納めの不動
- カテゴリ:人生
- 2025/12/28 16:04:43
ニコットおみくじ(2025-12-28の運勢)
こんにちは!高気圧に覆われ、九州から関東は太平洋側を中心に冬晴れ。
北陸から東北、北海道は午前は所々雪や雨で午後は晴れる。
沖縄は雨のち曇り。
【納めの不動】 おさめのふどう
☆納めの不動とは、毎年12月28日に行われる行事で、
一年間の守護に感謝して、御護摩札御守を炎の中にお返しする儀式です。
この日は、神仏との縁を結ぶ特別な日とされて、
信者達は感謝の気持ちを込めてお参りします。
<概要>
〇納めの不動
納めの不動は、その年最後の12月28日に行われる特別な縁日のことです。
不動明王様を本尊とする寺院(成田山さんや目黒不動尊さん)等では、
毎月28日に護摩供養が行われますが、
12月28日は一年の締めくくりとして、特に大切にされています。
@不動明王様の概要
不動明王様は、仏教における明王様の一尊であり、
怒りの表情を浮かべた姿が特徴の仏です。
その厳しい表情とは裏腹に、
根底には「人々を正しい道に導く」という、慈悲の心が込められています。
密教においては大日如来様の化身とされて、
特に真言宗や天台宗を中心に深く信仰されています。
★大日如来様
大日如来様は、密教(真言宗や天台宗)のなかでは、
宇宙そのものを象徴する中心的な仏です。
サンスクリット語のMahavairocana(マハーヴァイロ―チャナ)の訳で、
「大いなる太陽」を意味します。
密教では、あらゆる仏や菩薩の根源であり、
全てを照らし、全てを生み出す存在は宇宙の真理そのものとされています。
□密教
密教とは「秘密仏教」のことです。
密教以外の仏教のことを「顕教(けんぎょう)」といいますが、
顕教ではお釈迦様の教えが言葉や文字で表されています。
つまり、教えが全て解き明かされています。
一方、密教は、お釈迦様が言葉では解き明かせなかった真理を、
全て解き明かした教えだとされています。
悟りの境地は深遠(しんえん)で、
言葉や文字で理解出来るものでは無いと考えます。
そうした言葉や文字では解き明かせない部分が「秘密」でありまして、
その秘密を含む仏教であることから「秘密仏教」です。
◆大乗仏教(上座部仏教)の発展形
仏教は、紀元前6世紀半ばにお釈迦様によって始まりました。
その後、多くの部派に分かれた「部派仏教」の時代を経て、
紀元前後に「大乗仏教」が誕生します。
大乗仏教は、全ての人々を救うという点が特徴でした。
*全ての人を救う・・・誰でも仏になれる
密教はこうした大乗仏教の考えをさらに発展させまして、
誰もが既に仏であると考える点に特徴があります。
その教えは「大日経」と「金剛頂経」という経典へ結実していきました。
◇最高仏は大日如来様
密教において最も最高位の仏は、大日如来様です。
宇宙そのものでありまして、宇宙(万物)の根源としての仏です。
大日経と金剛頂経では、大日如来様によって、そのことが説かれています。
尚、大日如来様自身には知恵を表す「金剛(こんごう)界大日如来」と、
慈悲を表す「胎蔵(たいぞう)界大日如来」の2種の現れ方があります。
大日如来像において、この違いは印の結び方に現れます。
▲金剛界大日如来様
智拳印(ちけん)といいまして
左手の人差し指を立てて、右手で握りまして、胸の前で構えます。
△胎蔵界大日如来様
法界定印(ほっかいじょういん)といいまして、
右手を上に、左手を下に重ねます。
これらを大日如来様像は結んでいます。
◆空海様が2つの密教を統合
大日経と金剛頂経はインドにおいて別々に発展しましたが、
唐へはどちらの経典も流入しました。
そして、これらの2つの経典を受け継いだのが、
唐の僧である、恵果(けいか)様です。
恵果様は弟子が1000人以上いたのにも関わらず、
両方を伝授出来るに相応しい僧がいない状況に直面していました。
そこに現れたのが空海様です。
恵果様はすぐに空海様の能力を見抜きまして、
空海様へ2つの密教を伝授しました。
そして、空海様は2つの密教を統合することに成功したのです。
◇台密(たいみつ)と東密(とうみつ)の違い
密教は最澄(さいちょう)様によっても、
空海様よりも一足早く日本に伝えられました。
▲台密
最澄様が伝えた密教は天台宗で発展したもので、
天台宗の密教を略して台密と呼ばれています。
△東密
空海様が伝えた密教は真言宗を開いた空海様が、
嵯峨天皇から賜った東寺さんを拠点として広められましたので、
東寺の密教を略して東密と呼ばれます。
*東寺・・・後の教王護国寺さん
最澄様は、天台宗の根本経典である「法華経(ほけきょう)」の、
「一条思想(いちじょうしそう)に基づいて、
禅や戒律を取り入れましたが、同時に密教も取り入れました。
*一条思想・・・人は皆平等に仏になれるという教え
しかし、最澄様は密教を充分に学ぶことが出来ず、
持ち帰った密教は不完全でした。
その不完全を補う為に、
最澄様は完全な密教を持ち帰った空海様に、
経典等を貸し出してもらっていましたが、空海様とは程なく決別します。
最澄様は弟子達に、
密教をしっかり学ぶようにとの遺言を遺して、この世を去りました。
そこで、最澄様の死後、円仁(えんにん)様と円珍(えんちん)様は、
唐へ渡って密教を学びます。
そして、日本へ帰国しますと、比叡山を拠点に密教の基盤を強くしました。
*円仁様・・・第三世天台座主
*円珍様・・・第五性天台座主
そして、円仁様の弟子の安然(あんねん)様の頃、台密は完成しました。
その台密では釈迦如来様と大日如来様は同一で、
大日如来様と釈迦如来様は別の名前で呼ばれているだけと唱えます。
お釈迦様は顕教の教主で、大日如来様は密教の教主です。
しかし、両者に優劣はありません。
▲台密
顕教と密教は基本的に同じで、顕密一致だと考えます。
△東密
密教こそが仏教の究極の教えで、
顕教は密教へいたる、中途段階だと考えます。
問題 不動明王様の役割と振興についてですが、
次の文章の???に入る言葉を教えてください。
〇悪を断ち切る力
不動明王様は人々の迷いや???、悪行を断ち切りまして、
正しい仏道へと導く役割を果たします。
その為、厄除けや災難除けの御利益やあるとされまして、
多くの人々に信仰されています。
1、不善(ふぜん)
2、煩悩(ぼんのう)
3、垢離(こり)
ヒント・・・〇不動明王様が断ち切る3つの根本???
@貪(とん)=徳病や執着
利剣(りけん)は執着を断ち切ります。
@瞋(しん)=怒りや憎しみ
憤怒の形相はこの怒りを正しい方向へ変えます。
@痴(ち) =無知や迷い
迦楼羅炎は迷いを焼き尽くします。
お分かりの方は数字もしくは???に入る言葉をよろしくお願いします。





























