ミヤマダイコンソウ
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2026/08/31 16:45:56
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こんにちは!九州から関東甲信は晴れて、西日本や東海等で猛暑日となる所も。
午後は局地的に激しい雨。
東北と北海道は曇りや雨。
沖縄は曇り。
【ミヤマダイコンソウ】 深山大根草 Geum calthiolium var.nipponivum
calthaleaf evens
☆ミヤマダイコンソウは、バラ科ダイコンソウ属の多年草です。
<概要>
〇ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウは、日本の高山帯に咲くバラ科の多年草で、
花言葉は「忍耐」と「高潔」です。
食用にはせず、薬効も民間伝承レベルに留(とど)まり、
伝説や物語は少ないものの「高山の夏を告げる花」として、
山岳文化に深く結びついています。
@学名の構造と語源
★属名:Geum
属名のGeumはギリシア語のgeuo「ゲウオ(味わうや美味)」に由来し、
ダイコンソウ属の一部の根が薬用として「味わう」ことに関連した、
語源とされています。
☆種小名:calthifolium
calthifoliumは「リュウキンカ属(Caltha)のような葉をもつ」と、
このような意味があります。
葉の形態がリュウキンカに似ることを示す記載的命名です。
■ミヤマダイコンソウの葉
「円形から卵形で浅い鋸歯、やや厚みのある質感」という点で、
リュウキンカの葉と形態的に似ている部分がありますが、
分類学的には全く別物で、似ているのはあくまで外見の一部だけです。
◇ミヤマダイコンソウとリュウキンカの葉が似ているポイント
▲円形から卵型の葉形
両者とも丸みのある葉で、幅広い卵形から円形を持ち、
遠目には「丸葉の高山植物」として似て見えます。
△光沢のある質感
・ミヤマダイコンソウ:やや厚く、光沢があることが多い
・リュウキンカ :強い光沢のある肉厚の葉
どちらも艶のある丸葉という印象が共通です。
▲浅い鋸歯からほぼ全縁
・ミヤマダイコンソウ:浅い鋸歯(ギザギザ)があるが目立たない
・リュウキンカ :ほぼ全縁(ギザギザが無い)
このように縁のギザギザが弱い点で似て見えます。
△葉柄(ようへい)がしっかりしている
どちらも葉柄(葉の軸)が太めで、
「丸い葉がしっかりした柄につく」姿が共通しています。
◆似ていないポイント(識別の要点)
△葉の厚みと質感
・ミヤマダイコンソウ:やや薄く、柔らかい
・リュウキンカ :肉厚で、強い光沢
▲葉の縁の形
・ミヤマダイコンソウ:浅い鋸歯
・リュウキンカ :完全な全縁
△生育環境
・ミヤマダイコンソウ:高山帯の砂礫地
・リュウキンカ :湿気や雪融け水の流れる沢沿い
このように全く異なりますので、現地では混同しにくいです。
★変種名:nipponicum
nipponicumは「日本の」を意味するラテン語で、
ミヤマダイコンソウが日本固有の高山植物であることを反映した命名です。
@和名との対応
ミヤマダイコンソウ(深山大根草)は、
「深山に生えるダイコンソウ」という意味(和名の語源)であり、
ダイコンソウ自体は「葉が大根の葉に似る」ことから命名されています。
@ダイコンソウ属が日本に数種ある理由
ダイコンソウ属は北半球の寒冷から温帯に広く分布する植物で、
日本に複数種が存在する背景に配下の進化史があります。
☆氷期における分布拡大(寒冷化で南下)
氷期には寒冷化が進み、北方系の植物が日本列島まで南下し、
その後、間氷期に再び北へ戻るという「往復移動」が繰り返されました。
この過程で、日本列島が避難地(レフュジウム)になりまして、
複数の系統が残存しました。
★日本列島の地形が多様で隔離が起きやすい
・本州の山地
・北海道の亜寒帯
・南西諸島の亜熱帯
これらの環境差が同じ属でも、
別々の形態や生態へ分化する条件を作りました。
☆地形的に「東アジアの植物多様性ホットスポット」
・気候帯の多様性
・島嶼(とうしょ)構造
・山岳の標高差により、同属内での種分化が起きやすい地域
その結果、ダイコンソウ属は日本に数種が残りました。
@ミヤマダイコンソウが日本固有種である理由
ミヤマダイコンソウは「日本の高山帯」という、
極めて特殊な環境で進化した為、国外に分布しません。
★高山帯は島の中の島のように孤立している
高山帯は標高2000~3000mの限られた地域の、
強風や低温、砂礫地、短い生育期間という特殊条件の環境で、
他の地域と連続していない為、遺伝的交流がほぼありません。
☆氷期後の「取り残され効果」
氷期には高山植物が低地まで降りて広く分布しましたが、
間氷期に温暖化しますと、再び高山へ押し上げられて、
山頂付近に孤立しました。
その孤立した集団が独自に進化して、日本固有の変種になりました。
★日本の高山植物は固有種率が高い
北アルプスや八ヶ岳、大雪山等は氷期の避難地でありまして、
現在の孤立環境が重なりまして、固有種が生まれやすく、
ミヤマダイコンソウもその典型例です。
@開花期
☆地域別の開花期(日本の主要山域)
■北アルプス(長野県と富山県)
開花期は7月上旬から8月上旬で、最盛期は7月中旬です。
代表地は燕岳(つばくろだけ)や八方尾根、立山、乗鞍岳で、
日本で最も大きな群落が見られる地域で、
雪融けが早い尾根では7月上旬から咲き始めます。
□中央アルプス(木曽山脈)
開花期は7月中旬から8月上旬で、最盛期は7月下旬です。
代表地は木曽駒ケ岳や空木岳(うつぎだけ)で、
北アルプスより雪融けが遅く、ピークがやや後ろにずれます。
■南アルプス(山梨県や長野県、静岡県)
開花期は7月中旬から8月上旬で、最盛期は7月下旬です。
代表地は北岳や間ノ岳(あいのだけ)、仙丈ケ岳で、
高山帯の面積が広く、標高差によって咲き始めが大きく変わります。
□八ヶ岳(長野県と山梨県)
開花期は7月中旬から8月上旬で、最盛期は7月下旬です。
代表地は硫黄岳や横岳で、岩礫地の多い硫黄だけでは群落が多く、
北アルプスよりもやや遅いです。
問題 ミヤマダイコンソウを見に行くのに、
最短で群落帯に入れるのが〇勝岳温泉避難小屋の砂礫地ですが、
〇に入る数字を教えてください。
1、五
2、七
3、十
ヒント・・・〇〇勝岳温泉避難小屋
所在地:北海道空知郡上富良野町〇勝岳温泉付近
標高 :約1280m前後
構造 :木造の小型避難小屋(風雪避け用)
〇勝岳温泉避難小屋は「〇勝岳温泉側の小屋」です。
@アクセス
旭川空港から美瑛町、白金温泉、十勝岳温泉(凌雲閣さん)で、
白金温泉から先は山岳道路でカーブが多く、
所要時間は車で約60~70分です。
@〇勝岳の名前の由来
現在の北海道〇勝地方に由来する地名説が最も有力です。
お分かりの方は数字もしくは〇に入る数字をよろしくお願いします。




























