シロサバフグは漁獲量が多い
シロサバフグは漁獲量も多く、
産地で剥き身に加工されたものがチルドやスーパー等で販売されています。
そして、安い食材として、居酒屋等、業務向けにも降ろされています。
■株式会社ふく衛門 さん
住所 :山口県下関市彦島西山町4丁目15番18号
電話番号:083-261-2929
事業内容:水産加工、総菜製造販売
◇F-12 ふぐ一夜干し(25尾)【冷凍』
商品番号 fuguhoshi
4800円(税込)
▲一枚一枚手作業でふぐの旨味を引き出す逸品
ふく衛門さんのベストセラー商品、ふぐの一夜干しです。
一枚一枚素早く丁寧に白さばふぐの中骨を除去、
開いて味付けした、手間暇掛けた逸品です。
干すことでふぐの旨味を引き出した、晩酌や食卓のお伴にぴったりです。
☆学名の属名Lagocephalus
ウサギという意味のギリシア語ラゴースに、
頭を意味するケファールを合わせたものです。
問題 シロサバフグが獲れる海域についてですが、
次の文章の〇〇に入る旧国名を教えてください。
〇〇海で、秋に籠(かご)で漁獲される全長約35cmのフグの仲間です。
値段も手頃な為、
地元では「かなとふぐ」として、広く親しまれています。
筋肉以外にも皮膚や精巣等、全身が無毒です。
身は透明感のある白身で、鮮度が良いものは刺身に、
一般的には鍋や味噌汁、唐揚げ、一夜干し等にします。
1、有明
2、筑前
3、豊前
ヒント・・・〇〇〇海でシロサバフグがよく獲れる理由
・分布域の中心で、生育に適した海域です。
・産卵期(5~8月)に沿岸へ集まります。
・餌が豊富で、成長に適した環境です。
・福岡県はフグ漁が盛んで、
@〇〇海
福岡県の北側に広がる海域で、
東側は響灘(ひびきなだ)、西側は玄界灘(げんかいなだ)です。
つまり、響灘と玄界灘の中間に位置しています。
〇〇海は対馬暖流の影響があり、海底地形は浅いです。
アジやサバ、イカ等、多様な魚介類が豊富です。
お分かりの方は数字もしくは〇〇に入る旧国名をよろしくお願いします。

























