クモマスミレ
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2026/08/03 16:40:30
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こんにちは!西日本は晴れて、九州の一部で酷暑日の所も。
東日本は曇りや雨、北日本は大体晴れで、気温は平年より高い所が多い。
沖縄は曇りで、夜は晴れ。
【クモマスミレ】 雲間菫 Viola crassa subsp.alpcola
alpine violet
☆クモマスミレは、スミレ科スミレ属の多年草です。
<概要>
〇クモマスミレ
クモマスミレはタカネスミレの亜種で、
日本のスミレの中でも、最も標高の高い場所に生息する、
極限環境適応型の高山スミレです。
@「タカネスミレの亜種」という意味
クモマスミレはタカネスミレ(Viola crassa)の、
亜種(subspecies)とされています。
★タカネスミレ 高嶺菫
Viola crassa Makino(1905)subsp.crassa
確立した英名無し
(Botanic Gardenも英名はありませんと明記)
タカネスミレは、スミレ科スミレ属の小型多年草です。
<概要>
□タカネスミレ
◆タカネスミレの基本情報
・和名の由来:「高嶺に生えるスミレ」からで、
高山帯の植物であることからです。
・花期 :6~8月です。
・花色 :鮮黄色で、径は1、5から2cmです。
・葉 :厚く光沢がある腎心形(じんしんけい)で、
縁に波状の鋸歯(きょし)があります。
・高さ :5~12cm程の小型多年草です。
◇生育環境
本州北部の高山帯の砂礫地に自生していて、
秋田駒ケ岳や岩手山、薬師岳、焼石岳(やけいしだけ)に分布し、
他の植物が育ちにくい、乾いた砂礫地に群生することが多いです。
◆形態の特徴
地下茎が短く、匍匐(ほふく)して、群落を形成しています。
葉は厚く、光沢があり、濃緑色をしています。
唇弁(下の花弁)が大きく、褐色の条線が入り、
距「きょ(花の後ろの突起)」は太くて約1mmの長さです。
◇保全状況
環境省レッドリストの純絶滅危惧種(NT)にも指定されていて、
一部地域で採取圧が問題とされています。
◆亜種(広義のタカネスミレ)
タカネスミレは広義では4亜種に分かれています。
・タカネスミレ(基本亜種):本州北部の高山帯
・エゾタカネスミレ :北海道の高山帯
・クモマスミレ :北アルプスや中央アルプス
・ヤツガタケスミレ :八ヶ岳特産
☆亜種
同じ種の中で形態や生態、分布が明確に分化した集団ですが、
遺伝的には同種であり、交雑可能なレベルの近縁性を持っていまして、
「種」程大きくは違いませんが、
地理的や環境的に分化した地域型を示す分類階級です。
★クモマスミレが亜種とされる理由
タカネスミレと形態(葉の暑さや花の構造等)がよく似ていますが、
より高標高帯に特化した岩礫地や風衝地に小型化や厚い葉等、
適応した形態していて、分布がより局限的です。
これらの違いが「亜種」として扱われる根拠であり、
つまり、クモマスミレはタカネスミレの、
高山帯特化型の地域集団という意味を持っています。
@「日本のスミレの中で最も標高の高い場所に生息する」意味
クモマスミレは、標高2500から3000m級の高山や、
森林限界より上の岩礫地や風衝地に生育しています。
☆日本のスミレの標高比較
・ニョイスミレ :低地から産地に分布しています。
・オオタチツボスミレ:低地から亜高山帯に分布しています。
・タカネスミレ :高山帯に分布しています。
・クモマスミレ :高山帯の中でも最上部(極限環境)に、
分布しています。
このように、日本のスミレ類で最も高標高に進出した、
最高所スミレという意味があります。
@「極限環境適応型の高山スミレ」という意味
高山帯は植物にとって、極めて厳しい環境です。
★高山の極限環境
・強風(風衝地)
・強い紫外線
・昼夜の激しい寒暖差
・岩礫地のように土壌が乏しい
・生育期間が雪融け後から夏の短期間と短い
☆クモマスミレの適応
・葉が厚く、硬くて光沢があることから、
強光や乾燥、風への耐性があります。
・株が小型で地面に張り付くように生育していることから、
風衝地での生存が可能です。
・根が強く、岩礫に張り出し、貧栄養土壌への適応が出来ます。
・開花期が短いのは、高山の短い夏に合わせた生活史を持っているからです。
このように、クモマスミレは、
高山の極限環境に特化して進化したしたスミレという意味があります。
@基本情報
★花期
高山の為、非常に遅く、7~8月です。
☆草丈
5~10cmです。
★分布
北アルプスや中央アルプスのみに分布しています。
☆環境
森林限界を超えた岩稜タイヤ砂礫地に生息しています。
@生育環境の特徴
標高が極めて高い岩山や砂礫地に生え、
「コマクサ」が咲くような風衝礫地(強風で砂礫が飛ぶ環境)に多く、
岩の割れ目や垂直に近い岸壁の小棚等、土壌がほぼ無い場所にも生育し、
強烈な紫外線と乾燥に耐える為、葉が厚く、硬いです。
@形態の詳細(葉と茎)
葉は厚くて光沢があり、暗緑色をしていて、
葉脈の凹凸が非常に明瞭で、葉身は腎円形(2~4cm)で無毛です。
托葉(たくよう)には必ず鋸歯があり、
地下茎があり、匍枝(ふくし)を出して増えます。
*匍枝・・・植物の茎が地面に水平に伸びる部分を指し、
匍匐茎とも呼ばれています
@花の特徴(多種との識別点)
花色は鮮黄色で、花弁裏は紅紫色を帯びていて、
側弁は無毛で、唇弁は細長く、暗紫色の筋が濃く入り、
距が非常に短く、花柱はタカネスミレとの最大の違いですが、
突起毛がありません。
問題 槍ヶ岳山頂直下の岸壁の小棚や穂先の基部、
槍ヶ岳山荘さんから穂先の間の岩場に咲いているクモマスミレですが、
槍ヶ岳がある地域について、次の文章の〇〇に入る県名を教えてください。
〇槍ヶ岳(標高:3180m)
北アルプス南部の飛騨山脈に聳(そび)える日本で5番目に高い山で、
長野県松本市と大町市と〇〇県高山市の境界にあります。
1、岐阜
2、富山
3、石川
ヒント・・・〇槍ヶ岳山荘さん(標高約3080m)周辺の砂礫地が最も確実
槍ヶ岳山荘さんの北側から東側の砂礫帯や、
岩の割れ目や小棚(クラック)に分布していまして、
実際の観察記録でも「槍ヶ岳山荘さん周辺で複数株確認」が、
多数あります。
@JR高山本線の高山駅から平湯温泉(濃飛バスさん)
所要は約1時間で、運行本数が多く、最も一般的なルートで、
高山駅から直通です。
@平湯温泉から上高地→横尾→槍沢ロッヂ→槍ヶ岳山頂
シャトルバスで上高地まで約25分で、
上高地から槍ヶ岳山頂までは徒歩で約9時間30~40分です。
お分かりの方は数字もしくは〇〇に入る県名をよろしくお願いします。

























